未来のお葬式で「脳内記憶」を上映 無口だった夫が遺した意外な映像に号泣

■残された妻に、夫からの最後のメッセージ「涙腺崩壊」「素敵な夫婦愛」

　未来の世界で、夫のお葬式に臨む妻と娘は、夫が遺した「脳内記憶をまとめた映像」のことを知りました。夫は生前、映像制作会社と契約していたのです。結婚してからあまり会話もなく、無口だった夫は、どんな映像を遺したのか？　そして映し出されたのは意外な内容で……。

　吉良いとさん（@kilightit）による創作マンガ『もしも記憶が遺せたら』がTwitterで公開されました。夫からの心のこもった最後のメッセージに、読者から「いい話」「泣いた」「涙腺崩壊」「素敵な夫婦愛」「最期に残した最高のラブレター」「映像に遺せるっていいですね」などの声があがりました。

　作者の吉良いとさんに、お話を聞きました。

ーー『もしも記憶が遺せたら』のお話はどのようにして生まれましたか？

　未来の世界のお葬式は、どんな感じになるのだろう。披露宴で観る思い出の映像のように、もし「お葬式で送ってくれる人が笑顔になれる映像」を亡くなった本人が作れたら……。そんな想像からこの作品は生まれました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「2度目のプロポーズみたいでたまらない」とおっしゃっていただいたことが印象的でした。とてもかわいらしくて素敵です。

電子書籍『幽霊が視える葬儀屋さん 星の花』が配信中（ナンバーナイン）

ーー電子書籍『幽霊が視える葬儀屋さん 星の花』が配信中です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか？

『幽霊が視える葬儀屋さん 星の花』は連続する話が1冊にまとまっている1巻完結マンガです。幽霊が視える葬儀屋さんを訪ねてきたひとりの少女を中心に、葬儀屋さんに最期の願いごとをする3人の人間ドラマを描いています。商業版『ようこそ亡霊葬儀屋さん』を未読でもお読みいただける内容となっておりますので、ご興味ありましたらお手に取っていただけますと幸いです。

ーーTwitterなどで精力的にマンガを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか？

　反応をいただける、ということが一番原動力となっています。基本的に自分の描きたいものを描いていますが、公開するまでは読んでもらえるかどうか不安でいっぱいで……。いいねやコメントなどで反応をいただけた時、「描いてよかった！」と毎回うれしさをかみ締めています。本当にありがとうございます！

（マグミクス編集部）