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続々「再アニメ化」する名作たち 次に期待できる作品は? 『GS美神』横島の活躍を望む声も

マグミクス / 2022年3月1日 11時50分

続々「再アニメ化」する名作たち 次に期待できる作品は? 『GS美神』横島の活躍を望む声も

■再アニメ化の声を上げるのは無駄じゃない?

『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』や『シャーマンキング』など、人気があったマンガをアニメ化しながらも、完結までTV放送されなかった作品は数多くあります。そんな不遇だった名作たちの再アニメ化が、最近多く見られるようになりました。そこで今回は、これから再アニメ化が望まれそうな作品を紹介します。

 今年2022年も『うる星やつら』や『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』などの再アニメ化が予定されています。そのほとんどが当時、人気があったものの原作に追いついてしまったり、スポンサーから不評だったりと、原作未消化のままTV放送を終了したという不幸な境遇が背景にありました。

 すべてがそうではありませんが、そういったアニメは不遇だったゆえに最後まで見てみたいというファン心理が強くあるようです。最近のネット記事のコメントを見ても、再アニメ化が決まった作品に対する意見のなかに「あの作品もアニメ化してほしい」といった声が寄せられていました。

 ひょっとしたら再アニメ化を望む声が、いつか制作会社などを動かすかもしれない。そう思うと、こういった再アニメ化の予想を話すことは無駄とは思えません。そんなわけで、筆者が見てきたコメントから、各年代で再アニメ化の声が大きかった作品をご紹介します。

●原作に忠実な『ウイングマン』が見たい

 まず、80年代からは『ウイングマン』です。『夢戦士ウイングマン』のタイトルで1984年2月7日から1985年2月26日まで放送されていました。

 この年代ですと、『キャッツ・アイ』や『魁!!男塾』など、原作マンガの途中までしかアニメ化されていない作品が他にも多くあります。完結までアニメ化されていますが、その後に新シリーズが始まった『キン肉マン』や『キャプテン翼』といった人気作品も、再アニメ化が期待されている作品でしょう。

 そのなかで『ウイングマン』の再アニメ化を望む声が多いのは、原作マンガとかなりかけ離れたアニメでの展開が関係しているようです。もともとアニメ化の際にスポンサーの影響が強く、主人公たちが搭乗するバイクのウイナアもオモチャ用にデザインされたウイナアIIに変更されました。

 物語も大きく変更され、ファミリー向けにラブコメ要素の部分をメインの作風に変えられています。ストーリーとしては原作前半にあたる「リメル編」を独自展開で終息させた後、アニメオリジナルのゴーストリメルとの戦いで最終回を迎えました。原作後半の「ライエル編」はストーリーとして触れず、一部のデザインが使われたのみとなっています。

 原作者の桂正和先生のその後の活躍でファン層が広がったことも、本作の再アニメ化を望む声につながっているのかもしれません。

■物語の完結、キャラの成長が見たい!

●『GS美神』再アニメ化で横島の成長を見届けたい

 90年代作品からは、『GS美神(ゴーストスイーパーみかみ) 極楽大作戦!!』の再アニメ化を望む声が大きいと感じました。アニメでは『GS美神』として、1993年4月11日から1994年3月6日まで放送されています。

 本作は椎名高志先生の出世作ともいえる作品で、後に同じくアニメ化までされた『絶対可憐チルドレン』と並ぶ代表作です。どちらもアニメは未完ですが、再アニメ化の声は、『GS美神』の方が多くあがっていると思います。

 再アニメ化で寄せられる意見としては、「アニメで見られなかった横島忠夫が成長した姿を見たい」という声が多くありました。アニメではまだ物語の中盤にもなっておらず(コミックス全39巻中、アニメになったのは9巻まで)、後半から主人公のようになった横島の活躍が見たいということです。その物語は前述した『ダイの大冒険』のポップの成長とも重なり、熱くさせる要素が大きいからかもしれません。

 TV放送当時の人気も高く、2年目以降の放送も期待するファンが多かったと思います。しかし、スポンサーの商品展開とあまり上手くマッチングしなかったことが、放送が予定より少し早い11か月で終了となった要因でした。

 その後、この放送枠を引き継いだ『マーマレード・ボーイ』は、原作マンガにはなかったグッズを登場させてオモチャを売るという方法で、スポンサー対策をしています。この放送枠が現在の「プリキュア」シリーズにつながっているわけですから、『GS美神』が放送延長されていればTVアニメの歴史は変わっていたかもしれません。

●『家庭教師ヒットマンREBORN!』完結まで描き切ってほしい

 2000年代になるとシーズン制もあるので、原作未消化でTV放送を終了する作品は少なくなりました。終わってそれほどの時間が経っていないので、前述の『シャーマンキング』や『BLEACH(ブリーチ)』といった再アニメ化も少なくありません。

 そのなかで再アニメ化が期待できそうな作品は、『家庭教師ヒットマンREBORN!(かてきょーヒットマンリボーン)』だと思います。放送期間は、2006年10月7日から2010年9月25日でした。

 4年もの放送期間から当時の人気もわかりますが、途中で何度も原作に追いつき、アニメオリジナルエピソードを何回か挟んで放送を延長しています。そして、連載期間がもっとも長かった「未来編」で、TVアニメは放送終了しました。人気が高かったことから、続きである「継承式編」は情報番組「サキよみ ジャンBANG!」の1コーナーとして一部を動画コミック化しています。

 関連商品の売り上げも好調だったことから、現在のような分割シーズン制で製作されていれば、完結までTVアニメになったかもしれません。そういう意味では、少しだけ時代の波に乗れなかった作品と言えるでしょう。

 しかし、2018年から舞台化をしているなど、その人気は衰えているというわけではありません。筆者の予想でしかありませんが、次の再アニメ化の最有力候補と思っています。今なら声優の交代といったことも、回避できるかもしれません。

 以上、個人的に再アニメ化を期待できそうな作品を紹介しました。もちろん、ここで挙げられていない作品が秘かに進行して、突然発表されることもありえるでしょう。完全新作のアニメも楽しみでありますが、かつての人気作の再アニメ化は発表だけでワクワクするので、どうしても注目せざるを得ません。

(加々美利治)

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