エモすぎる！ 他作品の名曲を熱唱したアニメ 「学園祭」シーンでファン歓喜

■「中の人」つながりで実現した歌唱シーンも

　アニソン（アニメソング）と呼ばれる主題歌やキャラクターソングは、アニメとは切っても切れない関係にあります。劇中で登場キャラがアニソンを歌うことも、珍しくありません。また、キャラの歌唱シーンで他作品のアニソンが披露されると、さまざまな名シーンを連想したファンの間で「エモすぎる！」と話題になることが多いようです。

　たとえば2021年に放送されたアニメ『ぼくたちのリメイク』第5話では、学園祭イベントにて、ヒロイン・小暮奈々子による「God knows…」の熱唱シーンが描かれました。この曲は2006年放送のアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌で、TVアニメとは思えない作画やハルヒを演じる平野綾の歌唱力で大きな話題となった名曲です。

　オリジナルの「God knows…」も学園祭で歌われた曲でした。『ぼくたちのリメイク』は10年前に戻ってやり直すというストーリーであることも相まって、「God knows…」の選曲とオリジナルをオマージュしたライブシーンにアニメファンは大いに熱狂したようです。

　また、『涼宮ハルヒの憂鬱』といえば、2009年のWebアニメ『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』で、デフォルメ姿の長門有希が『喰霊－零－』主題歌「Paradise Lost」を歌うシーンもありました。これは長門有希の声優・茅原実里さんが、『喰霊－零－』主題歌を担当していたことから実現したようです。いわゆる「中の人」ネタで、知らずに視聴したファンを驚かせました。

　2015年のアニメ『冴えない彼女の育てかた』も、忘れてはいけません。第1期最終回のライブシーンで、ヒロインのひとり・氷堂美智留が「空色デイズ」を熱唱。同曲は中川翔子さんが歌う『天元突破グレンラガン』の主題歌です。ネタ的なつながりこそないものの、曲調も相まって『冴えカノ』の最終回を盛り上げるシーンになっていました。

　アニメキャラが他作品の曲を歌唱するシーンは、どれも感動的です。元の作品を知っているとエモさが倍増するので、ぜひ元ネタもあわせてチェックしてみてください。

（マグミクス編集部）