センター試験直前、人気者の友達のプリント裏に赤面！「ヤバイ」「ギャップが」

■プリント裏に衝撃！　かわいくて人気者の友達が、まさか？

　大学入試センター試験（現・共通テスト）の思い出を描いたマンガがTwitterで話題です。漫画家の生駒さくらさん（@ikomasakura）がセンター試験を受けた時のこと。当日の朝、会場に行く途中で地元の友達・Sちゃんに偶然再会し、試験開始まで一緒に過ごすことに。かわいくて優しい、アイドル的な存在だったSちゃんが、最後の復習をしようとプリントを出したところ、思わぬ出来事が！

　この時のことを描いたマンガ『センター試験の思い出』がTwitterで公開されると、読者から「これはやばくて楽しい思い出」「思わぬ落とし穴」「めっちゃ笑った」「本人からしたら叫ぶしかない事案」「かわいい」「ギャップがたまらない」「Sちゃんへの親近感」などの声があがりました。

　2022年1月30日から「まんが王国」にて新連載『不倫垢』がスタート予定、また、今夏に向けてマンガアプリ「マンガmee」での連載も準備中の作者・生駒さくらさんにお話を聞きました。

ーー生駒さくらさんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

　コミケで編集さんに声をかけられたのがきっかけです。センター試験の頃は「大学生になったらコミケに出たい！」と思っていました。結果、キャンパスライフよりオタクライフが充実した大学生活でした。

ーー『センター試験の思い出』のエピソードをマンガに描こうと思ったきっかけはありましたか？

　描いたのは2022年の共通テスト1日目が終わった、深夜2時くらいでした。毎年共通テストの時期はSちゃんの絵がよみがえるくらい、強烈な思い出だったので（笑）、翌朝（共通テスト2日目）に投稿して、もし受験生の方が目にして、クスッと笑ってもらえたらうれしいなと思いながら描きました。

ーーラストのSちゃんの動揺がすごいですね。Sちゃんのイメージとのギャップがありすぎる出来事に驚かれたと思いますが、この時のお気持ちと、その後の展開について教えていただけますか？

　Sちゃんには悲劇だったと思いますが、私は「こんなところに同士が！」と、うれしかったです。試験前はみんなピリピリしているので、私たちも何事もなかったように最後の詰め込みに戻りました。いつか同窓会などがあれば、自分もオタクだと打ち明けたいと思いながら、まだかなっていません。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　意外と「あるある」「私もこんなことが～」と経験談が多く寄せられました。こんなにあるんかい！　と心の中でツッコミながら、とっても楽しく拝見しました。

『ひこにゃんの思い出』（生駒さくらさん提供）

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　私自身は平々凡々な人生を送ってきた、ただのオタクですが、周囲の面白くて素敵な人たちにたくさん笑わせてもらっています。思い返せばあんなことがあったなぁと、ネタを書き出すとたくさんストックができました。「～の思い出」シリーズとして、仕事の合間に描いていきたいです。

（マグミクス編集部）