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映画『ウルトラマントリガー』公開で「イーヴィルティガ」が急浮上!今も愛される悪の巨人

マグミクス / 2022年3月3日 17時10分

映画『ウルトラマントリガー』公開で「イーヴィルティガ」が急浮上!今も愛される悪の巨人

■哀愁漂う「悪の巨人」 初登場から

 ウルトラシリーズでも屈指の人気作『ウルトラマンティガ』(1996年~1997年放送)の後継作として話題を呼び、先日最終回を迎えた『ウルトラマントリガー』には、ゴルバー(ゴルザ&メルバ)、ガゾート、キリエロイドなど、『ティガ』視聴者には懐かしの怪獣たちが登場しました。

 そして、2022年3月18日から全国の映画館と配信サービス「TSUBURAYA IMAGINATION」で同時公開が予定されている『ウルトラマントリガー エピソードZ』には、影を継ぐ最悪の巨人、「イーヴィルトリガー」の登場も告知され、TV放送が終了してもさらなる盛り上がりが予想されます。

『ウルトラマンティガ』以来のファンにとってもっとも気になるのは、この「イーヴィルトリガー」と同じ言葉を冠した、「イーヴィルティガ」の存在でしょう。

 イーヴィルティガはTV版で、闇の三巨人は劇場版『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』で登場したのに対して、『トリガー』ではその真逆という展開も胸アツですが、何より「イーヴィルトリガー」が登場する自体がファンにとっては最高のサプライズとなっているのです。今回は、本家「イーヴィルティガ」の活躍と魅力を振り返っていきます。

●「悪のウルトラマン」の先駆けとなる存在

 イーヴィルティガは、『ウルトラマンティガ』第44話「影を継ぐもの」で登場しました。変身者のマサキ・ケイゴは、ティガであるマドカ・ダイゴと同じく超古代の遺伝子を受け継いでおり、光の巨人について研究している天才物理学者。ウルトラマンの存在意義を「人類の進化を強制的に導く」とするなど、傲慢な考えを持っています。間違った心で光になろうとしたため、ウルトラマンに変身しても暴走する結果となりました。

 イーヴィルティガ人気の理由のひとつは、現在では当たり前となっている「悪のウルトラマン」の先駆けであることです。これまでシリーズには「にせウルトラマン」、例えば正体がザラブ星人だったものやウルトラマン風ロボットなどは数多く登場してきましたが、イーヴィルティガは明確にウルトラマンのひとりとして描かれています。

 もともとはティガと同じく超古代の光の戦士で、正義の存在でしたが、マサキの邪悪な心に引っ張られてしまったため悪のウルトラマンになってしまった……という複雑な経緯があります。ちなみにマサキ・ケイゴは、元V6メンバーだった坂本昌行さんが演じる案も検討されていたそうですが、マドカ・ダイゴを演じた同じV6の長野博さんとの夢の対決は実現しませんでした。

 デザインも「ティガ」そっくりですが銀と黒をベースにした配色で、シンプルながら邪悪な存在であることがひと目でわかる仕上がりです。こうした配色やデザインはイーヴィルトリガーにも受け継がれています。

●感情移入せざるを得ない、重厚なストーリー

 イーヴィルティガを魅力的に感じさせる理由のひとつに、ストーリーの重厚さも挙げられます。第44話「影を継ぐもの」は、24分の放送尺のなかにイーヴィルティガの哀愁が詰まっており、同作のなかでもトップクラスの人気を誇る人気エピソードです。

 前述のように、光の存在でありながら人間の傲慢さにより、邪悪な存在になってしまった経歴はもちろん、相棒であった怪獣ガーディーを暴走の末、容赦なく倒してしまうシーンも必見。サイテックビル地下神殿で発見されたイーヴィルティガの巨人像ですが、同時にカラータイマーがついた怪獣の像も発見されました。

 そこに子犬の魂が合体してガーディーが復活するわけですが、主人であったイーヴィルティガの暴走を止めようと涙を流しながら奮闘。こちらも涙なしには見られない名シーンです。

 現時点では、イーヴィルトリガーがどのような出自なのか詳細は不明ですが、予告では「最悪の巨人」と紹介されています。ゼペリオン光線によって倒され、光となって散ったイーヴィルティガが関係しているのかどうか……人気作『ティガ』とのつながりがさらに気になる劇場公開を待ちましょう。

(椎名治仁)

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