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『ドラクエ』残念すぎるモンスター4選 「まんま!」「格落ち感が否めない」

マグミクス / 2022年3月8日 6時10分

『ドラクエ』残念すぎるモンスター4選 「まんま!」「格落ち感が否めない」

■モンスターと呼んでいいのか…ちゅうちょするキャラも

「ドラクエ」シリーズのモンスターといえば、しずく型でぽよんぽよんしたかわいいスライムをはじめ、愛さずにはいられない秀逸キャラのオンパレードですが……なかには、設定やネーミングがあまりにもまんまの、残念なモンスターもちらほら。

 まさかとは思いますが、時間がなくてやっつけで作ったんじゃないかと勘ぐりたくなるほどです。この記事はそんな、残念すぎて敵ながら不憫になってしまうモンスターたちをピックアップしました。

●ネーミングがまんまな「おおにわとり」

 大きなニワトリだから「おおにわとり」という、まんま系モンスター(「まんまやないかい!」と、思わずツッコミたくなるようなモンスターを命名しました)の代表格。『ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑』によると、「凶暴化した大型のニワトリ」とのことで、巨大というワケでもなさそうですから、どこかの養鶏場から逃げ出したのでしょうか。モンスターや冒険者たちがウロウロしている危険な大地で生きていれば凶暴化もするでしょう……と、ここに至るまでの苦労も察せられます。

 特技は、命中率を下げる「すなけむり」や、物理攻撃を受け流して他の誰かに当ててしまう「うけながし」など、がんばれば普通のニワトリにもできそうなものが多いのも、ちょっと残念なところです。さらに、敵を眠らせる「ねむりこうげき」も得意。本来ニワトリは早朝の鳴き声で朝を告げる存在なのに……。

『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』の図鑑には「にくはおいしい」と書かれているので、倒せば勇者たちのごちそう一直線。おなかいっぱい食べられそうですね。

 ちなみに、まんま系モンスターには他にも、「おおナメクジ」「おおみみず」などがいます。

●ネーミングがその辺のあんちゃん感満載「ごろつき」

 一般的に「ごろつき」と聞いてイメージするのは、ちょっと危ない界隈の下っ端の方たち、といった感じではないでしょうか。辞書にも「一定の住所、職業を持たず、あちこちをうろついて、他人の弱みにつけこんでゆすり、嫌がらせなどをする悪者」(デジタル大辞林)とあります。この、セコい犯罪者感! 天下の「ドラクエモンスター」ながら、あまりの残念なネーミングに同情してしまうほどです。

 しかも「ドラクエ」のごろつきは、名前に輪をかけてビジュアルも残念。筋肉質の身体に、覆面とパンツのみ着用で手にはオノという変質者感まで漂わせているのです。夜道では絶対に会いたくないタイプです。

 初出は『ドラクエVIII』ですが、それ以前の作品で暴れていた「さつじんき」の継承モンスターといわれています。さつじんきから、ごろつきへ。ここでも格落ち感が否めず、総じて残念なモンスター(人間?)と言わざるをえません。

■生みの親お気に入りの残念モンスターとは

ゲーム内図鑑のモンスターたちの一口メモが楽しい『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドRETRO』

●お色気満点のたらこくちびるモンスター「リップス」

 ぽってりと厚いたらこくちびるが特徴のなめくじのようなモンスター「リップス」。くちびるだからリップスという、分かりやすいネーミングです。ならば、攻撃はもちろん熱〜いキス……かと思いきや、実はくちびるの奥に長い舌を隠していて、その舌で顔をなめ回してくる(効果は1ターン休み)という肩すかしなモンスターです。なんか残念。いや別に、キスされたいわけではありませんが。

 一般的に厚いくちびるは色っぽいとされるからか、リップスはお世辞にもかわいいとはいえないビジュアルながら、「ドラクエ」のセクシー担当です。『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』の図鑑には特技として「ぱふぱふ」と書かれているので間違いありません。また、スマホ・タブレット端末用ゲームアプリの『ドラゴンクエストタクト』では、「リンダの酒場」のママとして登場し、他のモンスターたちの世話まで焼いています。

 ちなみにリップスは、「ドラクエ」生みの親である堀井雄二さんのお気に入りモンスターなのだとか。さらに、「ドラクエ」のライバル作にあたる『ファイナル・ファンタジー』の生みの親・坂口博信さんも、「ドラクエ」キャラではリップスが好きだと語っており、2大巨頭をトリコにするとは、リップスおそるべし。

●あまりにもあまりな「くさった死体」

 最後にご紹介する「くさった死体」も、堀井雄二さんの大のお気に入りモンスターだということで、「残念すぎる……」というのは申し訳ないのですが、でもやっぱり、残念なものは残念。

 そもそもこの「くさった死体」という名前はなんでしょう。死体ですよ、死体がくさっているんですよ。ゾンビなどの名称でぼやかすことなく、ストレートにぶつけてくるのが堀井さんならではのセンスなのでしょうが、改めて想像するとかなりキツいです。仮に実写版の「ドラクエ」映画を作ることになったら、すべてモザイク処理になってしまいます。

 戦闘後に仲間になりたがってきたらどうでしょう。「なんと くさった死体が おきあがり なかまに なりたそうに こちらをみている!」……やっぱり無理。少しかわいそうな気もしますが、丁重にお断りしたく思います。

 得意攻撃は、やはりというべきか「どくこうげき」。きっと体内でなにかが熟成されてしまったんですね。さらに相手を眠らせてしまう「あまいいき」もお得意だそうですが、なぜ甘い香りなのかは考えたくないです。

 ちなみにこの「くさった死体」は、「ドラクエ」のプロデューサーを努めた千田幸信さんがモデルだといわれています。この項の数々の非礼をお許しください。

(C)1998,2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

(古屋啓子)

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