お隣さん同士の男女、窓越しに話して14年 ふたりの関係は？ 結末が素敵！

■見えるのは女の子と部屋のみ　男の子の視点で描かれた作品が想像力をかきたてる

　10歳の時、男の子は引っ越し先の窓から隣の家の女の子に声をかけられました。それが彼女との出会いでした。以来、彼女とはいつも窓越しに話をする間柄。そしてだんだん仲が深まり……。

　たけみつさん（@take_samurai1）による創作マンガ『お隣さんと窓越しにお話するだけ』がTwitterで公開されました。全てのコマが男の子側の視点で固定されている、特徴的な構図の作品。ふたりの関係性の変化がリアルに想像できる物語に、読者から「尊い」「素敵な展開」「こんなお隣さんが欲しかった」「お幸せに」などの声があがりました。

　作者のたけみつさんに、お話を聞きました。

ーー『お隣さんと窓越しにお話するだけ』のお話はどのようにして生まれましたか？

　最近忙しくて、とにかくイチャイチャしたものが描きたい！　という気分になっていたんですよね。それで、ひたすらイチャイチャするところだけを描いて、それをつなげて行ったらでき上がりました。最初は10ページ前後でまとめるつもりだったんですが、とにかく描くのが楽しくて、最終的に倍くらいになってしまいましたが……。

ーーストーリーを展開させていくなかで、女の子のセリフや描写などはどのように工夫されましたか？

　女の子に関しては、とにかくクセがなくてかわいいという感じにしようかと思いました。セリフに関しても、男の子側がほぼしゃべらないので、女の子のセリフだけで何があったのかを分かるようにしようと意識してました。この前後でこういうことがあったんだな、というのを分かってもらえたらなー、と。

17歳のクリスマス。いつものように窓越しで、ついに女の子に…？（たけみつさん提供）

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　コメントは本当に全部うれしいんですが、特にというと、以前本屋の話を描いていて今回もそれに近い形式にしてたんですよね。それに気付いてくれた方がいて、昔の作品も読んでくれてるんだなぁ、とうれしくなりました。

　あとは、背景の部分も時間経過に応じてちょこちょこ変えていて、それに気付いてくれた人もたくさんいて、うれしかったですね。

ーーTwitterではさまざまな創作マンガを多数投稿なさっています。今後、描いてみたいストーリーはありますか？

　基本的に一次創作で思いついた作品ばかり描いてるのですが、長編をまた描いてみたいですね。最近ゲームやマンガで感動するようなことが多くて、自分もそういうものが描けたらなぁ、と。

（マグミクス編集部）