声優・松岡禎丞が演じるキャラ3選　個性的なイケメン・かわいい系男子

マグミクス / 2022年1月26日 20時10分

■イケメンだけど、かわいいけど、ひとクセあるキャラクターたち！

　現在放送中の『鬼滅の刃遊郭編』で、1期から引き続きかわいい顔でどすのきいた声が印象的な嘴平伊之助（はしびら・いのすけ）を演じている松岡禎丞（まつおか・よしつぐ）さん。松岡さんは、伊之助のほか『Re:ゼロから始める異世界生活』のペテルギウス・ロマネコンティなど、強烈な個性を持つキャラクターを中毒性のある演技で見事に演じる実力派声優です。

　本稿では、松岡禎丞さんが演じるギャップのある個性的なイケメン・かわいい系男子を3人ピックアップしてご紹介します！

●『ノーゲーム・ノーライフ』空

　ひとりめは、『ノーゲーム・ノーライフ』の空（そら）。本作はMF文庫Jとして刊行されている同名のライトノベル（著、イラスト：榎宮祐／KADOKAWA）が原作です。アニメは2014年4月～6月に放送されました。

　本作品の主人公は、あらゆるゲームで連勝を重ねている天才ゲーマー『　』（くうはく）のふたり。その実はコミュ障な引きこもり兄妹の空と白（しろ／CV：茅野愛衣）で、それぞれの得意分野を活かすことで負け知らずの実績を作ってきました。しかし、唯一神・テト（CV：釘宮理恵）にネットチェスで勝利を果たし、異世界へと召喚されてしまいます。そこは全てがゲームで決まる盤上の世界「ディスボード」で――。

　松岡さんが演じる空は、駆け引きや先読みを得意とする文系分野担当のゲーマー。相手を挑発して冷静さを奪い罠に陥れるなど、その洞察力と心理戦の能力は本物。転移先の世界でもそれは変わらず、その力を存分に発揮してのし上がっていきます。しかし義妹である白と離れると、一気に極度のコミュ障と対人恐怖症を発動させてパニック状態に。普段のかっこいい堂々とした物言いとのギャップに、松岡さんの実力を感じます。

●『食戟のソーマ』幸平創真

『食戟のソーマ豪ノ皿』　(C)附田祐斗・佐伯俊／集英社・遠月学園動画研究会4

　ふたりめは、『食戟のソーマ』の幸平創真（ゆきひら・そうま）。本作は「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた同名のマンガ（原案：附田祐斗、作画：佐伯俊／集英社）が原作です。アニメは2015年4月～9月に第1期が放送され、その後2016年7月～9月に第2期、2017年10月～12月と2018年4月～6月に分割2クールで第3期、2019年10月～12月に第4期、2020年4月～9月に第5期が放送されました。

　主人公・幸平創真は、実家である下町の定食屋「食事処ゆきひら」を継ごうと思っていました。しかし、父親の意向で強制的に超名門料理学校「遠月茶寮料理學園」の高等部に入学させられるところから物語が始まります。そこは超実力主義のエリート校で、「食戟」や「遠月十傑」の存在、「宿泊研修」や「秋の選抜」など、さまざまな試練が次々と襲い掛かります。しかし創真は、持ち前の明るさと情熱で困難に立ち向かっていきます。

　松岡さんが演じる創真は、普段はひょうひょうとした性格。また、自身の作り出したゲテモノ料理を友人たちに試食させたり、プライドの高い薙切えりな（なきり・えりな／CV：種田梨沙、金元寿子）をはじめとしたエリートをことあるごとに挑発したりとSっ気を感じさせる場面も。しかしそうしたおちゃらけた性格のなかにも強い信念があり、その強い意志を感じさせる松岡さんの声色にドキドキさせられる作品です。

●『吸血鬼すぐ死ぬ』半田桃

『吸血鬼すぐ死ぬ』　(C)盆ノ木至（秋田書店）／製作委員会すぐ死ぬ

　最後は『吸血鬼すぐ死ぬ』の半田桃（はんだ・とう）。本作は「週刊少年チャンピオン」で連載されている同名のマンガ（著：盆ノ木至／秋田書店）が原作です。アニメは2021年10月～12月20日に放送されました。

　本作品の主人公は、吸血鬼退治人（バンパイアハンター）・ロナルド（CV：古川慎）。あるときロナルドは、行方不明の子供を救出すべく、無敵と恐れられる吸血鬼・ドラルク（CV：福山潤）の城へと向かいます。しかしドラルクの実態は、些細なことですぐに死んで砂と化してしまう最弱のザコ吸血鬼。子供もただゲームで遊んでいただけでした。でも、ひょんなことからドラルクの城が燃えてしまい、そこからロナルドの事務所に居候することに――。

　松岡さんが演じる半田桃は、人と吸血鬼のハーフであるダンピールで、神奈川県警察吸血鬼対策課の隊員。高校の同級生であったロナルドのことを勝手にライバル視しており、母親がロナルドのファンになったことでより敵意をむき出しに。ロナルドのことになると自制心が利かなくなり暴走を繰り返します。松岡さんの低音イケボで繰り広げられる半田の残念すぎる言動は、ファンなら必見です！

＊　＊　＊

　以上、松岡禎丞さんが演じる、ギャップのある個性的なイケメン・かわいい系男子を3人ピックアップしてご紹介しました。松岡さんはこのほかにも、『ロード・エルメロイII世の事件簿』のフラット・エスカルドスや『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のベル・クラネルなど、魅力的なキャラクターを多数演じています。中毒性高めのキャラクターにハマってみたい、松岡さんのいろんな側面が見たい、という人は、上記作品でそのインパクトを堪能してみてはいかがでしょうか。

（月乃雫）