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声優としても活躍する俳優4選 「大ヒット請負人」レベルの高評価も

マグミクス / 2022年2月4日 18時10分

声優としても活躍する俳優4選 「大ヒット請負人」レベルの高評価も

■神木隆之介は声優歴も20年選手?

 アニメ映画や洋画の吹き替えで、本職の声優ではなく、俳優が起用されることがあります。時には賛否を呼ぶこともありますが、なかには声優顔負けの見事な声の演技を見せる俳優もいます。今回はさまざまな声の特徴が際立ち、声優としても評価の高い俳優4人を紹介します。

●神木隆之介……演技力の高さと出演作の大ヒット率に注目

 まだ28歳の若さながら、芸歴26年というキャリアの俳優・神木隆之介さんは、2001年の『千と千尋の神隠し』で湯婆の息子・坊役で声優デビューし、声優歴でももう20年選手というベテランです。『ハウルの動く城』のマルクル、『サマーウォーズ』の小磯健二、『借りぐらしのアリエッティ』の翔、『君の名は。』の立花瀧など、超有名映画のメインキャラを演じてきており、演技面での高い評価はもちろん、参加作品の多くが大ヒットしているのもすごいところ。『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『君の名は。』と、興収200億越えの3作品に出演しているのは、ちょっと異常かもしれません。

 その他、声優が交代してからの『ドラえもん のび太の恐竜2006』『ドラえもん のび太の新恐竜』両方で、のび太の親友のフタバスズキリュウ・ピー助を演じ、こちらも大ヒット。さらに2021年に100億越えのヒットとなった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』でも、ある重要な役の声を演じており、とにかく大ヒット作と関わりが深い俳優でもあります。

 自身もアニメ好きで、声のトーンやかすれ方まで研究して演じるなど、理論派の名優です。「神木隆之介なら大丈夫」と、アニメ界の名監督たちも観客側も信頼しきっているからこその大ヒットなのかもしれません。

●芦田愛菜……元天才子役は声優でも才能を発揮

 子役時代から高い演技力で国民的人気だった芦田愛菜さんは、高校生になってからも学業と両立しながら、女優業、バラエティーの司会、CM出演などマルチに活躍する才女。そして、10代半ばからは声優としての仕事が増えてきています。朝ドラ『まんぷく』(2018)の史上最年少ナレーションから、ハリウッド版『GODZILLA』シリーズのマディソン役の吹き替え、そしてSTUDIO4℃の『海獣の子供』『えんとつ町のプペル』、吉田玲子さん脚本の『岬のマヨイガ』で主演を務めるなど大活躍。

 特に『海獣の子供』は渡辺歩監督がたまたま芦田さんのラジオでの朗読を聞いて、「この子だ! この声だ!」と思い立ってオファーしたと語るぐらいのハマり役でした。五十嵐大介先生の壮大で難解な原作のテイストもしっかり描きつつ、主人公・琉花のひと夏の成長物語につなげていくストーリーにまとめた本作には、主人公と同年齢の芦田さんの演技がピッタリで、さわやかな後味の作品になっています。細部まで書き込まれた圧巻のアニメーションに引けを取らない見事な芝居で、キャラクターに命を吹き込みました。

■女子高生役も少年の声もできる、独特な声と演技力

福本伸行の人気マンガを萩原聖人主演でアニメ化した『逆境無頼カイジ』(C) 福本伸行/講談社・VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ

●萩原聖人……カイジ、アカギ、ヨン様、ほかの声は考えられない!

 俳優として30年以上のキャリアを持つベテラン、萩原聖人さんは声の仕事でも高い評価を受けています。特に有名なのは、大ヒット韓流ドラマ『冬のソナタ』でのペ・ヨンジュンさん演じるチュンサンの吹き替えです。

 日本の韓流ブームの火付け役となった本作の吹き替えに荻原さんが起用されたのは、声優さんよりも知名度ある顔出しの俳優さんの方が話題性がある……という判断からだったそうですが、荻原さんは「萩原聖人をいかに忘れさせるか」を考え「ペ・ヨンジュンの本当の声だと思ってもらえるように」と丁寧に演技し、日本での大ブームに貢献しました。その後もペ・ヨンジュン=萩原聖人のイメージは定着し、『初恋』『太王四神記』などでヨン様の声を演じています。

 荻原さんのもうひとつの声優としての代表作は、福本伸行先生の名作ギャンブルマンガが原作の「アカギ」「カイジ」シリーズの両主人公役です。自ら「萩原リーグ」という麻雀リーグを主催するほど麻雀好きの荻原さんは、もともと福本作品の大ファンでもあり、福本先生も荻原さんの演技を絶賛しています。

 どちらも天性のギャンブラーながらも、全然キャラの違うアカギとカイジを演じ分け、ファンからも「もう荻原さんしか考えられない」と強い支持を受けています。『逆境無頼カイジ 破戒録篇』で、カイジがビール片手に「豪遊」する一連の場面の演技は、「カイジと同じように本当に地下送りになっていたのではないか」と思うくらいの名演でした。

●伊藤沙莉……ハスキーだけど可愛い声で多彩な役を演じる

 オリコンの『2021年 ブレイク女優ランキング』1位に選ばれるなど、映画、ドラマ、CM、さまざまな方面に引っ張りだこの伊藤沙莉さん。主演も助演も見事にこなす演技力がある彼女は、特徴的なハスキーボイスの持ち主でもあり、声の仕事も多くこなしています。記憶に新しいところだと、2021年に話題になったドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』で、軽妙なトーンで喋るナレーションを担当していました。

 また、2020年には、アニメファンから大きな支持を集めた湯浅政明監督のTVシリーズ『映像研に手を出すな』の主人公・浅草みどりの声を演じています。浅草の独特なワードセンスの話し方とやや早口なハスキーボイスがマッチしており、はまり役となりました。

 その後、海外アニメ映画『小さなバイキング ビッケ』や『えんとつ町のプペル』では少年役も演じ、声の演技の幅を見せています。2022年現在公開中の『シチリアを征服したクマ王国の物語』では、少年、少女入り交ざった3役の声を演じ分けており、またしても声優としての才能を発揮しました。

(マグミクス編集部)

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