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突然死んで読者が衝撃を受けたキャラ4選 「最初からいなくなる予定」だった?

マグミクス / 2022年2月7日 18時10分

突然死んで読者が衝撃を受けたキャラ4選 「最初からいなくなる予定」だった?

■「タッチ」の意味が衝撃的?

 重要キャラが比較的序盤に突如死ぬ……そんなマンガの展開は読者を驚かせ、作品全体の印象も大きく左右します。今回は特にびっくりする、「いきなり死んだキャラ」たちを振り返ります。

●『タッチ』の上杉和也

「いきなり死んだキャラ」の代表格といえば、やはり『タッチ』の上杉和也でしょう。正直「和也が死ぬ」という展開はあまりにも有名すぎるので、今から後追いで同作を読む読者が同じ衝撃を味わうことは難しいですが、リアルタイムの読者や、TVアニメを見ていた人たちはまさかの展開に騒然となりました。

 上杉達也と和也の双子の兄弟と幼なじみの浅倉南の3人の恋模様を描いたラブコメと、スポーツ青春ものを合わせたマンガ……と思っていると、夏予選の地区決勝試合に向かった和也がその直後に子供を助けようとしてトラックにはねられてしまうのです。そのままあっけなく帰らぬ人となり、穏やかな死に顔にかの有名な達也の「ウソみたいだろ。」のセリフがかぶさります。わかっていて読み返しても、ここはショッキングです。

 そして、連載終了から30年経った2016年に「月刊少年サンデー」掲載のインタビューで、あだちみつる先生が「(和也)は最初から殺すつもりだった」「『タッチ』の意味は(和也から達也への)『バトンタッチ』の『タッチ』」と明かし、またしても読者に衝撃を与えました。

●『金田一少年の事件簿』佐木竜太

 佐木竜太は人気ミステリーマンガ『金田一少年の事件簿』ファイル4の「学園七不思議殺人事件」編で初登場した不動高校の生徒で、常にビデオカメラを回している変わり者の少年です。ミステリー研究会の部員でもあり、金田一一の名推理に感銘を受けるなど「ザ・助手キャラ」という雰囲気だったのですが……。

 佐木はファイル7の「異人館ホテル殺人事件」編で偶然ある映像を撮ってしまったことが原因で、犯人に口封じで殺されてしまいます。彼の首つり死体を一が発見するシーンは、シリーズのなかでもかなりのトラウマ場面です。

 その後、ファイル10の「金田一少年の殺人」で、そっくりすぎる弟・佐木竜二が登場し、一は最初、幽霊と勘違いします。その後、竜二は兄の遺志を継いで、何度もビデオカメラの映像で事件解決に貢献しました。

 ちなみに竜太はその後も定期的に、幽霊としてコマの背景にいたり、一の夢に出てきたりしています。また、アニメでは殺されかけるだけで一命をとりとめ、原作の弟・竜二のポジションでその後も登場。ドラマ版では、異人館ホテルの事件に同行していないので普通に存命しています。

■悪役が一気にいなくなる驚愕展開

●『GANTZ』岸本恵

 奥浩哉先生のSFバトルマンガ『GANTZ』は、登場人物が容赦なく死んでいく予想のつかない緊張感と残酷さも大きな見どころの作品でした。そんななかでも、初期ヒロインの岸本恵の死亡シーンは衝撃的です。

 風呂場での自殺未遂によって全裸で「ガンツ部屋」に転送されてくるインパクト絶大の初登場、その後主人公の玄野計に好意を持たれながらも、玄野の幼なじみの加藤勝に思いを寄せて三角関係になるなど、岸本は序盤のストーリーを引っ張る存在でした。自殺未遂のまま転送されたせいでこの世に自分がふたりいるという状態になり、行き場がない状態で玄野の部屋に泊まるも、加藤の話ばかりする無自覚な無神経さも印象的です。

 そして、そんなメイン3人の恋愛はどうなるのか、と思って読んでいたら「あばれんぼう星人・おこりんぼう星人編」で、岸本は千手観音の強酸の攻撃から加藤を守るために盾となり、彼に思いを告げながら上半身だけの状態で死んでいきました。

 その後、加藤も玄野を守って千手観音と相討ちで死亡し、生還者は玄野だけという衝撃展開に。『GANTZ』という作品の容赦のなさを象徴する死亡シーンでした。加藤はその後復活しますが、岸本はオリジナルだけ普通の生活を続けて二度とチームには合流しません。しかし、終盤のある展開で一瞬だけ復活させられ、よりひどい死に方をしました。

●『鬼滅の刃』十二鬼月・下弦の弐、参、肆、陸

 いきなり死んで衝撃を与えるキャラは、何も味方だけではありません。大ヒットマンガ『鬼滅の刃』では、ラスボス・鬼舞辻無惨の直属の部下の鬼たち「十二鬼月」のうちの下位6人、「下弦の鬼」たちがまさかの一斉粛清の憂き目にあいました。

「那田蜘蛛山編」で下弦の伍・累(無惨のお気に入り)が鬼殺隊に敗れたのち、その他の下弦の5人は無惨の拠点である「無限城」に集められます。そこで、無惨は「何故に下弦の鬼はそれほどまで弱いのか」と彼らを徹底的に詰めまくり、思考も読んでひとりひとりなぶり殺していきました。「無限列車編」の敵となる魘夢は性格の悪さを買われて生き残りますが、もともとは全員殺すつもりだったと思われます。

 ジャンプ作品らしく、下弦の伍から徐々に強敵と戦っていくのかと思っていたら、まさかの敵内部での「パワハラ会議」展開で、一気に悪役が削減されるという衝撃。普通のマンガとは違う『鬼滅の刃』のペース配分を象徴する場面です。

(マグミクス編集部)

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