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声優・小野賢章の「正統派じゃない」キャラ3選 ワケあり・クセあり!

マグミクス / 2022年3月29日 18時10分

声優・小野賢章の「正統派じゃない」キャラ3選 ワケあり・クセあり!

■主演みゼロの「クセ強キャラ」3選!

 2022年3月5日、「第16回声優アワード」にて、声優・小野賢章(おの・けんしょう)さんが主演男優賞を受賞しました。小野さんは、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』ハサウェイ・ノア役、『NIGHT HEAD 2041(ナイトヘッド)』黒木ユウヤ役など、数々の主人公・メインキャラを演じています。しかし過去の配役には、正統派主役キャラとは全く異なるキャラも。この記事では、小野さんのワケあり・クセありキャラを3作品からご紹介します。SNSでも「賢章さんのワンコ声かわいい~」「出てくるたびに癒やされた」と評判です。

●映画『聲の形』永束友宏

 高校生の石田将也(いしだ・しょうや/CV:入野自由)は、小学生だった頃、退屈が何よりも嫌いでした。当時ガキ大将だった将也は、耳が聞こえない転校生・西宮硝子(にしみや・しょうこ/CV:早見沙織)に興味を持ち、意地悪なちょっかいを出し始めます。

 しかしある日、硝子の母から学校に「硝子がいじめられているのでは」と連絡が入ります。担任の先生やクラスメイトからもいじめを指摘された将也は、その日からクラスで孤立するように。孤立したまま高校生になった将也は、ある日意を決して、硝子の通う手話サークルを訪ねたのですがーー?

 映画『聲の形』は、同名マンガ(作:大今良時/講談社)を原作としたアニメ映画です。原作は『このマンガがすごい!2015』オトコ編の第1位や、第19回手塚治虫文化賞の新生賞ほか、数々の賞を獲得。

 本作も、第40回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞、第20回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門優秀賞を受賞するなど、各方面から高い評価を受けています。小野さん演じる永束友宏(ながつか・ともひろ)は、陽気な高校生で、主人公の将也にできた初めての友達です。

 自分のことを「罪を背負い、罰を受ける必要のある人間だ」と思っている将也にとって、友宏は初めて心を許せた友達です。将也から見た他人には、「心を許せない」という意味なのか、顔に×印がついています。しかし、乗り捨てられた将也の自転車を持ってきてくれた友宏の顔からは、その×印がはがれるのです。

 そうして仲良くなった友宏は、将也を「やーしょー」と呼び、いつも行動を共にすることで将也の心を溶かしていきます。そんな友宏を、小野さんはユーモラスかつ懸命に演じています。シリアスなテーマを扱う本作において、小野さんの優しい声と友宏のコミカルなキャラは、視聴者をほっとさせてくれる存在と言えるでしょう。

 京都アニメーションが手掛けた非常に美しい作画も、本作の見どころのひとつです。この作品は、「Netflix」「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

●『博多豚骨ラーメンズ』榎田

『博多豚骨ラーメンズ』 (C) 2017 木崎ちあき/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/博多豚骨ラーメンズ

「人口の3%が殺し屋」だといわれる街・福岡。一見平和なこの街の裏では犯罪がはびこり、今や「殺し屋業の激戦区」とも呼ばれていました。殺人請負会社「マーダー・インク」の新人社員・斉藤(さいとう/CV:小林裕介)は、わずか入社半年でそんな福岡・博多に左遷されることに。

 一方、博多で探偵をしている馬場善治(ばば・ぜんじ/CV:小野大輔)は、とある刑事が自殺した事件の調査を依頼されていました。亡くなった刑事が遺した写真には、黒いうわさの絶えない福岡市長の姿が。馬場は、情報屋の榎田(えのきだ/CV:小野賢章)を訪ねますがーー?

『博多豚骨ラーメンズ』は、同名小説(著:木崎ちあき、イラスト:一色箱/KADOKAWA)を原作としたアニメです。原作は第20回電撃小説大賞の小説部門で、大賞を受賞。2018年時点で累計発行部数37万部を突破している人気作品です。

 小野さん演じる榎田は、海外のハッカー集団に所属していたこともある、天才ハッカーです。情報屋の榎田の拠点は、福岡市内のネットカフェ。黄色いパーカーに赤いパンツ、白金のマッシュルーム頭と、派手な格好をしています。

 そんな榎田を、小野さんはクールかつ聡明に演じています。あまり表情の変わらない榎田ですが、とある事情から葛藤する場面も。クールで少しニヒルな小野さんの演技を見られるキャラクターと言えるでしょう。

 また、声優陣が豪華なのも本作の魅力のひとつ。小野大輔さん・浪川大輔さん・平川大輔さんの「トリプル大輔」が、画面上で一堂に会することも。博多駅や明太子、博多通りもんなど、福岡に実在する建物やグルメが作中に多く登場するのも、ポイントです。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『体操ザムライ』レオナルド

『体操ザムライ』 (C)「体操ザムライ」製作委員会

 2002年11月9日、第56回全日本体操競技選手権大会。29歳の元日本代表・荒垣城太郎(あらがき・じょうたろう/CV:浪川大輔)は、演技中に鉄棒から落下。コーチの天草紀之(あまくさ・のりゆき/CV:堀内賢雄)から、引退をすすめられてしまいます。

 亡き妻・荒垣知世(あらがき・ともよ/CV:三石琴乃)との新婚旅行をした鬼怒川に、娘の荒垣玲(あらがき・れい/CV:本泉莉奈)を連れ出し、引退を告げようとする城太郎。しかし、タイミングを逃した城太郎は、引退を告げられないまま家に帰ってきてしまいます。そして、落胆する城太郎の後ろには、謎のカタコトを話す忍者がついてきていてーー?

『体操ザムライ』は、スナックマリーが原作を、アニメ制作会社「MAPPA」が制作を務めるオリジナルアニメです。2002年の日本を舞台としており、鬼怒川や日光江戸村、NHK杯など、実在の地名や施設名、大会名を織り交ぜているのが特徴です。

 また、当時放送されていた日曜洋画劇場の作品が本編内に登場したり、2003年にリリースされた「上海ハニー」(作詞・作曲・歌唱:ORANGE RANGE)をオープニングテーマとしてカバーしたりしています。小野さん演じるレオナルドは、第1話で城太郎についてくる謎の忍者です。

 レオナルドは、ひょんなことから城太郎の家に居候することになり、なぜかいつも忍者の頭巾をかぶって「○○でござるヨー!」と怪しげな日本語をしゃべります。頭巾の下からでもわかる美青年であるレオナルドは、抜群の運動神経を誇り、黒づくめのエージェントに追われているなど、謎の多い人物です。

 そんなレオナルドを、小野さんは高めの声でさわやかに演じています。いつも明るく笑顔のレオナルドは、小野さんの癒やしボイスも手伝って、かわいらしい天然キャラと言えそうです。なぜ自分のことを忍者と言い張るのか、なぜエージェントに終われているのかなど謎の多いレオナルドですが、実は物語の展開においても重要な役回りを担っています。

 レオナルドの高音や話し方が生かされている、オープニングテーマ「上海ハニー」も必聴です。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

* * *

 作品自体は見たことがあっても、キャストが小野さんであることを知って、驚いた方もいるのではないでしょうか。その演技の幅広さは、今後の活躍にも生かされることでしょう。声優アワードで小野さんが気になった方は、ぜひ上記3作品もチェックしてみてくださいね。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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