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「修行編はつまらない…」←ファンの定説をくつがえした「ジャンプ名作マンガ3選」

マグミクス / 2022年3月20日 11時50分

「修行編はつまらない…」←ファンの定説をくつがえした「ジャンプ名作マンガ3選」

■新たなストーリーの広がりを予感させる魅力も

 大ヒットを記録したバトルマンガは、「修業編」にも細かいこだわりが見られます。「週刊少年ジャンプ」の有名作品では、いったい体どんな「修業編」が描かれているのでしょうか。

●口寄せ、螺旋丸… 『NARUTO -ナルト-』の修業編は新術習得!

 まず『NARUTO -ナルト-』の「修業編」といえば、主人公・ナルトが口寄せや螺旋丸、風遁螺旋丸を習得した時のことを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。口寄せの修業をした際は九尾チャクラの利用方法を覚え、風遁螺旋丸を開発した際は「チャクラの性質」という新要素が明らかになりました。
一見すると、王道の「修業編」だったように思えますが、同作は読者を飽きさせないよう、同時進行で物語を展開させています。例えば螺旋丸の修業編では、伝説の三忍集結に向かって物語が進んでいき、仙人モードの修業編ではペインによる木の葉の里襲撃が並行して描かれていました。

 時に、修業編は作品の引き延ばしをしているように見えてしまいますが、『NARUTO』のように別軸で物語を進めていけば、テンポ感が損なわれずワクワクが加速していきます。

●発想力の勝利! 斬新な修業で読者を引き込んだ『HUNTER×HUNTER』

『HUNTER×HUNTER』は、特に「修業編」が好きという人も多いはず。天空闘技場での念能力習得、「グリードアイランド編」での必殺技習得、「キメラアント編」でのナックル、シュートとの闘い……。単純な修業のはずなのに、なぜかワクワクする要素があちこちに散りばめられていましたね。

 なかでも「グリードアイランド編」は、ゴン、キルアの修業が実にエレガントに進められていきました。ジンが仲間たちとともに作ったというハンター専用ゲーム・グリードアイランド。このゲームは順当に進めていくとそれだけで修業になり、ゴンたちはゲームを攻略していくたび強くなれたのです。新たに師事したビスケの修業もイメージしやすく楽しいもので、ゴン、キルアが強くなっていく過程がひたすらにワクワクするものでした。

■「修業編」を全否定!? それまでの作品を「過去」にした斬新なマンガとは…

●あえて描かない! 『ONE PIECE』が生み出した新しすぎる手法

 最後にご紹介する作品は『ONE PIECE(ワンピース)』。同作には明確な「修業編」がなく、麦わらの一味は物語が進むにつれて自然と強くなっていきました。「シャボンディ諸島編」で一味が散り散りになった際も、各キャラクターの修業風景は扉絵のみで完結。とにかく「修業編」がありません。しかしルフィたちが強くなっていく背景には、実はちょっとした小ネタもあるのです。

「エニエス・ロビー編」でブルーノと対峙したルフィは、ここで初めて「ギア2(セカンド)」を披露しました。何の伏線もなく唐突に登場した新ワザに、「いつの間に覚えたの?」と驚いた読者も多かったのではないでしょうか。しかし「ギア2」会得のキッカケは、2006年に公開された映画『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』に隠されていたのです。

  映画の終盤、メカ島の領主であるドクター・ラチェットのロボに踏みつぶされそうになったルフィ。ロボの巨大な足を支えた際、偶然ルフィの足がポンプのように空気を送り、超パワーが引き出されました。ルフィ自身も「なんだったんだ…。すんげぇパワーが出たぞ!」と驚いていたため、これをヒントに新ワザを練り上げていったのでしょう。あえて「修業編」を描かず、強くなっていく背景を読者に想像させる。『ワンピース』ならではの手法ですね。

(ハララ書房)

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