『伝説巨神イデオン』80年代プラモパッケージの原画が続々! マルイシティ横浜で展示中
マグミクス / 2022年3月17日 18時40分
■当時のおもちゃ屋の光景が蘇る?
マルイシティ横浜7Fのイベントスペースで「伝説巨神イデオン アオシマボックスアート展」が開催中です。1980年初頭に青島文化教材社(以下、アオシマ)から発売された『伝説巨神イデオン』のプラモデルのボックスアートをはじめ、当時の資料が多数展示されています。
会場に到着してまず目に入るのが、イデオンガン(波導ガン)を構えたイデオンの、勇壮なキービジュアルです。そのすぐ脇のガラスケースには、かつての子供たちが胸をときめかせた憧れの品がずらりと描かれたパンフレットや、アオシマが発行していた小冊子「アオシマプラモデルファン」のVol.1とVol.3など、貴重な資料が展示されています。
さらに、1/600スケールの「伝説巨神イデオン(波導ガン付)」や「ポケットパワーシリーズ」などが展示されており、当時を知る方であれば、これらの品を見るだけで、子供のころに訪れたおもちゃ屋の光景を思い浮かべることができるのではないでしょうか。
また、本来ならば外部の人間ではお目にかかる機会がないパッケージの設計図が存在するのも、特筆すべきポイントでしょう。紙の上にロゴや解説文を貼り付けた手作りのもので、80年代にどのようにしてプラモデルのパッケージが作られていたのかをうかがい知ることができます。
展示されているのは古いものばかりではありません。2022年には「ACKS(アオシマキャラクターキットセレクション)」シリーズの新製品として「1/450伝説巨神イデオン」のスナップキットモデルの販売が予定されており、原型が展示されています。全高約24cmと大きめで、ひと目見れば入手したくなるような強い存在感を放っているように思えます。
そのすぐ裏には、竹下やすひろ氏の手による「1/2600 ソロシップ」やNAOKI氏の手による「1/600 対イデオン用バッフ・クラン宇宙軍制式 最終重機動メカ ザンザ・ルブ」も展示されているなど、ファンの心をくすぐる品々が会場を賑わせていました。
■臨場感あふれるボックスアートの数々
アオシマ「1/600 ギラン・ドウ」塗装設定資料の校正刷りも展示。子供たちがワクワクしたプラモデルのパッケージ制作過程に想像をめぐらせることができる
会場奥へと足を進めると、そこには重厚感にあふれるボックスアートの数々が待ち受けています。『イデオン』のパッケージイラストはそれぞれの機体が活躍する場面を意識した臨場感にあふれるものが多く、見ているだけでイデオンやソロシップ、重機動メカが繰り広げた死闘の数々を思い起こすことができるでしょう。
特に、会場に入ってすぐ左側にある波導ガンを構えるイデオンの姿を見れば、次の瞬間には圧倒的な力の濁流が重機動メカを飲み込む光景が、故・すぎやまこういち氏が作り上げた楽曲とともに脳裏に浮かびあがるのではないでしょうか。
イデオンとともに飛ぶソロシップ、イデオンへの合体途中のAメカとBメカを通り過ぎると、重機動メカの数々が立ちはだかります。イデオンの強靭な手足に叩き潰され、イデオンガンに焼かれ、イデオンソードに薙ぎ払われ、ミサイルに貫かれ、敗北を重ねながらもガンド・ロワのエネルギー収束が完了するまでイデオンを拘束し続けた勇敢なる機体の数々は、どこか泰然とした雰囲気を漂わせているようにも思えます。
ひと通り会場を回り、展示を見終えたあとのお楽しみは、なんといっても会場に併設された物販コーナーでの買い物です。美麗なイラストがぎっしりと詰まった公式図録やクリアファイルセット、ステッカー、Tシャツなどのグッズが豊富に用意されています。
ボックスアートを高品位に複製した全10種類のA4版ミストグラフは1点2万5000円と高価ではありますが、担当者の方の話によると、まとめて購入したお客さんもいらっしゃるとのこと。客層としては放送当時にイデオンの雄姿に胸を焦がした年代の方と、そのお子さんが多いそうで、『イデオン』の歴史が新たな世代に受け継がれる貴重な機会ともなっているようです。
展示会の日程は3月21日(月・祝)まで。この後5月に「なんばマルイ」でのPOPUPストアも予定されていますが、今回の横浜会場で貴重な展示品を見られる機会は残り少なくなっています。いま『イデオン』という言葉に心惹かれる方は、、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
※「伝説巨神イデオン アオシマボックスアート展」は、2022年3月21日(月・祝)まで、マルイシティ横浜7F イベントスペース(神奈川県横浜市西区高島2丁目19-12)で開催中。入場料800円。開場時間10:30~20:30(最終日は19:00まで)、会場への最終入場は閉場の30分前まで。営業時間は変更となる場合があります。
(早川清一朗)
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