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名作マンガの「No.2キャラ」5選 嫌われ役もいとわない実力者、報われない悲哀も魅力

マグミクス / 2022年1月18日 6時10分

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■組織を締める大事なポジション

「組織のカギは副将が握る お前の持論だったな」

 これはマンガ『幽☆遊☆白書』で、黄泉が統率する軍の会議にて、蔵馬が「(敵国も含め)半年以内にNO.2はすべて入れ替わる」と言った際に黄泉が残した言葉です。

 大人になって会社などの組織に属している、もしくは経営をしている方でこのセリフが身に染みている人も多いのではないでしょうか。カリスマ性にあふれる組織のトップのすぐそばで、実務を仕切ったり、しりぬぐいをしたり、言いにくいことをあえてはっきり言ったりする役目、「No.2キャラ」はマンガにも欠かせません。

●『ワンピース』のロロノア・ゾロ

「No.2」と聞いて、『ワンピース』のゾロが真っ先に思い浮かんだ人も多いのではないでしょうか。ゾロは、まさに船長のルフィができないこと、気づかないことをカバーする超重要な副将ポジションと言えるでしょう。

 一例をあげると、メリー号との別れを受け入れられずにルフィと決闘までして麦わらの一味を抜けたウソップが戻りたがっていると知って喜ぶ一同に対し、ゾロは「一味を抜けるってのはそんなに簡単なことなのか!!?」と一喝して、ウソップが「謝罪をしてケジメをつける」ことの必要性を説きます。さらにルフィに対し、うやむやにするなら今度は自分が船を降りるとまで言い切る厳しさとその背後にある優しさに、シビれた読者も多いことでしょう。

 それ以外でも、ルフィを守るためにバーソロミュー・くまの壮絶な拷問に耐えたり、パンクハザードでは「これからだぞ新世界は!!」とルフィを叱咤したりと、No.2ならではの魅力がこれでもかと詰まっているキャラです。

●『キングダム』の騰

 中華統一を目指す秦国と各国の戦いを描く歴史マンガ『キングダム』には、膨大な数の将軍とそれを支える部下たちが登場します。そのなかでも人気が高いのが、かつての六大将軍・王騎の右腕の副官だった騰(とう)です。

 王騎の指示に対し、「ハ!」と短く答えて常に最適な行動を取るポーカーフェイスの超優秀な武人。特に「ファルファル」と独特な擬音で、敵をなで斬りにして戦場を横断していく姿はかっこよすぎます。

 王騎の最期の場面では、「本来あなたの実力は私に見劣りしません」とまで評価されていました。その際の、ポーカーフェイスながらも握りしめたこぶしから血が垂れている姿も印象的です。その後は王騎軍を受け継いで将軍になり、楚の豪将・臨武君を破るなどの大活躍で、復活した六大将軍のひとりにも選ばれています。

■帝愛一筋の「デキる大人」はスピンオフも描かれる

●『賭博黙示録カイジ』の利根川幸雄

 福本伸行先生の人気マンガ、「カイジ」シリーズの初期に出てくる帝愛グループ幹部の敵・利根川幸雄は、数々の金言を残した名キャラクターです。「金は命より重い」「勝ちもせず生きようとすることがそもそも論外」などの厳しい名言は、現代人ならみんな刺さりまくるのではないでしょうか。頭もキれ、カイジをギリギリまで追い詰めた優秀な男でしたが、仕えていた帝愛の王・兵藤和尊が冷酷過ぎたせいで、一度の失敗ですべてを失う羽目になりました……。

 そんな利根川は人気ゆえにスピンオフマンガ『中間管理録トネガワ』まで作られています。会長の無茶ぶり、部下の育成、そして帝愛No.2を争うマイペース男・黒崎との戦いなど、ストレスだらけの日常を生き抜く利根川に親近感が湧いてくるマンガでした。

●『銀魂』の阿伏兎

 真選組の「鬼の副長」土方十四郎ももちろん大人気ですが、『銀魂』のNo.2キャラで他にも紹介したいのが宇宙海賊「春雨」第七師団の副団長・阿伏兎です。戦闘民族の夜兎たちを率いる団長で神楽の兄である神威の戦闘バカぶりに振り回される、疲れた表情のオジサンキャラ。やれやれ感たっぷりながらもなんだかんだでついていくという、この2人の関係性も魅力的です。

「吉原炎上篇」で神威と鳳仙のバトルの仲裁のために左腕を失うなど、No.2キャラにありがちな貧乏くじも引いていましたが、その後に片腕でも新八と神楽を圧倒するなど確かな強者でもあります。「上がチャランポランだと 下がしっかりするもんだ」と独自の組織論も持った、確かな経験を感じさせる中間管理職戦士です。

●『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の瀬田宗次郎

『るろうに剣心』の最強の敵・志々雄真実の右腕にして、志々雄本人から「最強の修羅」「宗次郎が俺以外に敗れることなど考えられねえ」と評されている瀬田宗次郎も人気のNo.2キャラです。十本刀の一人で、天賦の剣才に加え超速の移動術「縮地」を使い、そして不幸な生い立ちのせいで感情が欠落している美少年、というモリモリな設定のキャラで、剣心との初戦では余力を残した状態で逆刃刀を叩き折った超強敵でした。

 志々雄に信頼され、志々雄を崇拝して敬愛する宗次郎、このふたりの相思相愛ぶりも印象的です。剣心と志々雄の戦いが終わった後、宗次郎は人生の答えを探す旅に出ていましたが、のちに『北海道編』で再登場し、相変わらずの実力を見せました。

(マグミクス編集部)

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