既婚の同僚が読む本を見て「結婚したいな」と思った理由は？「分かる」「素敵」

■本にはさんだ「しおり」で結婚を意識？　共感の声多数

　同僚が小説を読んでいるのを見て話しかけた男性は、本に「しおり」が2枚はさんであるのを見て不思議に思いました。同僚に聞くと意外な答えが……。

　白湯白かばんさん（@sayushirokaban）の4コママンガ『結婚したいなーと急に思った瞬間』がTwitterで公開されました。ふとしたことから「結婚」の良さを感じた男性。読者からは「分かる」「これは思ってしまう」「素敵」「仲の良さが垣間見えるのってすごくいい」「共有できる相手がいるってうらやましい」などの声があがりました。

　作者の白湯白かばんさんに、お話を聞きました。

ーー白湯白かばんさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　元々絵を描くのが好きで、趣味用に「CLIP STUDIO」というソフトを買いまして、そこからマンガを描くようになり、そのままお仕事にさせてもらっている感じです。

ーー『結婚したいなーと急に思った瞬間』のエピソードはご自身の実体験ですか？　マンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。

　実体験ではないですね。4コママンガを考える時、ワードから考えることが結構あるのですが、「本のしおり」で考えていた時に、ひとつの本を男女が共有して2枚のしおりをはさむアイデアが浮かんで、それを形にしました。

ー－たくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「吉川宏志さんの短歌みたいだ」というコメントですね。「卓上の本を夜更けに読みはじめ妻の挟みし栞を越えつ」という短歌があるそうで、夫婦やカップルが1冊の本に2枚のしおりを使うのは現実で存在してるだろうなーと思ったのですが、それをもう作品として昇華してる方がいたのか、という先を越された感がありました。しかもそれは20年前の歌集だそうで、まだ誰も触れてない場面を切り取るというのは難しいことだな、と改めて感じました。

単行本『まれなひと』が発売中（KADOKAWA）

ーーご自身初の単行本『まれなひと』が発売中です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか？

　たくさん描かせていただいた4コママンガや1ページマンガの数々、そして描き下ろしの短編マンガが見どころです！　その短編マンガは引きこもりの少女がお話相手として生まれた妖精みたいな生物と会話する物語となってます。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　今は週2くらいのペースで更新してるのですが、更新ペースを崩さないまま、見てくれる方がどんどん増えてくれたらいいなーと思っております。

（マグミクス編集部）