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『Pokemon LEGENDS アルセウス』試遊会レポート 『ポケモン 赤・緑』を彷彿させる理由とは

マグミクス / 2022年1月21日 12時0分

『Pokemon LEGENDS アルセウス』試遊会レポート 『ポケモン 赤・緑』を彷彿させる理由とは

■シリーズの常識が通用しない…野生のポケモンが生きる大自然の冒険は完全に手探り

「ヒスイは ビッパをはじめとする
ポケモンのための土地なんだよ
人が踏みいれるには はやいんだよ」

 これは、2022年1月28日(金)に発売される、Nintendo Switchソフト『Pokemon LEGENDS アルセウス』の舞台、ヒスイ地方はコトブキムラに住む村人のセリフです。株式会社ポケモンで開催された試遊会に参加して得られた、RPGからアクションRPGに進化を遂げたシリーズ最新作の魅力を可能な限りお伝えします。

 ポケモンと人とが親密に暮らすことがまだ珍しかった遠い昔の世界を描く本作には、シリーズに共通して登場してきたポケモントレーナーやジムが存在していません。

 主人公は「ポケモン図鑑」の完成を目的に冒険を進めますが……正確には「人と『ポケモン』との距離感をはかる目的のもとに敢行される”未知なる生物”の調査」と表現する方がしっくりきます。

 と言うのも、本作ではシリーズの常識が全く通用しないのです。大自然のなかでシンボルエンカウントする野生のポケモンを前に、行うことはまず「観察」です。そこからどう行動するか、調査員となった主人公の取るアクションの選択肢はさまざまです。

 例えば、ポケモンの背後から忍び寄り、木製のモンスターボールを投げて捕獲できます。また、好戦的なポケモンを相手に、手持ちのポケモンで応戦することもできます。さらに、ポケモンが群れをなしている場合には、必死に逃げなくてはなりません。ポケモンが主人公にダイレクトアタックを仕掛けてくることも珍しくないためです。

 シリーズの常識が通用しないことは、操作性のほか、バトルにも同じことが言えるでしょう。試遊会では「ストライク」がヒスイ地方の環境下、独自の進化を遂げた「バサギリ」と対戦することもできましたが、立ち向かうのはあくまで”人”である主人公です。猛る「バサギリ」に対しポケモンを繰り出し、隙を見て「シズメダマ」であらぶりゲージを減らします。

 また、バサギリの繰り出す技、「ステルスロック」は直接攻撃になりました。ポケモンのレベルの差で”ねじ伏せる”ような闘いのセオリーも見直されています。

 ポケモンの戦闘力のほか、プレイヤーの瞬発力も試されるバトルは一筋縄ではいきません。野生のポケモンから受ける攻撃のほかにも、高所から落下した際にも主人公がダメージを受けてしまいます。本作における野生のポケモンは、自然の一部として描かれているようにも感じられました。

■最新作なのに『ポケモン 赤・緑』を彷彿させる? ポケモンと初めて遭遇した時の感動が再び

野生のポケモンが息づく大自然 冒険マップ (C)2022 Pokemon. (C)1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

 初のアクションRPGとしてリリースされる『Pokemon LEGENDS アルセウス』は、「シリーズの常識が通用しない」と前述しましたが、もちろんシリーズに共通する面白さもあります。

 筆者が試遊会を通じて感じた本作への興奮は、1996年に発売されたゲームボーイ用ソフト『ポケモン 赤・緑』を初めてプレイしたときと同じ感動と言っても過言ではありません。

 草むらに入ることで「危ない」と研究所に連れ戻される『ポケモン 赤・緑』では、最初のパートナーとなるポケモンを手渡されて以降、人間とポケモンとが直接対峙することはありません。オーキド博士から渡される「ポケモン図鑑」も、ポケモンを捕まえることで説明文が表示される仕様でしたが、最新作の冒険の目的は「調査」と先述した通りです。

 自然に息づくポケモンの生態系を観察し、プレイヤー自身が「ポケモン図鑑」を完成させてゆく遠い昔の物語は、新発見の連続。主人公の感動がそのままプレイヤーの感動とリンクする工夫がゲームの随所に凝らされています。

 最新作で草むらに身を潜めるのはポケモンだけでなく、主人公も一緒です。人間が作った文明に生きるポケモンの世界ではなく、ポケモンの暮らす自然のなかに人間が生きる世界では、ポケモンと人間との関係性や距離感がまだ確立されていません。

 用意されたのは、ポケモンが生息する広大なマップ。そこで、自分自身で冒険譚を紡ぐことに醍醐味があるのが、本作最大の特徴ではないでしょうか。

※ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
※Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
※画面は開発中のものです。

(ふみくん)

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