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「作者のお気に入り」キャラは悲惨な目に遭う説 愛情表現のひとつ?

マグミクス / 2021年12月18日 19時10分

「作者のお気に入り」キャラは悲惨な目に遭う説 愛情表現のひとつ?

■『進撃の巨人』ライナーは裏の主人公!?

 アニメやマンガにおいて、バックグラウンドや心理描写などが特に細かく描かれるキャラが存在します。主人公と同様、作品のメインキャラであれば、それは「当たり前」のようにも思えますが、ファンの間では「作者のお気に入りなのでは?」という声も聞かれます。

 まずはマンガ『進撃の巨人』に登場するライナーが、「作者のお気に入り」と言われているキャラです。第104話では顎の巨人のピンチを、巨人化したライナーが救出します。まるでヒーローを彷彿とさせるカッコいい登場シーンは「裏の主人公」とも言えるほどの待遇でしたが、これまで悲惨な目に遭ってきたのも周知の事実です。作中でたびたび描かれるライナーの不遇や苦悩は、作者・諫山創先生による「愛情表現のひとつ」とも考えられます。

 また『ちびまる子ちゃん』にも特別扱いを受けるキャラがいます。まる子の同級生であり、暗くてひねくれものの男子・永沢君男です。さくらももこ先生もよほどお気に入りなのか、これまで『永沢君』『てんこ盛り!! 永沢君』『永沢君、推し!!』など永沢君を主人公に置いたコミックスを出版してきました。2013年4月には劇団ひとりさん主演で、『永沢君』の実写ドラマ化も実現しました。良い待遇である反面、彼もライナーと同じく悲惨な経験を味わっています。アニメ第116話では「火事」によって永沢君の家が全焼……。「作者のお気に入りと思われるキャラ」は設定やエピソードが丁寧に描かれていますが、必ずしも作中で「いい思い」をしているわけではないようです。

 ほかにも、「『鬼滅の刃』の不死川実弥は柱のなかでも扱いがいい方だと思うけど、その分つらい経験も他のキャラより多い気がする」「『名探偵コナン』の赤井秀一って結構設定盛られてるし、青山先生のお気に入りなんじゃないかな。でもかなり前途多難な人生だよね……」といった声があがっています。

(マグミクス編集部)

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