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30周年『ロマンシング サ・ガ』絶望するザコ敵たち「会ったら即死」「全体攻撃がトラウマ」

マグミクス / 2022年1月28日 6時10分

30周年『ロマンシング サ・ガ』絶望するザコ敵たち「会ったら即死」「全体攻撃がトラウマ」

■もはやザコとは呼べない? 無慈悲な全体攻撃で顔が真っ青

 1992年1月28日にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)より発売されたスーパーファミコン用ソフト『ロマンシング サ・ガ』(以下、ロマサガ1)。本作はゲームボーイ向けに展開していた『魔界塔士Sa・Ga』に端を発する「サガ」シリーズの4作目にあたります。

 プレイヤーが自由にゲームを進められるフリーシナリオ制、パーティーメンバーの陣形を細かく指定する戦闘、俗に「河津節」と呼ばれる独特なテキストの数々……など、特徴的な要素をいくつも内包。「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」といったRPGが広く普及していた90年代の前半において、『ロマサガ1』はクセがありつつも画期的な魅力を放っていました。

 この記事では、『ロマサガ1』のプレイヤーをさんざん苦しめたであろう強力なザコモンスターをピックアップ。戦闘能力の高さをはじめ、画面前のプレイヤーを絶望させた大技に焦点を当てながらご紹介します。

●ゲーム序盤で猛威を奮った大型の草食竜

『ロマサガ1』では、「パーティーメンバーの戦闘回数(逃走を含む)に応じて時間が経過する」システムを採用しています。この仕様はモンスターの強弱にも関係しており、戦闘回数が少ない序盤は比較的弱いモンスターが出現するのに対し、それなりに戦闘回数を積んだ終盤は、基本的にどのフィールドでも強力無比なモンスターがプレイヤーの行く手を阻みました。

 しかし、主人公のひとり「グレイ」編の序盤に登場するモンスター「トリケラトプス」は、この原則を逸脱したかのような強さを誇ります。まず目につくのは単純な攻撃力の高さ。ゲーム序盤で相対するにも関わらず、400近いダメージ量を叩き出します。

 また、運が悪ければトリプルアタック(1度の行動で3回攻撃する技)を使われ、あっという間にパーティー全滅へ追い込まれることも。そもそも戦闘すること自体が間違いと言っても良いレベルですが、恐竜の巣から帰路に着く途中、トリケラトプスの群れに囲まれてなすすべもなく叩きのめされた方も多いのではないでしょうか。

●骸骨型モンスターの「流星剣」に恐怖

 上記のトリケラトプスはまだ序の口で、終盤にかけてより強力なザコモンスターが登場する『ロマサガ1』。なかでもパーティー全体に大ダメージを与える技を持ったモンスターは「厄介」のひと言に尽きます。

 赤黒い体色の骸骨型モンスター「スカルゴイル」も例にもれない強敵。エンカウント回数が大体600回を超える終盤から姿を現し、流星剣という名の全体攻撃を繰り出してきます。そのダメージ量は驚きの約400。『ロマサガ1』は終盤まで進めてもキャラクターのHP(体力)が数百までしか成長しないため、一撃くらっただけでも致命傷になりかねません。

 加えてスカルゴイルは複数体で出現することもあるため、流星剣の連発に耐えきれない可能性も。ザコモンスターと言えど決して油断はできず、「防御力の高い装備品で流星剣のダメージを減らし、行動を阻害する術で動きを封じた後に全員で畳み掛ける」といった対策を講じる必要がありました。

●対策しないとほぼ即死! トラウマ級の最上位モンスター

 スカルゴイルもかなりの強敵ですが、最上位のザコモンスターはさらに別格と言わざるをえません。いずれもプレイヤーの天敵と呼べるものの、代表的な例を挙げるならば「イフリート」「ラルバ」「フルフル」の3体。それぞれ種族こそ異なりますが、流星剣を超える全体攻撃を有しており、何の前触れもなくパーティー全体に700近いダメージを与えてきます。

 なお、ラルバ(闇属性)とフルフル(風属性)に関しては、耐性付きの防具がゲーム中に存在しないため、装備品で全体攻撃のダメージを抑えることができません。ゆえに妨害技で相手の動きを封じることが急務ですが、戦闘が毎回思った通りにいくとは限らないため、結局のところはほぼ運次第。モンスターから確実に先手を奪えるバグ技(通称・ハヤブサキャンセル)を使えば少しはマシに戦えるものの、正攻法で挑む場合は「頼むからダークウェブだけは使わないで!」などと天に祈りつつ、与えられた猶予を活かして何とかピンチを乗り切るほかありませんでした。

 2022年で生誕30周年を迎えた『ロマサガ1』。万人が快適に楽しめる良作……とは必ずしも言えませんが、今回ご紹介したザコモンスターのインパクトだけでなく、さまざまな側面で後年のゲーム作品に影響を及ぼしたのは間違いないでしょう。発売当時に本作がもたらす独特な魅力を味わった方は、この機会にあの日の体験を振り返ってみてはいかがでしょうか。

(龍田優貴)

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