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『マリオRPG』謎すぎる名キャラたち「ただ濃いだけ」「FFのボスかな?」

マグミクス / 2022年3月9日 19時4分

『マリオRPG』謎すぎる名キャラたち「ただ濃いだけ」「FFのボスかな?」

■マロにブッキー、ワッシーも…異色のRPG作品を彩ったキャラクターたち

 青いマント姿から繰り出されるビームにロケットパンチ……。1996年3月9日、任天堂と当時のスクウェアが共同発表した異色のRPG作品、スーパーファミコン用ソフト『スーパーマリオRPG』(以下、マリオRPG)にてキーパーソンを務めた「ジーノ」。彼はその後に発表されるゲームタイトルに”ほぼ”全く登場しないにもかかわらず、今なおファンより強く愛され続けるキャラクターの1体です。

 ゲームとしての完成度はもちろん、遊び心やネタ要素、劇中内のメタ発言に至るまで……評価ポイントも多岐にわたる『マリオRPG』ですが、今回は本作を彩るユニークすぎるキャラクターたちをご紹介します。

 まず、本作のパーティメンバー、マリオと旅の出発を共にする「マロ」です。冒頭で紹介した「ジーノ」は天空の使者を名乗るキザな性格の持ち主、謎多きキャラクターとして描かれていますが、初登場時のミステリアスさで言えば「マロ」も同様です。

 泣き虫な性格がいじらしい「マロ」は杖やシンバルを武器とし、天候を操る技を得意とするマシュマロの国の王子……なのですが、ストーリー序盤では自分を「カエル」と信じている、素性の知れないキャラクターとして登場するのです。

 専用技「なにかんがえてるの」を戦闘中に使うことで、まれに制作現場の裏の声まで確認することのできる「マロ」はフカフカな見た目にそぐわない、尖った仲間と言えるでしょう。

 また、ピーチ姫にクッパまでもパーティメンバーに加わる『マリオRPG』では、道中に待ち受ける敵キャラクターも、なかなかにショッキングな面々が登場します。

「ドンキーコング」のパロディ「ドソキーユング」に、サングラスが黒光りする「ワッシー」、武器に機関車を乗り回す「ブッキー」などが一行の冒険を阻みます。

「ワッシー」はヨッシーのライバルポジションとして、ヒゲもセリフも独特な「ブッキー」は物語内でピーチ姫との結婚式を画策することから、マリオ、クッパの新たな恋敵として定着するかと思われましたが……いずれも『マリオRPG』本筋のストーリーに関わらない、ただただ「濃い」キャラクターとしてプレイヤーに強い印象を残しました。

■特撮ヒーローもの!? 個性的すぎるボスキャラたち

 ユニークな敵キャラクターを束ねるボスたちもまた、ファンシーながら奇怪を極めるゲームこそ『マリオRPG』です。

 シルクハットを被る紫色の泥棒ワニ「クロコ」は、まだキャラクターのモチーフを推測することができますが……四つ目に長い舌を持つ「ベロ~ム」や、特定のボタン操作を封じてくる「ユミンパ」、炭坑で待ち受ける爆弾職人「ペパット」など。登場するほとんどのボスキャラキャラクターたちは、デザインが生み出されるに至った経緯が分からないほどユニークな見た目をしています。

 ファンから人気の高いボスで言えば、「オノレンジャー」も有名でしょう。通称「鍛冶王戦隊オノレンジャー」と自称する彼らは、それぞれレッド、グリーン、ピンク、ブラック、イエローのメンバーの5色を基調としており、ピンチになると巨大メカで応戦する戦闘スタイルを披露します。

 特撮ヒーローを連想させるボスと対峙するマリオの異色の戦闘シーンは、そう描かれるものではありません。

 もっと言えば、隠しボス「クリスタラー」戦に至っては、まるで『ファイナルファンタジー』のボスにマリオが戦いを挑んでいるかのような……ゲームタイトルの垣根を越えた奇跡の一戦も繰り広げられるのです。

 上述のキャラクターたちだけでも、取り止めがないように思われるかもしれませんが、この記事で紹介できたキャラクターはほんの一部。

 特徴を聞いただけでは、統一感がないようにも思えてしまいます。ところが、忘れられない個性的なキャラクターの数々が、奇跡的に融合し、調和が取れていることにも、『マリオRPG』の完成度の高さを見つけることができます。

(ふみくん)

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