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『鬼滅の刃』作者が好きなマンガの影響を受けた場面たち 「起きろ!攻撃されてる」

マグミクス / 2021年12月14日 7時10分

『鬼滅の刃』作者が好きなマンガの影響を受けた場面たち 「起きろ!攻撃されてる」

■列車のなかで敵の攻撃、伊之助の「ウリィィィィィ」も?

 2021年12月現在、TVアニメ「遊郭編」も絶賛放送中の『鬼滅の刃』。原作者の吾峠呼世晴先生は、「このマンガがすごい!2019」(宝島社)に掲載されたインタビューで好きなマンガとして『ジョジョの奇妙な冒険』『銀魂』『クレヨンしんちゃん』『王様ランキング』『NARUTO』『BLEACH』……など数々の作品を挙げています。

 影響を受けた作品も数えきれないといい、あえてベスト3を挙げるなら『ジョジョ』『NARUTO』『BLEACH』とのこと。そこでこの記事では、この3作品のなかから影響を受けたと感じられる『鬼滅の刃』のシーンを紹介していきます。

※本記事では、『鬼滅の刃』でアニメ化されていない内容を含む記述がありますのでご注意ください。

●『ジョジョ』は設定から小ネタまで影響された部分が満載?

 吾峠先生は好きなマンガについてたびたび公言していますが、特に毎回挙げられているのが『ジョジョの奇妙な冒険』です。ラスボスである鬼舞辻無惨とDIO、呼吸と波紋など、設定としても似ている部分があり、『ジョジョ』の「人間賛歌」の精神も受け継がれているように感じられます。それでは、ジョジョ愛を感じるシーンを具体的に見て行きましょう。

・第56話 「起きろ!攻撃されてる」

「無限列車編」にて、魘夢(えんむ)の血気術で眠らされた炭治郎が夢のなかにいる自分に「起きろ!攻撃されてる」というシーンがあります。『ジョジョ』でも「気付かないうちにスタンド攻撃を受けていた」パターンが多々あります。なかでも第5部には、敵を老化させるスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」が列車をまるごと攻撃する場面があり、シチュエーションもかなり似ていると言えるでしょう。

・第160話 頭に指を突き刺す童磨

 カナヲ、伊之助との戦闘中、上弦の弐・童磨(どうま)が、自身の頭の中をグリグリと指でいじり、記憶を整理するシーンがありました。『ジョジョ』の第3部でも、ラスボスのDIOが同様に頭に指を突き刺し、「最高に『ハイ!』ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ」と叫んだ有名シーンがあります。これはかなり印象的なシーンなので、意図的に盛り込んだ描写なのかも知れません。童磨は氷を使った攻撃が多く、ディオも「気化冷凍法」で相手を凍らせるので、そこも共通点と言えなくはなさそうです。

・第23話 「考えるのをやめた」

 小ネタですが、善逸が子供の正一に泣きつくシーンのナレーションで、この「考えるのをやめた」というセリフが出てきます。これは、『ジョジョ』の第2部のラスボス、カーズが宇宙空間を漂うことになった時の、「死にたいと思っても死ねないので―そのうちカーズは考えるのをやめた」という、有名なナレーションを思い起こさせてくれます。

・第129話 「ウリィィィィィ!!」

 こちらも小ネタですが、「刀鍛冶の里編」のあと、療養中の炭治郎と玄弥を訪ねた伊之助が「ウリィィィィィ!!」と叫んでいます。これも、ディオがよく言っている叫び声「WRYYYYY!」をオマージュしたものでしょう。「『ジョジョ』好きなんだなぁ」ということが伝わってくる場面です。

■『BLEACH』とは設定上の共通点が多い?

●クライマックスで『NARUTO』の「尾獣」が登場?

 『NARUTO』に関しては、設定上だとあまり似ている部分はなさそうです。しいて言えば、『鬼滅の刃』は炭治郎(+禰豆子)・善逸・伊之助、『NARUTO』はナルト・サスケ・サクラの3人組で進行していくというシステムは共通しているかもしれません。ただ、具体的な描写が似ているシーンも存在しています。

・第111話 玉壺の血鬼術・水獄鉢

「刀鍛冶の里」編で、霞柱・時透無一郎に対して上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)が繰り出したのが「水獄鉢」。水の中に閉じ込めて呼吸を封じるという、厄介な血気術でした。このシーンを見た『NARUTO』の読者のなかには、再不斬(ざぶざ)がカカシに対して使った「水牢の術」を思い出した人もいたのではないでしょうか。こちらも「水獄鉢」とほぼ同じで、派手さはないものの、なかなか強力な技として登場していました。

●『BLEACH』とは設定上での共通点多数

 特別な刀を使って戦ったり、敵である「鬼」「ホロウ」がもともと人間だったり、「鬼殺隊」と「護廷十三隊」という組織の構造が近かったりと、『鬼滅の刃』は設定上『BLEACH』からかなり影響を受けているように見えます。具体的なシーンも見てみましょう。

・第39話 生生流転

 下弦の伍・累(るい)との戦いで、炭治郎が繰り出す水の呼吸の技が「生生流転」です。龍のようなエフェクトが出てくる点では、日番谷冬獅郎の「氷輪丸」と似ています。属性的にも水と氷で近いですが、攻撃のイメージで龍が出てくるのはバトルマンガでは多々あることなので、直接『BLEACH』を意識してはいないかもしれません。

・第109話 「テメェを殺す 男の名だァ」

 上弦の肆・半天狗との戦闘で、不死川玄弥が致命傷を負いながらも放ったセリフ「テメェを殺す 男の名だァ」。実は『BLEACH』のなかでも、斑目一角が破面のエドラド・リオネスに「てめえを殺す 男の名だ」とほぼ同じセリフを言っており、ネット上ではオマージュではないかと言われています。よくあるセリフと言われればそうかもしれませんが、他にも『ジョジョ』のセリフでも明確なオマージュがあったことから、こちらも意識して盛り込んだのではないかと考えてしまいます。

(古永家啓輔)

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