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『第4次スーパーロボット大戦』高難度ステージ3選 絶望に叩き込まれる!

マグミクス / 2022年3月17日 7時10分

『第4次スーパーロボット大戦』高難度ステージ3選 絶望に叩き込まれる!

■あまりの難しさにゲーム中断? プレイヤーを悩ませた高難度ステージ

 2021年4月で生誕30周年を迎えたシミュレーションRPG「スーパーロボット大戦」(以下、スパロボ)。本シリーズは新旧さまざまなロボットアニメ作品が夢の共演を果たすことで有名ですが、同様に多くのプレイヤーを絶望させた「高難度ステージ」の存在感も強烈です。

 今回は、1995年3月17日に発売されたスーパーファミコン用ソフト『第4次スーパーロボット大戦』(以下、第4次スパロボ)、および移植版のPlayStation用ソフト『第4次スーパーロボット大戦S』にフォーカスし、リアルタイム世代の記憶に焼き付いているであろう高難度ステージを3つピックアップ。出現する敵ユニットの強さや味方の戦力などを踏まえながら難しさを振り返ります。

●ハイパージェリル

『聖戦士ダンバイン』では、負の感情によってオーラ力が暴走する「ハイパー化」が作中で描かれていますが、『第4次スパロボ』においても同じく、ゲーム中盤ステージ「ハイパージェリル」でその恐怖が再現されています。ステージ開始後の増援で現れるパイロット「ジェリル」は、一度倒されると負の感情をその身に宿し、まさかのハイパー状態で復活。大幅にパワーアップした「レプラカーン」を駆り、プレイヤー陣営へ猛威を振るいます。

 ハイパーレプラカーンはゲーム中盤の登場にも関わらず、本作のラスボスが乗り込む「バラン=シュナイル」の性能に匹敵します。またジェリル自身のステータスも高いため、気力を溜めてからのハイパーオーラ斬りでリアル系だろうがスーパー系だろうが問答無用でなぎ倒す恐ろしさを秘めています。さらに特殊技能(オーラバリアと分身)の効果も相まってやたらと攻撃を回避するので、必中+熱血をかけたスーパー系ユニットの攻撃が必須。ゲーム中盤ながらも異様な存在感を放つ強敵でした。

●栄光の落日

『第4次スパロボ』だけでなく、「スパロボ」シリーズ全体を見渡しても5本の指に入るのが「栄光の落日」です。このステージの突破は容易ではなく、初見プレイ時にどうしてもクリアできず、戦意をそがれて一時プレイを中断したプレイヤーも数多くいるほど。その要因としては、「味方戦力の分散」・「味方にとって不利な地形」・「敵ユニット数の多さ」が挙げられます。

 味方陣営はストーリー進行の都合上、少なくない数の主力級ユニット(戦力面で期待できるユニット)が部隊を離れるため、プレイヤーは戦力的に心もとないユニット&パイロット(コウ/キース/エマなど)で難関ステージへ挑むはめになります。なおかつ、開始時点のユニット配置場所が山々に囲まれているほか、四方八方から敵ユニットに囲まれるという危険極まりない状況。こちらが移動力でアドバンテージを取れない状況下、敵ユニットは飛行ユニットで山々を突っ切りながら奇襲を仕掛けてくるのです。

 そこへ追い打ちをかけると言わんばかりに、ターン経過に応じて敵ユニットの増援が続々と出現。マップ右方に構えるティターンズの面々(ジェリド/マウアー/ヤザンなど)に加え、モビルスーツのビーム兵器にめっぽう強いバイストン・ウェル軍が襲来。さらに、条件次第では高耐久力+2回行動持ちの「サイコガンダムMk-II」(ロザミア)も登場し、十分な戦力を発揮できないプレイヤー陣営を遠慮なく痛めつけます。

 事前に予測できているなら該当ユニットを育てることもできますが、初見プレイで特定のユニットしか育てていない場合、ゴリ押しプレイはまず不可能。何度もトライして対策を練り、「アムロを乗せたMAP兵器持ちユニットで一気にせん滅する」といった攻略パターンを確立させる必要がありました。

●オルドナ=ポセイダル

 ルート分岐によっては避けられない終盤の難関「オルドナ=ポセイダル」も、『第4次スパロボ』を語る上で欠かせないステージです。こちらは名前の通り、ポセイダル軍を率いるボスと直接対決に挑むステージで、プレイヤーはマップ最下部で待ち受ける「オージ」の撃墜を目指すことになります。

 栄光の落日も多数の増援でプレイヤーの心を打ち砕きましたが、オルドナ=ポセイダルも例にもれず厄介な増援が数回にわたって出現。しかもマップ上のクレーター(防御率アップの補正効果あり)付近に出現するため、地形効果を受けようと移動したプレイヤー陣営を容赦なく取り囲み、2回行動と物量で壊滅的な被害を与えてくるのです。

 こうした雑魚ユニットはまだまだ序の口。プレイヤーが倒すべきオージおよび真ボスの「ブラッドテンプル」(アマンダラ)はさらに強敵でした。高ステータスに加え、「月面都市の地形効果」+「ユニットに備わったHP回復」により、火力面はもちろん耐久力でも圧倒的な存在感を誇っています。オージを何とか倒したとしても、味方の戦力が尽きた状態でブラッドテンプルに出現されると苦戦は必至。最悪の場合は力及ばずに全滅すらあり得ます。

 精神コマンドをフル活用し、スーパー系ユニットの攻撃でようやくオージを撃破。直後に現れたブラッドテンプルに残った戦力を結集するも、オージ以上のHP回復効果で生半可な攻撃をシャットアウト。息も絶え絶えのプレイヤーと対象的にピンピンしているアマンダラを見て絶望した方も多かったのではないでしょうか。

(龍田優貴)

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