最終回で呆然…予想外なエンディングを迎えた名作アニメ・マンガといえば？

■最終回でボスを倒さず終わる！？

　数々の名作アニメ・マンガのなかには、驚きの結末を迎えてファンを驚かせた作品も数多くあります。今回はネット上で話題になっていた「予想外の結末に驚いた作品」を紹介します。

　まず名前があがったのは、ギャグファンタジーアニメ『魔法陣グルグル』です。1994年に放送されたTVアニメシリーズ第1作で、魔王ギリのもとにたどり着くも突然「やっぱやめた」と引き返す展開に。実は、アニメは原作マンガ連載途中に制作されたため、ギリと決着をつけないまま終わるアニメオリジナルの最終回となりました。「予想外すぎる」と視聴者を驚かせましたが、こうしたユルさも『魔法陣グルグル』らしさかもしれません。2017年に放送されたリメイク版では原作のクライマックスまで描かれているので、それぞれの最終回を見比べるのもオススメです。

　江戸を舞台にした甲賀と伊賀の戦いを描く『バジリスク～甲賀忍法帖～』も、予想外の結末を迎えた作品のひとつでしょう。敵対する両家の跡取りである主人公・弦之介と朧はお互いに愛し合っており、まさに「和製ロミオとジュリエット」。最後は弦之介を殺すことができない朧が自ら命を絶ち、弦之介も彼女の後を追うというショッキングなエンディングへ。「救いがなくて切なすぎる」「悲しくも美しいラストシーンが印象的」というファンの声が多くあがりました。

　また峰倉かずや先生の『最遊記』から500年前の世界を描いた『最遊記外伝』をあげる声もありました。『最遊記』につながる物語である以上、本編を知っていればある程度結末は予想がつくはず。しかし金蝉との別れや悟空の罪と罰など、「思っていた以上にツラい」と涙なしには見られないファンも多いのではないでしょうか。

　 他にも「『アイアムアヒーロー』の最終回は呆然としたな」「原作『デビルマン』の終わり方もかなり壮絶」といった声があがっていました。

（マグミクス編集部）