1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

ジャンプ「不死身敵キャラ」の対処法いろいろ 納得のオチを生み出した発想力に脱帽!

マグミクス / 2022年3月3日 7時10分

ジャンプ「不死身敵キャラ」の対処法いろいろ 納得のオチを生み出した発想力に脱帽!

■オチのつけ方が悩ましい「不死身敵キャラ」の存在

 バトル系のマンガでたびたび登場する敵の「不死身キャラ」。どんな物理攻撃をしても倒せない強敵であり、これを出せば簡単に絶望感をあおる展開にはできますが…その一方、読者が納得のいくオチをつけるのは至難の業と言えます。

 実際に連載された作品のなかで、「不死身キャラ」の対処法にはどんなパターンがあったでしょうか? この記事では、「週刊少年ジャンプ」で人気を博したバトル作品のなかから、そのパターンの数々をご紹介していきます。

●『ジョジョの奇妙な冒険 第2部』カーズ…宇宙へ飛ばす

 もっとも有名な「不死身キャラの対処法」といえば、これではないでしょうか。『ジョジョ2部』のラスボスであるカーズは、物語のキーアイテム・赤石を手に入れたことで「究極生命体」に進化。本来の弱点である太陽光を克服し、主人公・ジョセフの「波紋」も通じなくなってしまいます。

 火山のマグマのなかに落として倒そうと試みるも、それでも死なないという驚異の生命力。どうすればいいんだという絶望的な状況に陥ります。

 そして最終的に行われた対処法は、「宇宙へ飛ばす」というもの。大噴火によって岩盤ごと空高くまで吹き飛ばし、さらに無数の火山弾に追い打ちをかけられ宇宙空間へ。それでも死なないカーズは凍りつき、身動きがとれない状態となったのです。

-カーズは-
2度と地球へは戻れなかった・・・。
鉱物と生物の中間の生命体となり 永遠に宇宙空間をさまようのだ。
そして 死にたいと思っても死ねないので
-そのうちカーズは、考えるのをやめた。

 この有名なナレーションによって、カーズの結末が描かれています。「倒せないなら地球外へ飛ばせばいい」。斬新かつ興奮できる素晴らしいオチのつけ方でした。

●『幽☆遊☆白書』戸愚呂兄…永遠に幻覚を見せる

『幽☆遊☆白書』のなかでも人気の高い敵キャラ「戸愚呂兄弟」。背が小さい兄のほうは、身体を自由自在に変形させることができ、脳や臓器も移動させることが可能。そして驚異の再生能力を持っています。身体が粉々になろうが再生しているため、もはや脳や心臓がどうこうというレベルではありません。さらには、たとえ身体を食べられ、取り込まれてしまっても、逆にその人物を乗っ取ってしまうという生命力。まさに不死身と言えるでしょう。

 結局どうやって対処されたのかというと、「邪念樹」という魔界植物。「エサ」に幻覚を見せおびき寄せて寄生するという、恐ろしい植物です。「邪念樹」はエサが死ぬまで離さない性質を持ちますが、戸愚呂兄は不死身。したがって、永遠に幻覚を見つづけることとなったのです。今も苦しみ続けていることを思うと、なんと恐ろしい結末でしょうか。

■ドラマチックな対処方法をされた「不死身のラスボス」も

●『トリコ』ネオ…食材を与えて仲間に

 続いては、美食神・アカシアの「グルメ細胞の悪魔」であるネオ。本作において「グルメ細胞の悪魔」は不滅であり、ネオは漆黒の食欲で数十億年前から数多の星を食い尽くしてきた存在です。いわばラスボスとしてトリコの前に立ちはだかり、最終決戦が行われました。

 バトルのラストでは、すべての食材の頂点である「GOD」を食べたトリコが怒りのフルコースを叩き込み、これまでため込んできた膨大な食材を吐き出すネオ。しかし、存在そのものが消えるわけではありません。そこでトリコは、「食べ物を分け与える」という行動に出るのです。これはネオにとって初めての経験でした。

 心を動かされた結果、すっかりおとなしくなり仲間に。なんとトリコの結婚式にまで参列したのです。この不死身キャラの対処法は、他作品では真似できない、『トリコ』ならではのものと言えるでしょう。

●『NARUTO』飛段…生き埋め

 続いては、圧倒的な強さを誇る敵組織「暁」のメンバーとして登場した飛段。彼も不死身の肉体を持ち、たとえ心臓を貫かれようとも死にません。相手の血液を取り込むことで、己の身体を相手とリンクをさせ、自傷することでダメージを与える術「死司憑血(しじひょうけつ)」を扱います。飛段は不死身のため、この術が成功すればいとも簡単に相手を絶命させることができてしまうのです。

 驚異的な強さを持つ飛段を倒したのは、作中トップクラスの頭脳を持つ忍・奈良シカマルでした。どうやって対処したのかというと、「生き埋め」。落とし穴に誘導したのち、爆発で身体をバラバラにし、ガレキの山を降らせることで、二度と日の目を見ない状況へと封じ込めました。不死身への対処法としては割とシンプルなのですが、作中での戦略の描かれ方、そして恩師・猿飛アスマの仇を取るという背景が素晴らしく、屈指の名バトルと言えるでしょう。

(古永家啓輔)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください