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もっと評価されるべき、不憫な苦労人キャラ3選「地味」「グッズがない」

マグミクス / 2022年1月5日 11時50分

もっと評価されるべき、不憫な苦労人キャラ3選「地味」「グッズがない」

■地味だけど欠かせない! 陰の立役者たち

 真面目でしっかり者なのに、なぜか作品内では不遇な扱いを受けがちな「苦労人キャラ」。その真面目さゆえか、周りの世話を焼いては気をもみ、逐一動き回っています。縁の下の力持ちともいえる彼らが、日の目を見るときは来るのでしょうか。この記事では、不憫な苦労人キャラを3作品からご紹介します。SNSでも「あまりにもグッズがない」「苦労人なところも好き」と評判です。

●『鬼滅の刃』後藤

『鬼滅の刃』は、同名マンガ(作:吾峠呼世晴/集英社)を原作としたアニメです。その高い人気は社会現象となり、2020年10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、同年12月に興行収入324億円を突破。日本の歴代最高興行収入1位となりました。後藤(ごとう/CV:古川慎)は、主人公たち鬼殺隊の事後処理部隊「隠」(カクシ)に所属する隊員です。

【本作のあらすじ】
 時は大正時代。心優しい少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう/CV:花江夏樹)は、家族に囲まれ、山のなかでつつましくも幸せに暮らしていました。しかしある日、町へ炭を売りに行った炭治郎は、帰りに血の匂いを感じ取り、家に異変が起こっていることに気付きます。炭治郎が家に戻ると家族は鬼に襲われた後で、息を引き取っていたのでした。唯一まだぬくもりのある妹・竈門禰豆子(かまど・ねずこ/CV:鬼頭明里)を助けるべく、彼女を背負って山を駆け下りる炭治郎。しかし禰豆子はうなり声を上げ、炭治郎に襲い掛かってーー?

 那田蜘蛛山で倒れていた炭治郎を回収し、鬼殺隊の本部まで連れて行った後藤。あごの骨が割れていそうだった炭治郎を見て「かわいそうだな……縛るの」とつぶやいており、その優しさがうかがえます。一方、鬼殺隊本部に来ても一向に目を覚まさない炭治郎に「いつまで寝てんだ! さっさと起きないか!」と怒る場面も。以後、鬼と戦っては度々ボロボロになる炭治郎たちを、厳しくも優しくサポートします。「お前もう自分で歩けよな」と言いながら炭治郎をおぶってあげたり、継子(つぐこ)について説明してくれたりと、面倒見の良さはピカイチ。破天荒なキャラクターたちのなかでも、常識と礼儀をわきまえたかなりの「いい人」です。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

●『呪術廻戦』伊地知潔高

『呪術廻戦』は、同名マンガ(作:芥見下々/集英社)を原作としたダークファンタジー・バトルアニメです。原作は「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」で1位、「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」で大賞を受賞している人気作品で、現在『劇場版 呪術廻戦 0』も公開されています。伊地知潔高(いぢち・きよたか/CV:岩田光央)は、主人公たちの通う東京都立呪術高等専門学校の補助監督です。

【本作のあらすじ】
 虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ/CV:榎木淳弥)は、杉沢第三高校に通う高校1年生。人並外れた身体能力を持つ虎杖ですが、至って普通の生活を送っていました。そんなある日、仲間がある「呪い」に襲われ、それを助けるために虎杖は特級呪物「両面宿儺(りょうめんすくな)の指」を食べてしまいます。その結果、自分の魂に「呪い」を宿してしまうことになった虎杖は、最強の呪術師・五条悟(ごじょう・さとる/CV:中村悠一)の案内で「東京都立呪術高等専門学校」に編入することになり――?

 呪術高専の補助監督として、呪術師たちを現場に送り届ける、結界術で帳(とばり)を作るなど、全般的なバックアップを担当する伊地知。五条の適当さや任務の危険さに振り回されながらも、陰から呪術師たちを支えています。頬のこけた見た目からも、気苦労の多さがしのばれる伊地知。担当声優である岩田さんも、「中間管理職的にひぃひぃ言ってる感じ」で選ばれたのだとか。その苦労度は、同じく呪術高専の医師である家入硝子(いえいり・しょうこ/CV:遠藤綾)に「あまり伊地知をいじめるな」とかばわれたとき、頬を赤らめて「もっと言って……!」と喜んでいたことからも明白です。現在は劇場版の宣伝担当にも任命され、TicTokにいくつか伊地知さんの動画が上がっています。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

●『銀魂』志村新八

『銀魂』は同名マンガ(著:空知英秋/集英社)を原作としたアニメです。志村新八(しむら・しんぱち/CV:阪口大助)は、主人公である坂田銀時(さかた・ぎんとき/CV:杉田智和)やアルバイトの神楽(かぐら/CV:釘宮理恵)とともに、なんでも引き受ける万事屋(よろずや)を営んでいます。破天荒な銀時や神楽にいつもツッコミを入れており、万事屋はそんな新八のおかげで成り立っているといっても、過言ではないでしょう。

【作品のあらすじ】
 舞台は侍の国、江戸の街。20年前に突如舞い降りた「天人(あまんと)」が台頭し、廃刀令が敷かれたことで、侍は地位も誇りも失い衰退していました。そんななか、木刀を腰にぶら下げた銀髪の青年・銀時は、剣術道場の息子である新八、戦闘民族「夜兎族」の少女・神楽、ちょっと(?)大きい犬の定春(さだはる/CV:高橋美佳子)たちと、なんでも屋の「万事屋(よろずや)」を営んでいました。万事屋に舞い込むさまざまな依頼に、銀時たちは時に真面目に時に楽しく立ち向かっていきます。

 ひと癖もふた癖もあるキャラたちのなかで、ほぼ唯一まともなツッコミを入れてくれる新八。毎回「声が枯れるのでは……」と心配になるほどの勢いで突っ込んでくれる新八は、「ツッコミ柱」「新八不在だと銀魂の世界が滅びる」と言われるほど、本作に不可欠な存在です。にもかかわらず、あだ名が「駄メガネ」「ツッコミ」だったり、他作品とコラボするとビジュアルがメガネ部分のみになったりと、不憫エピソードには事欠かきません。第2回キャラクター人気投票の結果を受け、「新八の八は八位の八です」と発言するシーンも。ツッコミの量からしても、報われてほしい「苦労人キャラ」と言えそうです。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

* * *

 作品全体に深みを出してくれる、苦労人キャラたち。その頑張りを見て、つい応援したくなる方もいるのではないでしょうか。彼らをねぎらう意味でも、ぜひ本編でその活躍をご確認ください。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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