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アニメ『ポケモン無印』珍エピソード4選 ピカチュウの見る夢がシュールすぎ!

マグミクス / 2022年2月27日 8時10分

アニメ『ポケモン無印』珍エピソード4選 ピカチュウの見る夢がシュールすぎ!

■20年以上経っても色褪せないアニメ版の珍エピソード

 日本が世界に誇る人気ゲーム「ポケットモンスター」(以下、ポケモン)は2022年2月27日で生誕26周年を迎えます。

「ポケモン」シリーズは発売1週間で650万本(世界市場)を売り上げたシリーズ最新作『Pokemon LEGENDS アルセウス』をはじめ、「ポケモンカードゲーム」と言った関連グッズも注目を浴びており、その経済効果は約10兆円に登るとも言われています。

 今回は「ポケモン」シリーズの生誕を祝うべく、1997年に放送が始まったTVアニメ版(以下、ポケモン無印)のなかから印象深い珍エピソードを4本ピックアップ。物語の導入を踏まえながら各話の見どころについて解説します。

●「きょだいポケモンのしま!?」(17話)

 250以上のエピソード数を誇る『ポケモン無印』のなかでも、とりわけ異彩を放っているのが、第17話「きょだいポケモンのしま!?」です。サント・アンヌ号の沈没によって見知らぬ無人島へ漂流したサトシは、ピジョンとバタフリーを除く手持ちポケモンとはぐれてしまいます。一方でピカチュウたちもサトシ一行を見失いますが、偶然出くわしたロケット団のポケモン(ニャース・アーボ・ドガース)と協力し、奇妙な無人島で一夜を共にします。

 最大の見どころは、何と言っても字幕処理が施されたポケモン同士の会話シーン。仲間思いのピカチュウにお調子者のゼニガメ、クールに気取ったフシギダネ、敬語を忘れない真面目なヒトカゲなど、普段の鳴き声だけでは分からないポケモンの性格や言動がハッキリと表現されています。

 また、ピカチュウの夢に現れた「人間のグチをツマミに飲み交わすポケモン屋台」もとにかくシュール。人間キャラクターよりもポケモンの個性に焦点を当てた名作エピソードです。

●「メノクラゲドククラゲ」(19話)

 すみかを奪われたポケモンが人間に復讐する「メノクラゲドククラゲ」は、古き良き特撮映画のエッセンスがグッと詰め込まれています。

 舞台となるハトバポートは大勢の人々で賑わう港町。その反面、町の開発に伴ってすみかを汚された水タイプポケモンが反抗を開始。数十メートル級の巨大なドククラゲがハトバポートを襲撃し、周辺をガレキの山へと変えてしまいました。

 大量のメノクラゲを引き連れたドククラゲは、ロケット団のニャースを介して人間に宣戦布告。「人間は私たちのすみかを壊した。だから我々もあなた方のすみかを破壊する」と語りかけ、無数のビームでビル群を次から次へなぎ倒します。『ゴジラ』や『ウルトラマン』といった特撮映画のパロディネタ、カスミとタッツーの運命的な出会いなど、見どころにあふれるエピソードです。

●「コイルはでんきネズミのユメをみるか!?」(30話)

 タイトル名からSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(著フィリップ・K・ディック)が元ネタだとひと目で分かるエピソードです。さまざまな工場が密集するグンジョシティを訪れたサトシ一行は、調子が悪いピカチュウを治療するためにポケモンセンターへ向かいます。しかし、街全体の電力供給がストップしたことでポケモンセンターは稼働停止。直接の原因となった「ベトベター」の氾濫を防ぐため、サトシたちは街の発電所へ駆けつけました。

 そこへ姿を見せたのが磁石ポケモンのコイル。帯電の影響で電磁石化したピカチュウに対し、異常なまでの興味を見せるコイルにサトシたちも戸惑いを覚えます。ピカチュウに心惹かれたコイルの助けを借り、一行は発電所に巣食うベトベターおよびベトベトンの撃退に成功。ところがコイルは一転、放電によって電気を解き放ったピカチュウに興味をなくしてしまいます。

 タケシが残した名言「コイル心と秋の空は変わりやすい」も相まって印象的な一本。ちなみに、作中で登場するキャラクター(発電所の職員)も同様、元ネタ小説の著者名から引用されています。

●「ポケモンまほうでだいへんしん!?」(243話)

『ポケモン無印』の「ジョウト編」で放送されたエピソード「ポケモンまほうでだいへんしん!?」では、なんと主人公のサトシが一時的にポケモンへと姿を変えることになります。ポケモン魔法使いを名乗る不思議な少女・リリーの願いを叶えるべく、サトシ一行は魔法完成に必要な素材探しに奔走。邪魔に入ったロケット団を倒して無事にエイパムの涙を採取したものの、リリーはお目当ての魔法をうまく発動することができず、誤ってサトシをポケモンへと変身させてしまいます。

 実験が失敗に終わって意気消沈かと思いきや、魔法にかけられたサトシは意外とポジティブ。ピカチュウならぬ「サトチュウ」になった後も、手持ちポケモンを交えて楽しげにじゃれ合う様子が映し出されます。ポケモンになっても変わらず、サトシの特徴(目・帽子・前髪)がしっかり反映されているのもポイント。オチのつけ方もどことなく童話をほうふつとさせました。

(龍田優貴)

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