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アニメで「死」が描かれたポケモンたち 吹雪の中マスターを守って…

マグミクス / 2022年2月2日 20時40分

アニメで「死」が描かれたポケモンたち 吹雪の中マスターを守って…

■さまざまな「死」の描写は、悲しくも感動的

 世界的人気の「ポケモン」のアニメでは、ポケモンたちの「死」を扱うことはめったにありません。しかしポケモンの世界にも死の概念はあるようです。今回は「ポケモンの死」を描いた数少ないシーンをご紹介します。

 まず、アニメ本編で死が描かれたのは、『ポケットモンスター サン&ムーン』に登場した年老いた「ムーランド」です。第21話「ニャビー、旅立ちの時!」では、ムーランドは体調が優れないなか、弟子のニャビーのためにつきっきりでワザの指導を続けます。そして、いつもの場所で特訓を終えたニャビーが眠りについている間、ムーランドは自らの死期を悟ったのかニャビーの前から姿を消しました。

 ここでは死が直接描かれたわけではありませんが、「枯れ木の最後の葉が、ムーランドがいつも座っていたソファに落ちる」「ソファに落ちた葉が空へ舞い上がり、ムーランドにそっくりな雲が現れる」などの演出から、ムーランドがこの世を去ったことが推測できます。しかしその後、「あの世とこの世がつながった」ことで、ムーランドはサトシたちと再会。その際は(ニャビーから進化した)ニャヒートに、「だいもんじ」を伝授しました。

 一方、映画では直接的に死が描写されました。『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』では、なんとポケモンの凍死シーンが。登場人物のソウジはある冬の日、外で怪我をしてしまいます。吹雪で動けずにいるなか、「がんこうポケモン」のレントラーが駆けつけて夜明けまで体を温めてくました。しかし、ソウジが目を覚ますと、自分を守ってくれたレントラーは変わり果てた姿に。ポケモンの遺体を直接的に描いたこの場面は、「家族」とも呼べる存在を失ったソウジの泣き叫ぶ姿も相まって、観客にショックを与えました。

 間接的ではありますが、死が描かれたポケモンは他にもいます。『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』で、アルトマーレの町を大津波から守るため、「ラティオス」はラティアスとともに特攻。結果的に町を守ることができましたが、ラティオスは光となり消滅してしまいました。

 また、『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』では、ポケモン嫌いのおばあさん「ヒスイ」がポケモンを避けるようになった理由として、その死が描かれています。ある時、山火事が起こり発電所が燃えたせいで、彼女は相棒のブルーと死別。以来、大切なポケモンを亡くしたくない思いから、ポケモンを避けるようになったのでした。

(マグミクス編集部)

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