年末年始に見たい1クール完結アニメ3選 サクッと見られて見ごたえアリ!
マグミクス / 2021年12月25日 12時10分
■ギャグもシリアスも恋愛も…1クールでも見ごたえバッチリ!
連休でうれしい反面、意外と暇を持て余しがちな年末年始。こういう時こそ、普段はなかなか見る時間の取れないアニメの出番! でも、長いアニメを見るのはちょっと疲れちゃう……。そんな人には、1クールで完結するアニメがオススメです。そこで本稿では、1クール12話~13話で完結する短いアニメを3作品ピックアップしてご紹介します。
●『少女終末旅行』
ひとつめは、『少女終末旅行』。Webマンガサイト「コミックバンチweb」で連載されていた同名のマンガ(著:つくみず/新潮社)が原作です。アニメは2017年10月~12月に放送されました(全12話)。
本作品は、戦争によって文明が崩壊した終末世界の廃墟を半装軌車「ケッテンクラート」で移動しているふたりの少女の物語。主人公である黒髪少女・チト(CV:水瀬いのり)と金髪少女・ユーリ(CV:久保ユリカ)は、半壊状態の廃墟都市をさまよいながら食料や燃料、武器を調達しつつ上層部を目指していくのですが――。
ふたりが旅する都市には人も動物もほとんどいませんが、世界地図を作ることを生きがいとしているカナザワ(CV:石田彰)と名乗る男や、飛行機作りに夢中のイシイ(CV:三石琴乃)と名乗る女性など、ごくまれに出会いもあります。そして彼らと別れてたどり着いた先には、さらなる不思議な出会いも待っています。「終末世界」というシリアスな設定でありながら、チトとユーリのマスコットキャラクター的なビジュアル、マイペースな性格に不思議と癒やしすら感じる独特な世界観が魅力です。ぜひとも一気見してこの世界の持つ空気を感じて下さい。
●『多田くんは恋をしない』
『多田くんは恋をしない』 (C) TADAKOI PARTNERS
ふたつめは、『多田くんは恋をしない』。2014年7月~9月に放送された『月刊少女野崎くん』制作チームが手掛けるオリジナルテレビアニメです。放送は2018年4月~6月。
本作品の主人公は、カメラマンを目指している高校2年生の男子・多田光良(ただ・みつよし/CV:中村悠一)。ある日満開の桜を撮影していた多田は、異国の金髪少女、テレサ・ワーグナー(CV:石見舞菜香)に「写真を撮っていただけませんか?」と声をかけられます。その後いったん分かれたものの、雨に降られてびしょ濡れ状態のテレサと再会。そこで多田は、叔父が経営している多田珈琲店へとテレサを案内します。ここから、ふたりの関係は始まります。
留学生として日本にやってきたテレサは、多田と同じ高校に転入。明るく素直な性格ですが、大好きな時代劇『れいん坊将軍』の影響から、「かたじけない」「この御恩は一生忘れません」などの侍言葉を使う少し変わった一面も。そんな、いつも笑顔で自由に振る舞うテレサには、実は秘密があって――。テレサのキラキラとした明るさに心が洗われる、それでいて切ない恋心や思わぬ関係性も描かれる、雨と虹のような物語です。
●『ダンベル何キロ持てる?』
『ダンベル何キロ持てる?』 (C)2019 サンドロビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館/シルバーマンジム
最後は『ダンベル何キロ持てる?』。コミックアプリ「マンガワン」、マンガ配信サイト「裏サンデー」にて連載されている同名のマンガ(原作:サンドロビッチ・ヤバ子、イラスト:MAAM/小学館)が原作です。アニメは2019年7月~9月に放送されました。
本作品の主人公は、食べるのが大好きな女子高生・紗倉ひびき(さくら・ひびき/CV:ファイルーズあい)。ある日、学校の帰り道に買い食いをしていたひびきは、友人・上原彩也香(うえはら・さやか/CV:石上静香)から「おまえまた太った?」と現実を突きつけられます。そこでひびきは、ダイエットをすべくジムに通うことに。ここから、一見爽やかイケメンであるゴリマッチョなトレーナー・街雄鳴造(まちお・なるぞう/CV:石川界人)、同じ高校の才色兼備で筋肉フェチな優等生・奏流院朱美(そうりゅういん・あけみ/CV:雨宮天)との筋トレの日々が始まります。
放送当時、強烈なOPとED、エロとギャグと教育番組っぽさの詰め合わせという衝撃的な内容で1話から話題となった本作品。その次々と繰り出されるインパクトに目が離せないのはもちろんですが、作中で紹介される筋トレの知識は本物。年末年始はついつい食べすぎや運動不足に陥りがちなので、このアニメを見ながら筋トレを始めてみるのもいいかもしれません。
* * *
以上、年末年始に見たい1クール完結アニメ3作品をご紹介しました。3作品とも、サクッと見られる話数でありながら印象的で内容も詰まっており、見ごたえはバッチリ。充実した時間を過ごせること間違いなしです。友達と同じアニメを視聴して、感想を言い合うのも楽しそうですね。
(月乃雫)
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