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『ジョジョ』のスタンドは強いのに惨めな負け方をしたキャラ たった2話で敗退も…

マグミクス / 2022年2月24日 18時10分

『ジョジョ』のスタンドは強いのに惨めな負け方をしたキャラ たった2話で敗退も…

■圧倒的だった「太陽のスタンド」だが…

『ジョジョの奇妙な冒険』(著:荒木飛呂彦)は、強敵スタンド使いたちとの手に汗握る頭脳戦が大きな魅力です。主人公たちをギリギリまで追い詰めたあっぱれな敵もいた一方で、なかには「え?それで終わり?」となるキャラもいました。今回は、『ジョジョ』のスタンドが強いのに「お粗末な負け方」をした敵を振り返ります。

●「サン」のアラビア・ファッツ

 第3部屈指のネタキャラ、アラビア・ファッツ。彼のスタンド「サン」は、その名の通り太陽の姿をしており、砂漠を行く承太郎一行に襲い掛かります。100メートル以上の上空からもその威力は衰えず、夜間でも周囲を70度以上の熱気にさらし、レーザビームのような攻撃もできる超強力な能力。承太郎たちは、本体を見つけることもできず、岩場に隠れながら苦戦を強いられていたのですが……。

 アラビア・ファッツは砂漠のなかで、前方に鏡のついた特殊車両でカモフラージュしながら一行の近くで攻撃していました。しかし、「影が反対側に伸びたそっくりな形の岩」を見つけた承太郎たち(ジョセフ以外)にそのシンプルなトリックを爆笑された挙句、岩を投げつけられてあっという間に退場してしまいます。セリフはモブキャラ以下の「ドギャス!」の悲鳴のみで、たった2話で片付けられました。

 特別本「JOJO-A-GO!GO!」で名前が明らかになるまで、正体不明の出オチキャラとして扱われていた気の毒な男です。

●「アトゥム神」のテレンス・T・ダービー

 ついに見つけたDIOの館で、突如現れた執事のテレンス・T・ダービー。彼は以前に承太郎たちをギリギリまで追い詰めた天才ギャンブラーのダニエル・J・ダービーの弟で、「彼が勝てるのは古いタイプの人間 もしくは素人だけ」「兄は私に勝てないこということを子供の時から知っていた」と兄を下に見ていました。

 たしかにダービー弟は勝負の場に選んだゲームの腕も一流ですし、スタンド「アトゥム神」は相手の魂の状態を見て、質問に対して「Yes」か「No」か正確に見抜くことができる能力を持っているという強敵。しかし、最終的にはその「魂を読む」能力に頼りすぎたせいで、承太郎との野球ゲームで「承太郎ではなくジョセフが『ハーミット・パープル』でこっそり操作していた」という簡単なイカサマも見破れず、敗北を喫しました。

 承太郎からは「お前の兄貴ならこんなイカサマ なんなく見破っていただろうな」と屈辱の一言をもらい、最後は命乞いをした挙句みじめにぶっ飛ばされます。「もしかしてオラオラですかーッ!?」の名言を残した、見事に「お粗末」なやられっぷりでした。

 ちなみに、ダービー弟と同じく館に仕えていたケニーGは幻覚を見せるスタンド使いですが、みっともないという印象すら残らないくらい、イギーにあっさりとやられてしまっています。

※この先の記事では、現在アニメ放送中の第6部のストーリーに関する記述がありますのでご注意ください。

■能力の特性を突かれてあっさり敗北したDIOの息子

●「サーフィス」の間田敏和

 第4部に登場した仗助たちと同じぶどうヶ丘高校の生徒・間田敏和のスタンド「サーフィス」は、本体の性格の悪さが反映された凶悪な能力を持っていました。このスタンドは等身大の絵画用人形に取りつき、標的が人形に触れると発動して、人形がその人物そっくりになってしまうのです。指紋・声紋から性格的特徴まで同じになるだけでなく、標的を視認できる範囲でその人形を間田が操ると、相手は人形側と同じ動きしかできなくなってしまいます。

 間田はそんな能力を使って自分と口論になった友達の目玉をえぐったり、好きな子を人形でコピーしたり(しかしもともと好かれていなかったので操れず)と、卑劣な行為を繰り返していました。そして、仗助のコピー人形を作り出すことに成功した間田は、ニセ仗助を使って能力者を探る承太郎を町から排除しようとします。

「サーフィス」の能力はハマると厄介で、仗助は操られて承太郎を殺す寸前まで追い詰められてしまいますが……。間田はその前に、ニセ仗助を使ってチンピラたちを暴行していました。そして、その後に仗助が彼らを治療していたせいで、間田はあと一歩のところでチンピラたちに見つかって袋叩きにされてしまいます。自分の性格の悪さが、自分の首を絞めたのです。

 仗助に人形を壊され、悪事ができなくなった間田は、その後は康一の友達(自称)になり、一緒に岸部露伴の家にも行きます。しかし、「ヘブンズ・ドアー」で個人情報を読まれた挙句、露伴からは「最低な奴」「読者に好かれるはずがない」と切り捨てられるという、あんまりな扱いを受けました。

●「ボヘミアン・ラプソディー」のウンガロ

 第6部に登場したDIOの息子・ウンガロは、惨めすぎる人生を送り、麻薬中毒者にまでなっていましたが、プッチ神父との出会いでスタンド能力に目覚めます。彼のスタンド「ボヘミアン・ラプソディー」は、空想の世界のキャラクターを現実化させ、そのキャラに心ひかれた者の精神を肉体から分離させて物語と同じ結末に向かわせてしまうという恐ろしい能力。しかも、射程範囲は「全世界」であり、徐倫たちも大苦戦し、世界中が大パニックとなりました。

 世の中を恨むウンガロは、自分は飛行機で空に逃げ、徹底的に世界を破壊するつもりでしたが、能力の特性に気づいたウェザー・リポートがその弱点を見事に突きます。「創作されたキャラであれば、即席のものでも現実化してしまう」という能力のため、ウェザーはゴッホの肖像画を脅して「プット・バック・マン」という「全てのキャラクターをもとの状態に戻すヒーロー」を作り出し、あっという間に事態を収束させてしまったのです。

 ニュースを聞いていたウンガロは、すぐに自分の能力がもう使えないことを悟り、希望を奪われてあっという間に廃人化してしまいました。もし、ウンガロがもう少し早くこのスタンドに目覚めていれば、その弱点にも気づいて対策が打てたかもしれません。一度も主人公たちと相対することなく負けた、珍しいキャラです。

(マグミクス編集部)

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