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「実写化」でいなくなった、変わっていたキャラ5選 設定変更でバッドエンドも?

マグミクス / 2022年2月8日 6時10分

「実写化」でいなくなった、変わっていたキャラ5選 設定変更でバッドエンドも?

■リヴァイがシキシマになった理由は?

「マンガの実写化」で時々起こるのが、原作のキャラが削られたり、設定が変更されたりする「改変」です。長い原作をまとめるため、あるいは予算が限られているなど、さまざまな理由がありますが、それでも「なんでここを変えたんだろう?」と思ってしまうものもありました。

●ドラマ『ハコヅメ』でいなくなっていた黒田カナ

 2021年に実写ドラマが放送され好評を博した『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』ですが、物語に関わる重要キャラ、生安課の「くノ一捜査官」と呼ばれる黒田カナが登場しませんでした。

 25歳ながら高校生にも化けられる童顔で潜入・尾行が得意、先輩の藤のことも「聖子ちゃん」と呼ぶ気の強い人気キャラです。ドラマ化が決まった際は、志田未来さんや岸井ゆきのさんを推すファンの声もあったのですが、結局各エピソードの彼女の役割は別のキャラに割り振られることに。ひき逃げにあった桜とその犯人を捜すエピソードや、婦警たちによる「女子会」の場面にカナがいないのは物足りない部分もありました。

 また、ドラマ自体は最高視聴率12・6%を出すなど好評だっただけに続編も期待されるのですが、カナが現時点で登場していないとなると、彼女が主役のシリアスなスピンオフ『ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス』の実写化はどうなるのか気になるところです。

●映画『進撃の巨人』2部作では、リヴァイがシキシマというキャラに変換?

 人気マンガ『進撃の巨人』を実写化した2015年の2部作では、当時原作が完結していないという状況や、原作者・諌山先生の希望もあって数々の改変がありました。もっともファンの疑問を集めてしまったのが、原作の人気キャラであるリヴァイがいなくなり、代わりに長谷川博己さん演じる「シキシマ」なる人物が現れたこと。常にどや顔でリンゴをかじっているミステリアスなキャラで、「人類最強」という設定ながら戦う場面も大して描かれませんでした。

 諌山先生から脚本家に指名された映画評論家の町山智浩氏は、ラジオで「どうしても日本人の名前に聞こえないキャラは変えた」と公言しており、リヴァイはその最たる例となったようです。ただ、『テルマエ・ロマエ』や『鋼の錬金術師』などの実写化作品では、普通に日本人が外国人としてキャラを演じていたので、そこは開き直ってもよかったのではないでしょうか。

■ムロツヨシ版安藤さんはあまりにも悲惨な目に

実写化で遠藤の性別をはじめ設定が色々変わった『カイジ 人生逆転ゲーム』(C)2009 「カイジ」製作委員会

●『カイジ』実写版では、遠藤が男性から女性に

 福本伸行先生の「カイジ」シリーズの実写映画では、最初の『賭博黙示録』から登場する重要人物・遠藤勇次が、遠藤凛子(天海祐希)という女性に変わっていました。原作があまりにも男性しか出てこないので、彩りを加えたかったのでしょうか。

 それはしょうがないとしても、天海さんが演じていると「帝愛の子会社」の社長に甘んじているような人物には見えません。実際、利根川をライバル視している野心的なキャラ設定に変わっていました。

 ちなみに、『賭博破戒録』終盤のカイジに金を貸して一蓮托生になる展開は、映画だと『賭博黙示録』でのEカード対決の部分に持ってこられており、「沼」が出てくる映画2作目には遠藤は登場しません。しかし、完全オリジナルの3作目『カイジ ファイナルゲーム』では意外な形で再登場しました。

●『ヒメアノ~ル』の安藤さんは無表情キャラに変更

 古谷実先生の同名マンガを吉田恵介監督が映画化した『ヒメアノ~ル』は、切ないサイコホラーとして好評を博しましたが、原作からは大きく改変された部分が多い作品です。なかでも主人公・岡田の勤務先の先輩・安藤勇次のキャラ設定は、だいぶ変わっていました。

 原作では表情がコロコロ変わる口うるさいエキセントリックな人物で、恋愛面でさまざまな失敗をしますが、最終的にはその純粋な人柄のおかげで幸せを手にします。しかし、映画版のムロツヨシさん演じる安藤は、変人さはそのままに無表情で一定のトーンの独特な喋り方をする人物に変更されており、最終的には殺人鬼・森田に拳銃で撃たれ寝たきりになってしまいます。

 この改変は、吉田恵介版『ヒメアノ~ル』のトーンには確かに合っていますが、安藤さんは映画だとあまりに不憫です。映画だけ見て安藤さんの顛末に心を痛めた人は、マンガ版の安藤さんを見れば癒されるでしょう。

●『海猿』は実写版でヒロインの名前が変更に

 佐藤秀峰先生が海上保安庁の人びとのドラマを描いたマンガ『海猿』。同作は伊藤英明さん主演で映画化、ドラマ化された際、主人公の仙崎が海上保安庁に入った経緯が「セールスマンとしての生活に疲れ、海が好きだから海上保安庁に入った」という『踊る大捜査線』の青島を意識した設定に変わっているなど、いろいろな改変がありました。

 もっとも謎だったのは、加藤あいさん演じるヒロインの名前が、原作の「浦部美晴」から「伊沢環菜」に変わっていたことです。これに関しては調べても理由がわかりませんでした。実写化によってヒロインの名前がフルネームで変わったのは異例でしょう。

 ちなみに、2002年と03年にNHKで先にドラマ化されていた際は、ヒロインの名前は「浦部美晴」で、職業も原作と同じ新聞記者でした。伊藤英明版の実写シリーズだと、環菜はファッション関連の仕事をしています。新聞記者設定のほうが仙崎の関わる事故現場にヒロインが行く理由も作りやすいと考えられます。なぜ設定が変わったのかについても、謎が残る作品でした。

(マグミクス編集部)

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