2022年冬アニメおすすめ作3選 今期はいろいろな「好き」に注目！？

■マイナーでも、変わっていても、「好き」は止められない！？

　2022年1月放送開始アニメもほとんど出そろい、視聴継続アニメを考えだすこの時期。今期も良作ぞろいで、限られた時間をどのアニメに割こうかと思い悩んでいる人も多いのではないでしょうか？　そこで本稿では、2022年1月放送開始の冬アニメから実際に見て良かった「推し作品」3作品をピックアップしてご紹介します！

●『スローループ』

　ひとつめは『スローループ』。『まんがタイムきららフォワード』にて連載されている同名のマンガ（著：うちのまいこ／芳文社）が原作です。アニメは2022年1月7日（金）より放送されています。

　本作品の主人公は、3年前病気でこの世を去ってしまった父に教わったフライフィッシングが趣味の少女・山川ひより（CＶ：久住琳）。ある日、いつものようにひとりで海釣りを楽しんでいると、そこにひとりの少女が現れます。その少女・海凪小春（みなぎ・こはる／CＶ：日岡なつみ）は、目の前に広がる海に感動し、服を脱いで水着で3月の海に飛び込もうとします。それを見たひよりは驚き、とっさに釣り竿で彼女を止めて――。そこから小春は釣りに興味を持ち、ふたりの関係がスタートします。

　その後、実はお互い親の再婚相手の娘同士だったという事実が発覚。ふたりは慣れない環境に少し戸惑いながらも、釣りという共通の趣味を持ったことで少しずつ距離を縮めていきます。ふたりの成長を見守りたいのはもちろんですが、釣りの知識や魚のさばき方、調理法などを分かりやすく紹介してくれるのも本作の魅力。これからどんな釣り、料理が見られるのか楽しみです。

●『その着せ替え人形は恋をする』

『その着せ替え人形は恋をする』　(C)福田晋一/SQUARE ENIX・「着せ恋」製作委員会

　ふたつめは、『その着せ替え人形（ビスク・ドール）は恋をする』。『ヤングガンガン』で連載されている同名のマンガ（著：福田晋一／スクウェア・エニックス）が原作です。アニメは2022年1月8日（土）より放送されています。

　本作品の主人公は、雛人形職人を目指している男子高校生・五条新菜（ごじょう・わかな／CＶ：石毛翔弥）。ある日、学校の被覆準備室で雛人形用の衣装を作っているところをクラスメイト・喜多川海夢（きたがわ・まりん／CＶ：直田姫奈）に見られてしまいます。引っ込み思案な五条と違い、ギャルで友達も多い喜多川。終わった――と思った五条でしたが、喜多川は「すっごーい！」と大興奮。そして「私にコス衣装作ってくれないかな」なんて言い出して――！？

　ここから五条は喜多川のコスプレ衣装を作るため、採寸というドキドキイベントや初めての美少女ゲームなど、喜多川の趣味に巻き込まれていきます。女性への免疫が皆無の五条と明るく自由な喜多川のやり取りに、見ているこちらもドキドキしてしまうこと間違いなし！　これからどういう作業が行われていくのか、コスプレ衣装は無事完成するのか、そしてふたりの関係性はどうなっていくのか、期待値の高い作品です。

●『異世界美少女受肉おじさんと』

『異世界美少女受肉おじさんと』　(C) 池澤真・津留崎優・Cygames / ファ美肉製作委員会

　最後は『異世界美少女受肉おじさんと』。Cygamesが運営するウェブコミック配信サイト及びアプリで連載されている同名のマンガ（著：津留崎優、イラスト：池澤真／Cygames）が原作です。単行本は小学館から発売中。アニメは2022年1月11日（火）より放送されています。

　本作品の主人公は、30代の平凡な男性会社員だった橘日向（たちばな・ひなた／転移前CV：伊東健人、転移後CV：M・A・O）。橘は幼なじみのイケメンエリート神宮寺司（じんぐうじ・つかさ／CＶ：日野聡）と合コンに参加した帰り、「こんなにモテないなら、いっそ金髪美少女になってチヤホヤされたい」と泣きながらぐちをこぼしていました。するとそこに突如謎の愛と美の女神（CV：釘宮理恵）が現れ、ふたりは強制的に異世界転生させられてしまいます。しかも橘は体が美少女になっていて――。

　転生後、悪態をついたことから女神の怒りをかい、加護とともに呪いをかけられてしまったふたり。そして気付くと、親友であったはずのお互いのことを“異性”して意識してしまう始末。呪いを解くには、勇者として魔王を倒し、危機に瀕しているという転生先の世界を救わなければなりません。こうしてふたりは、仕方なく魔王討伐の旅を始めたのでした。互いに元は親友だと知りながら、それでも惹かれてしまい葛藤する姿は必見です。これから一体どうなっていくのでしょうか。

＊　＊　＊

　以上、2022年1月放送開始の冬アニメから実際に見て良かった「推し作品」3作品をご紹介しました。どの作品もさまざまな「好き」にあふれた作品で、アニメファンにも通じるところがあるのではないでしょうか？　今期見るものに迷っている人は、ぜひチェックしてみてください。

（月乃雫）