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マンガの愛すべき「おバカキャラ」6選 意外な活躍も、カワイイのも魅力?

マグミクス / 2022年2月21日 18時10分

マンガの愛すべき「おバカキャラ」6選 意外な活躍も、カワイイのも魅力?

■実は「有能」なのに「おバカ」なのも魅力?

 マンガ作品のなかに登場する「おバカキャラ」は、物語を盛り上げる一方で事態をひっかき回すことも多々あります。後先考えずに行動したり、欲望に負けたり……。しかし、彼らには憎めないかわいさや魅力があるのも事実です。

●『ゴールデンカムイ』白石由竹

 明治の北海道を舞台に隠されたアイヌの金塊を巡る戦いが描かれた『ゴールデンカムイ』は、シリアスとコメディのバランスが独特なマンガです。そんななかでも、特に読者の笑いを誘いがちなのが、「脱獄王」白石由竹。自在に関節を外せるだけでなく、体の各所にカミソリや釘を隠すこともでき、機転も利きます。そんな能力を活かして、全国津々浦々の監獄からの脱出に成功しているという、ある意味「超人」なのですが……。

 そんな白石が「脱獄王」になった理由は、贋作師・熊岸長庵が描いた「シスター宮沢の似顔絵」を見ているうちに、彼女が好きになってどうしても会いたくなってしまったからでした。一途な男・白石は全国の監獄に入っては脱獄し、シスターを探すのですが、その恋はまさかの形で終わりを告げます。『ゴールデンカムイ』のなかでも、特にアホらしい「名エピソード」です。

 その他、ギャンブルや占いで安易に金を稼ごうとしたり、すぐに女性を口説こうとしたり、しょっちゅう動物に頭を噛まれたりと、「おバカ」ぶりは相変わらずですが、いざという時は頼りになる義理堅い男。戦闘スキルは低くても、なんだかんだで生き残っている人気キャラです。

●『GS美神 極楽大作戦!!』横島忠夫

 人気マンガ『GS美神』で凄腕のゴーストスイーパー・美神令子の色香に惑わされ、時給250円でこき使われていた高校生・横島忠夫。怖がりな彼の行動原理は、一にも二にも「煩悩」で、化け物との戦いで危険にさらされると「死ぬ前に〇〇したかったー!!」と恥ずかしげもなく叫ぶ男でした。

 最初は何の能力もない丁稚働きのコメディ担当でしたが、ある時から横島の人並外れたその「煩悩」が武器になることがわかり、だんだんと頼れる男(「おバカ」なのは変わりませんが)になっていきます。遊びや商売の才能も持っており、また普通の女性には相手にされないけれど「人外」系女子にはやたらモテるなど、設定モリモリのキャラでした。

●『ジョジョの奇妙な冒険 第4部』虹村億泰

 スタンド使い同士の「頭脳戦」が魅力の『ジョジョの奇妙な冒険』。そんななかで第4部の仗助の親友・虹村億泰は、スタンドは強力なのに「おバカ」なキャラとして、異彩を放っていました。最初は仗助の敵として登場するも、空間を削り取る「ザ・ハンド」の能力で逆に墓穴を掘って敗北します。兄・形兆の仇である「レッド・ホット・チリ・ペッパー」戦でも勝ち切れず、その後も吉良吉影の親父を逃がすなどの凡ミスもありました。

 しかし、感情がわかりやすいお人よしな性格でもあり、リアクション、コメディ担当として物語を盛り上げています。特に、億泰が「食レポ」をする一連のエピソードは必見です。

 そして、最終決戦では仗助を散々苦しめた「キラークイーン」と「ストレイ・キャット」の合わせ技を、「ザ・ハンド」で軽々と片付ける大活躍を見せました。

■地下に落ちるのも納得?な「おバカ」

●『銀の匙』常盤恵次

 北海道の農業高等学校を舞台にしたマンガ『銀の匙』には、普通の勉強は苦手だけど農業や畜産の知識だけは豊富、という生徒キャラが多数登場しました。そんななかでも、とび抜けた「おバカ」として描かれていたのが、養鶏場兼農園の息子・常盤恵次です。

 農業関連科目以外は全て卒業危機レベルの成績でしたが、地頭が悪いというよりも不真面目な点が大きく、勉強以外のことでは意外な頭のキレを見せることも。夏休みに稼いだアルバイト代をくだらないことに全額使う浪費癖や、校則違反の髪型にして坊主にされるなど、いろいろやらかしながらも、根は良いやつで愛されるキャラでした。

『銀の匙』では馬術部部長の大川進英や、ヒロインの御影アキをライバル視しているお嬢様キャラの南九条あやめも、色々やらかしながらも憎めないキャラとして印象的です。

●『地獄先生ぬ~べ~』立野広

 ホラー学園マンガ『地獄先生ぬ~べ~』で、鵺野鳴助(ぬ~べ~)の生徒のなかでも主人公格だった立野広。第一話で、「九十九の足の蟲」に取りつかれていたせいで突如キレてしまう問題児として転校してきた彼は、ぬ~べ~によって救われ、真っすぐな性格のサッカー部エースとして楽しい日々を送れるようになるのですが……。

 サッカーの知識以外はからっきし覚えられない「おバカ」な広は、その後もしょっちゅう危険な目に遭います。特に「寄生虫」の回では、いつの時代のものかわからない団子を平気で食べたせいで、とんでもない事態になりました。また、「ブキミちゃん」の回では、その記憶力のなさから大ピンチに……。

 しかし、持ち前の運動神経や正義感を活かして何度もぬ~べ~や郷子、クラスメイトたちを助けています。続編の『地獄先生ぬ~べ~NEO』では、夢叶ってプロサッカー選手になっていました。

●『1日外出録ハンチョウ』石和

「カイジ」シリーズ本編にも登場した地下労働者・石和は、スピンオフマンガ『1日外出録ハンチョウ』ではとんでもない「おバカ」として描かれています。おまけにデリカシーもなく、班長・大槻や沼川を怒らせてしまったことも……。しかし、悪気はなく、わかりやすい男なので、なんだかんだで大槻チームのなかでも愛されています。

『ハンチョウ』作中では、温泉施設でひとりだけガッツリとデミハンバーグ丼を食べていたり、意外に幕末好きだったり、釣りが得意だったり、タイムループから抜け出せなくなっても案外受け入れていたり、親知らずを痛めて地獄みたいな治療を受けたりと、エピソードに事欠かないキャラです。借金まみれで地下に落ちてくるのも致し方ない「おバカ」ですが、なんだかんだで人生を楽しんでいます。ちなみに下の名前は、顔に似合わず「薫」です。

(マグミクス編集部)

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