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2021年TVアニメの「特にエモい」ライブシーン4選 異世界でなぜ『スレイヤーズ』の曲が?

マグミクス / 2021年12月29日 18時10分

2021年TVアニメの「特にエモい」ライブシーン4選 異世界でなぜ『スレイヤーズ』の曲が?

■最終回でOP曲を歌う、熱い展開

 音楽アニメにおける見どころのひとつであるライブシーン。近年特にその数が増えている気もしますが、2021年もその例にもれず多くのTVアニメでライブ場面が描かれました。今回はそのなかから特にエモーショナルだったものを4つご紹介。自分の好きなライブシーンとあわせて一気に鑑賞し、年末の大型音楽番組風に楽しむのもいいかもしれません。

●『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』第13話「夢をかける」

 2021年を代表するアニメといっても過言ではないほどの人気を得た、『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』。主人公のトウカイテイオー関連では、第1話の含蓄に富むウイニングライブや第10話のミニライブ(のツインターボによるキャンセル)なども印象的でしたが、やはり最終話のウイニングライブは格別です。

 最終回でオープニングテーマが流れるのはアニメの定番「燃え」演出ですが、骨折を乗り越えて有馬記念で優勝したトウカイテイオーがこのライブで歌ったのも、これまでオープニングを飾っていた「ユメヲカケル!」です。さらに昨今、アイドルものはライブシーンで3Dキャラクターが歌い踊るのが標準となっていますが、ここでは3Dモーションをガイドにした作画でトウカイテイオー、そして2位のビワハヤヒデと3位のナイスネイチャの魅力が爆発するライブが描かれ、視聴者のハートを撃ち抜く見事なフィナーレを迎えました。

●『ゾンビランドサガ リベンジ』第9話「佐賀事変 其ノ弐」

ついに、ゆうぎりのキャラクターソングが歌われた『ゾンビランドサガ リベンジ』ビジュアル (C)ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会

 2021年のアイドルものでは、『ゾンビランドサガ リベンジ』も多種多様なライブで視聴者を毎回楽しませました。そのなかから物語中盤の、ゾンビィ5号ことゆうぎりが花魁として生きていた過去を描く連続エピソードの最後に披露された「佐賀事変」のライブを紹介します。

 本作では珍しくシリアス一辺倒でじっくりと、明治維新で佐賀が消えたのちに起きた悲劇が描かれました。それでも過去と変わらず「歌って踊るのが好き」なゆうぎりをセンターに据え、和テイストのビッグバンドジャズをバックにしたライブシーンが描かれました。

 そのかっこよさと重みは言うまでもなく素晴らしいものでした。また特筆したいのは、ゆうぎりのキャラクターソング「佐賀事変」自体は、第1期の放送後から存在していたこと。それが第2期における待望の彼女の登板回で披露されたことにより、エモさが倍増しました。

■異世界で『スレイヤーズ』が流れた背景

●『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』第10話「吟遊詩人が来た」

スキファノイアのライブシーンに心温まる『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』ビジュアル (C)森田季節・SBクリエイティブ/高原の魔女の家

「歌もの」ではないアニメで、思わぬタイミングで始まるライブも嬉しいものです。『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』は、強力な力を持つ高原の魔女が主人公の異世界スローライフアニメですが、第10話では彼女が住む高原の近くの村に吟遊詩人のスキファノイアがやってきます。

 このエピソードではメタルを志向するスキファノイアだけでなく、各キャラクターの歌唱シーンも次々に展開。そして、とあるキャラクターの叱咤激励によって心変わりしたスキファノイアのハートウォーミングなライブが行われ、さらにその後には「音楽性」のあり方に迫るすごみのある内容が繰り広げられました。

●『現実主義勇者の王国再建記』第3話「臣をして忠臣たらしむことなかれ」

『現実主義勇者の王国再建記』ビジュアル (C)どぜう丸・オーバーラップ/現国製作委員会

 驚きという意味では、『現実主義勇者の王国再建記』第3話を超えるものはなかったかもしれません。この話のなかで、王の代理である主人公・ソーマのもとにやってきた歌姫のジュナ(CV.:上田麗奈)は『スレイヤーズNEXT』のオープニングテーマである「Give a reason」をアカペラで歌い上げました。

 意外なカバー曲という点では『ぼくたちのリメイク』第5話の学祭で行われた「God knows…」(『涼宮ハルヒの憂鬱』挿入歌)の、過去作へのリスベクトあふれるライブも印象的でしたが、あちらは2006年にタイムスリップした世界のため、当時流行っていた『涼宮ハルヒの憂鬱』の楽曲が歌われたことが推察できます。

 しかし『現実主義勇者の王国再建記』第3話の「なぜ今その曲!?」という驚きは、同作の渡部高志監督が『スレイヤーズNEXT』の監督であったことを知らなければかなりのものでしょう。なお、この楽曲のフルバージョンはBlu-ray BOX特典CDで聴くことができます。

 ここまで挙げた作品以外にも『ラブライブ!スーパースター!!』や『アイドリッシュセブン Third BEAT!』などの王道アイドルものをはじめ、歌姫の100年の旅を描いたSF『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』、ヴィジュアル系にフィーチャーした『ヴィジュアルプリズン』など、「歌もの」アニメは2021年も多数ありました。

 また、『結城友奈は勇者である 大満開の章』や『魔入りました!入間くん(第2シリーズ)』、『SHAMAN KING』『100万の命の上に俺は立っている(第2シーズン)』などの作品も、数々の印象的なライブシーンを見せています。2022年も引き続き、いろんなアニメでバラエティに富んだエモいライブシーンが観られることを期待しましょう。

(はるのおと)

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