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『ガンダム』に登場する魅力的なイケおじ5選。ぶれない心と愛情が胸をうつ!

マグミクス / 2021年12月23日 17時10分

『ガンダム』に登場する魅力的なイケおじ5選。ぶれない心と愛情が胸をうつ!

■いろんなタイプのイケおじが物語を盛り上げる

 ガンダムシリーズには魅力的なおじさまキャラクターが多く登場します。主要キャラの少年少女に優しく接したり、厳しく諭したりと、彼らの成長には欠かせない存在です。そんななかから、今回は男も惚れちゃうようなガンダムの「イケおじ」を紹介します。

●『機動戦士ガンダム0083』はイケおじの宝庫

『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』には、魅力的なおじさまキャラが次々と登場します。

 地球連邦軍アルビオンに乗り込むベテランパイロット「バニング大尉」39歳。戦闘中の指揮では厳しい口調を使うものの、とても面倒見が良く、主人公のコウ・ウラキがピンチの際、足のギプスを自ら破壊して出撃するという、責任感の強い人物です。

 また加齢により自分をロートルと卑下することもありますが、わりと筋肉質で努力は怠っていなさそうです。妻とは別居していますが、写真を携帯して眺めたり、デラーズ・フリートの極秘文書を手に入れたりと、お手本のような死亡フラグを立たせ、回収して見せました。

 自分の衰えを隠さないところや妻への未練を持っているところは、いわゆる「枯れ専」には魅力的に写るかもしれません。

 一方、スキンヘッドで髭をたくわえたおじさま、デラーズ・フリートの首魁「エギーユ・デラーズ」は、ジオンに忠誠を誓う姿や武士のような言葉使いからうかがえる高い知性と品性、そしてぶれない志(こころざし)がカッコいいキャラクターです。

「義」を重んじるアナベル・ガトーが心酔するだけに、カリスマ性をもった指導者でもあります。死を覚悟したデラーズが、遺志をガトーに託すべく伝えた言葉「行け、ガトーよ。――わしの屍を踏み越えて」は、同作屈指の名言です。

『0083 STARDUST MEMORY』ではほかにも、少々短気ですがコロニー落としを阻止するため軍規を破ったアルビオン艦長「エイパー・シナプス」、コウらアルビオンの任務の理解者、地球連邦軍「ジョン・コーウェン中将」、リリー・マルレーン艦長で、なぜか軍服の胸元をざっくり開けて「オス感」を押し売りしてくるデトローフ・コッセルなど、イケおじの大豊作ともいうべき作品です。

●コスプレ・イケおじ『ハーディ・シュタイナー』

『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場したジオン軍の「シュタイナー大尉」44歳。地球連邦軍の新型モビルスーツの奪取もしくは破壊を目的としたルビコン作戦に従事する、サイクロプス隊の隊長です。グレーの頭髪に口ひげをたくわえ、タバコをくわえる姿は渋すぎます。

 野武士のような部下たちに対し、シュタイナーは隊長らしく冷静沈着で品のある人物。主人公の少年「アルフレッド・イズルハ」にアジトがばれた際には、部下が殺そうと提案しますがそれを却下し、アルに部隊章をプレゼントして手なずけました。

 この作品でのシュタイナーは、ジオンと連邦の軍服、ノーマルスーツ、白シャツにネクタイ、作業着と、たくさんの衣装を披露する、コスプレイケおじです。

■アムロをして「勝ちたい」と思わせた、青い巨星おじさん

兄・サスロが横死した際、隣にいたため顔面に傷を負ったドズルは、その死を忘れないため傷を残した。画像はドズルの戦場での活躍が描かれるアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』Blu-ray(バンダイビジュアル)

●裏表がないイケおじ「ドズル・ザビ」

 ザビ家三男の「ドズル」。彼は兄と妹のように腹に一物あるような人物ではなく、直情的で情熱家、義侠心をもった無骨な軍人タイプ。厳しくもありますが、部下や同志、家族への思いやりは深い人物です。

 戦いへの臨み方はとても武人然としています。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、ルウム戦役でのジオン軍快勝を前に、落ち行く敵方のサラミスに黙祷を捧げ敬意を示します。

 また、最期となる一年戦争のソロモン防衛戦。援軍も来ず敗色濃厚となった際には、部下らの戦いを労ったあと、ソロモンの放棄と撤退を命令します。しかし自身はモビルアーマー「ビグ・ザム」をひとりで操縦して戦い、意地を見せました。

 その一方で、ドズルは家族にはデレデレ。「ドズル・ザビの子を産んではくれまいか?」とプロポーズし夫婦となった妻「ゼナ・ミア」には膝枕を要求したり、生まれたばかりのミネバに対しても良きパパの笑顔で抱え上げたりと、わずかな時間でしたが子煩悩なパパでした。

 公と家庭では表情は違うものの、根本的には愛の深いイケおじです。

●生き様そのものがイケおじ「ランバ・ラル」

 ザビ家の政敵だった「ジンバ・ラル」の息子「ランバ・ラル」。ザビ家に対しては快く思っていないものの、ドズル・サビや「ジオン・ズム・ダイクン」には忠誠心を見せる、気品が高く義に篤い軍人です。頭髪も口ひげもたっぷりある渋いおじさんです。また、結婚はしていませんが恋人の「クラウレ・ハモン」とは二人三脚でいくつもの難局を乗り越えました。

 ランバは自分を「仕事屋」といい、地球での作戦参加を「部下やハモンにいい生活をさせてやりたいから」と語る、上司にしたい人物です。

 アムロとの係わりではグフ対ガンダムの初戦、そして2戦目で圧倒的勝利をおさめます。その後、すったもんだでホワイトベースを脱走したアムロと砂漠のレストランで出会います。

 そこでランバはアムロの目と度胸を気に入り、連邦軍兵士と勘づきながらも見逃しました。3戦目でランバは敗北してしまいますが、アムロに対し「自分の力で勝ったのではないぞ! そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな!」と忠告。これにアムロは「あの人に勝ちたい!」と決意させました。

 その最期も、忠義と軍人を全うしたものでした。グフを失ったランバは、部下とともに生身でホワイトベースに乗り込み破壊を試みます。艦内でダイクンの遺児でかつて面倒を見ていた「セイラ・マス」と出会うと、銃の発砲を躊躇。作戦が失敗と悟ると「兵士のさだめがどういうものか、戦いに敗れるとはこういうことだ!!」と、アムロの目の前で潔く自決しました。

 戦争とは、軍人とは、男の生き様とは……といったことをアムロに刻みつけ、大きな影響を与えたのがランバ・ラルという男でした。

(南城与右衛門)

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