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『ジョジョ』の世界を滅ぼせる特殊なスタンド能力4選 世界がカタツムリになって終了?

マグミクス / 2022年1月19日 20時10分

『ジョジョ』の世界を滅ぼせる特殊なスタンド能力4選 世界がカタツムリになって終了?

■生物が、世界が変わってしまう……

『ジョジョの奇妙な冒険』(著:荒木飛呂彦)には数々のスタンド能力が登場します。たとえば2022年1月よりアニメが地上波で放送開始された第6部『ストーンオーシャン』の主人公・空条徐倫のスタンド能力「ストーン・フリー」は、自らの体を糸にして操れるというものです。最初はなんとも頼りない能力に思えますが、徐倫の成長に合わせて汎用性が拡まり、醍醐味である頭脳戦を大いに盛り上げてくれました。

 そんな『ジョジョ』のスタンドのなかには、世界を滅ぼしうるくらい凶悪な能力が登場しています。読者も「荒木先生、この後どうする気なのか?」と要らぬ心配を抱くことも、しばしばです。この記事ではそんな最凶の「世界破滅スタンド」を紹介します。

●チープ・トリック(第4部)

 まずご紹介したいのが、第4部に登場した建築士・乙雅三(きのと まさぞう)に取り憑いたスタンド「チープ・トリック」です。その能力は本体が他人に背中を見せると、生命を吸い取られ死に至るというもの。そう、本体が死ぬのです。最悪です。ファンの間では、「百害あって一利なし」の用例としても用いられています。

 このスタンドは次から次へと本体を乗り換えていくうえに、攻撃すると取り憑いた対象もダメージを負ってしまいます。乙雅三の次に憑かれた岸辺露伴は、絶体絶命のなか、杜王町にある「振り返ってはいけない小道」(振り返るとあの世へと連れて行かれる)を利用して、なんとか引き剥がすことに成功しました。無論、そんな小道など杜王町以外には存在していないので、人から人へ乗り移りながら、地味ながらも着実に人類を破滅へと導く最凶のスタンドと言えるでしょう。

●シルバー・チャリオッツ・レクイエム(第5部)

 第5部の終盤に登場した「シルバー・チャリオッツ・レクイエム」は、その名の通りジャン=ピエール・ポルナレフのスタンド能力「シルバー・チャリオッツ」がスタンドを発現させる矢の力で進化した形態です。このスタンドは、まったくもって恐ろしい能力を持っていました。一言でいえば、「魂を支配」するという能力です。

 その過程を説明すると、まずいったん周囲の人間を眠らせた後、近くにいた生物同士の魂をシャッフルしてしまいます。そこからコメディ展開が始まるかと思いきや、さらに今度は生物をこの世ならざる異形の姿へ変化させてしまうのです。しかもポルナレフ本人には、このレクイエムの暴走をコントロールできません。能力の射程範囲も広く、放っておけば世界中を歩き回って確実に終焉をもたらしていたでしょう。

■おなじみのキャラたちに殺される?

●ボヘミアン・ラプソディー(第6部)

 第6部後半に登場するDIOの息子・ウンガロのスタンド能力「ボヘミアン・ラプソディー」もまた、凶悪そのものでした。マンガ、アニメ、美術などのキャラクターを実体化させる能力で、その力はなんと世界中に及びます。ピノキオや白雪姫、「ゴッホの自画像」などが現実世界に現れるという、一聞するとゴキゲンな能力に思えますが、そのキャラたちが人間の魂を物語のなかに引きずり込み、同じ結末を迎えさせてしまうため、世界は大混乱。

 例えば「オオカミと七匹の子ヤギ」のオオカミとして引きずりこまれたアナスイは、お腹を裂かれて石を入れられるという悲惨な結末に向かっていくのです。ウェザー・リポートがゴッホの自画像に「この能力を無効化させて元の世界に戻すヒーロー」を無理やり描かせて実体化させることで、なんとか狂想曲は終演しました。ちなみに新宿にはラオウやケンシロウが出現し、壊滅状態になったようです。

●ヘビー・ウェザー(第6部)

「こんな世界の終わり方はイヤだ」というお題の解答のようなスタンドが、同じく第6部のウェザー・リポートが記憶を取り戻した後の能力「ヘビー・ウェザー」です。これは「オゾン層を操り、太陽光を利用したサブリミナル効果であらゆる生命をカタツムリにさせてしまう」という能力です。

 最初は虹を発生させて見せることによって、「自分はカタツムリだ」と思い込ませるだけですが、徐々に肉体に影響を及ぼし実際に身体のカタツムリ化が進んでいきます。人間も犬もみな、カタツムリになっていくのです。おまけに周囲の建物などにもカタツムリが大量発生し、それに触れるだけで「感染」してカタツムリ化してしまいます。

 文字での説明はこれが限界です。『ジョジョ』史上でも屈指の脳が疼(うず)く戦いでした。なお、なぜカタツムリだったのかに関しては議論が分かれるところです。

 以上、『ジョジョ』に登場する世界を滅ぼせてしまう能力を特集しました。冒頭で述べたように、どんなに絶望的な状況であってもギリギリの機転で全てを覆す「頭脳戦」が繰り広げられるのが、『ジョジョ』の「最高にハイ」なところでもあります。

(片野)

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