1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

マンガの「一芸」を極めたキャラ5選 不器用、凡人でも「最強」を超えられる?

マグミクス / 2022年2月5日 17時10分

マンガの「一芸」を極めたキャラ5選 不器用、凡人でも「最強」を超えられる?

■「感謝」「回転」の力は無限大?

 バトルマンガ、スポーツマンガなどにはひとつの技、プレーのみをひたすら極める「一芸」に秀でたキャラがよく出てきます。汎用性の高い器用な能力を持つキャラも魅力ですが、不器用ながらにひとつの武器を磨き続けるストイックな姿もかっこいいです。

 例えば『鬼滅の刃』の人気キャラ・我妻善逸は、「雷の呼吸」の「壱の型 霹靂一閃」しか使えません。しかし、育手の桑島の「一つのことを極め抜け」という言葉を信じてどんどん成長し、共感を呼んでいます。今回は一芸に特化した魅力的なキャラを紹介します。

●『HUNTER×HUNTER』アイザック=ネテロ

『HUNTER×HUNTER』に登場したハンター協会会長ネテロは、人類最強の男ともいわれた年齢不詳の武道家です。「キメラアント編」で明らかになった彼の念能力「百式観音」は、念によって具現化された観音菩薩像が無限に近いパターンの掌打攻撃を打ち込むというもので、そのスピードは最強のキメラアントの王・メルエムでも避けられないほど。ほとんど無敵の能力ですが、この技を編み出すまでのネテロの「一芸」の極め方は想像を絶するものでした。

 46歳の時に自分の武の才能の限界を感じていたネテロは、そこから自分を成長させてくれた「武道」への感謝を形にした、「気を整える」→「拝む」→「祈る」→「構えて突く」という「感謝の正拳突き」を1日1万回繰り返す修行を始めます。この「感謝の正拳突き」を極めていった結果、日課の1万回の所要時間は1時間を切り、さらにその後ネテロが人前でその成果を披露した際にはその動きは「音を置き去り」にしました。

「百式観音」の攻撃にも、一見非効率に見える予備動作としての「祈りの動き」があるのですが、それがあるからこそメルエムをも上回るスピードの攻撃ができるのです。作中では、王との戦いが最高潮に達した終盤、「1分弱の間に千回を超える攻撃」を繰り出したとまで描かれています。ネテロの能力は「一芸」を極め、もはや理屈を超える域に到達した代表的な例といえるでしょう。

●『ジョジョの奇妙な冒険』ジョニィ・ジョースター

『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「スティール・ボール・ラン」の主人公・ジョニィは、過去の事件が原因で下半身不随になっている状態で登場した、シリーズ屈指の苦労人主人公です。「自分の『マイナス』を『ゼロ』に戻したい」という目的で戦う点が、「ジョジョ」のなかでは異色でもあります。

 また彼のスタンド「タスク」は彼の下半身を治す可能性を秘めた「回転」に基づく、相手の殺傷に特化した能力でした。自分の爪を回転させて飛ばすというシンプルなもので、その他の部の主人公スタンドに比べると汎用性は低いです。しかし、ジョニィはアメリカ大陸横断レースでジャイロ・ツェペリと旅をしながら、彼の鉄球の「回転」の力を学び、冒険を経て「タスク」はACT1からACT4まで進化していきます。

「回転」や「聖なる遺体」の力の希望にすがり、強敵との戦いで何度も恐怖や絶望を味わって泣きながらも、ギリギリのところで勝ち続けて最後はなんとか「ゼロからのスタート」を手にしたジョニィ。彼もまた、「回転」という「一芸」を突き詰めたキャラです。

■「一芸」で天才たちに食らいつく凡人

●『Mr.FULLSWING』子津忠之介

 野球マンガ『Mr.FULLSWING』に登場した十二支高校野球部1年生の子津忠之介は、同作を代表する「努力の人」でした。監督の羊谷からも「ピッチャーとしての武器がない」とはっきり言われ、本人もレギュラー陣には遠く及ばない実力と才能を自覚していましたが、それでも諦めず短期間でサイドスローと最遅のスローカーブを身に着けます。

 結局そのサイドスローもレギュラーには通用しなかった根津ですが、その根性と素質を買われ、羊谷から直伝のアンダースロー投法「燕(スワロー)」を教わるまでに至りました。そしてアンダースローをひたむきに磨き続けた子津は、ついに夏の県予選3回戦の黒撰高校戦で初登板。地面すれすれのアンダースローでグラウンドの土を巻き上げて球の軌道を隠す「砂燕」も駆使し、チームの勝利に貢献します。何度も壁にぶつかりながらも、最後はアンダースローという「一芸」を信じてひとり立ちした「努力の天才」キャラです。

●『アイシールド21』雷門太郎

 アメフトが題材の『アイシールド21』には、天才たちに敵わないことを知りながらも「一芸」を磨き続ける「凡人」たちが多数出てきます。そのなかでも、主人公チーム泥門デビルバッツのワイドレシーバー、「モン太」こと雷門太郎は、「キャッチ」だけは誰にも負けないと最後まで戦い抜いた不屈の男です。

 野球部時代はひたむきに守備のポジショニングとキャッチング力を磨くも、コントロールが絶望的で三軍の外野手に甘んじていたモン太。アメフトを始めてからも、155センチと恵まれない体格と決して高くない身体能力で、一流のレシーバーたちと戦うこととなります。それでもボールの縫い目をしっかりつかむセンス、弾道やイレギュラーバウンドを読む力を磨きぬいて、全国大会決勝「クリスマスボウル」まで「キャッチ力」でチームの勝利に大きく貢献します。憧れのプロ野球選手・本庄勝の息子で、日本一の天才レシーバー・本庄鷹までをも打ち破りました。

●『ハイキュー!!』山口忠

 バレーボールマンガ『ハイキュー!!』の烏野高校排球部1年のなかで、唯一レギュラーではない男・山口忠。身長は高いものの、これといった武器がなかった彼は烏野町内会チームの嶋田に無回転で打つ「ジャンプフローターサーブ」を教わり、試合の要所で得点を狙うピンチサーバーの道に活路を見出します。

 最初こそプレッシャーに負ける場面もあったものの、サーブを徹底的に磨き、ピンチサーバーとして烏野の切り札的存在になっていきました。失敗した後に気持ちを奮い立たせて烏養コーチに自分から行かせてほしいと頼むメンタルや、月島との数々のエピソードも魅力のキャラです。

(マグミクス編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください