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22年だけで3本もアニメ化!人気マンガ家・山本崇一朗作品の魅力 多作ぶりもすごい

マグミクス / 2022年3月31日 18時10分

22年だけで3本もアニメ化!人気マンガ家・山本崇一朗作品の魅力 多作ぶりもすごい

■青春ラブコメの旗手・山本崇一朗

『からかい上手の高木さん』を始め、青春ラブコメの旗手として活躍するマンガ家・山本崇一朗さんですが、そのデビューは2012年6月と約10年前。ゲッサンの小冊子に掲載された読み切り『からかい上手の高木さん』が2013年には連載化されています。それと並行して、同誌でシスコンヤンキーの兄とキョンシーの妹によるコメディ『ふだつきのキョーコちゃん』も連載しました。

 こうした多作ぶりは山本先生の特徴のひとつ。現在もアニメ化3作品をすべて同時連載中ということで、その執筆スピードは常人離れしています。また思春期の男女のもどかしい様子を扱ったショートストーリーが巧みなこと、おでこがチャームポイントのヒロインが多いこと、そしていずれも気軽に読めるほのぼのとした作風なのが魅力でしょう。

 歯ごたえのある大作や画期的な意欲作も楽しいものですが、その合間に楽しむのにちょうどいい、安定感と安心感があるからこそ山本さんの作品はこれだけアニメ化されるのかもしれません。今回紹介する3作品も、いずれも肩の力を抜いて読めるものばかりです。

●『からかい上手の高木さん』

『からかい上手の高木さん3』ビジュアル (C)S.Y,S/TKG 2022

 現時点で山本さんの代表作と言えるのが、ゲッサンで連載中の『からかい上手の高木さん』です。本作は山本さんの出身地である瀬戸内海の小豆島にある中学校が舞台で、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片の日常を描く青春コメディ。

『からかい上手の高木さん』はさまざまな手段でからかい続ける高木さんと、どうにか一泡吹かせようとするも失敗し続ける西片のふたりの「からかいバトル」が微笑ましく、2018年にアニメ化するとたちまち大人気に。現在、第3期にあたる『からかい上手の高木さん3』が放送されており、初夏には『劇場版 からかい上手の高木さん』の公開も予定されています。

 また『からかい上手の高木さん』はほかの作者によるものも含めて、スピンオフマンガも展開中。大人になった西片と元高木さんに、ふたりの娘であるちーも加わった『からかい上手の(元)高木さん』がマンガワンで連載されており、そのほかにも高木さんのクラスメイトの女子たちによる日常ショートストーリー『あしたは土曜日』や、同メンバーが恋バナに花を咲かせる『恋に恋するユカリちゃん』も連載されていました。特に『からかい上手の(元)高木さん』は西片役の梶裕貴さんや高木役の高橋李依さんも、インタビューでアニメ化を望むコメントをしており、その可能性も少なくなさそうです。

■4月以降も作風が異なる2作品がアニメに

●『くノ一ツバキの胸の内』

『くノ一ツバキの胸の内』ビジュアル (C)2022 山本崇一朗・小学館/製作委員会の胸の内

『高木さん3』と入れ替わりで4月からアニメ放送が始まる『くノ一ツバキの胸の内』は、忍者の里に山の奥深くで暮らし、「男性との接触禁止」という鉄の掟があるくノ一集団の日常を描くコメディ作品です。原作は『からかい上手の高木さん』と同じ、ゲッサンで連載されています。

『くノ一ツバキの胸の内』は『高木さん』とは作風が異なり、まず男性がほぼ登場せず、女性キャラクターが多数登場するのが特徴です。また、くの一集団の「あかね組」は複数の班に分かれており、優等生ながら男性に興味を持ってしまう主人公のツバキが率いる戌班には、彼女を慕うサザンカや食いしん坊のアサガオらが所属。ほかにもツバキをライバル視するベニスモモが班長の未班や医療術が得意なモクレンが班長の申班を始め、干支の名を冠する班ごとに個性的なくの一が所属しています。

 公式サイトやPVを観る限り、その多くが登場するようでかなり賑やかなアニメになりそうです。またくノ一ものらしいアクションシーンも多く、こちらも見どころでしょう。

●『それでも歩は寄せてくる』

『それでも歩は寄せてくる』ビジュアル (C)山本崇一朗・講談社/「それでも歩は寄せてくる」製作委員会

『くノ一ツバキの胸の内』とは逆に、『高木さん』に作風が近いのが週刊少年マガジンで連載中の『それでも歩は寄せてくる』です。こちらも恋人未満の仲がいい男女によるお話ですが、舞台が高校の将棋部、そして「攻める」のはおもに男性側という点が『高木さん』との違いです。

 とは言え、思わずニヤニヤしてしまうラブコメっぷりは変わらず。将棋初心者の田中歩が、将棋部部長の八乙女うるしに勝って告白するため、盤上でも盤外でも「攻め」続けます。7月から放送が始まる予定のアニメでは、歩役の阿座上洋平さんとうるし役の中村カンナさんというフレッシュなコンビが、どんな駆け引きを見せてくれるか期待しましょう。

(はるのおと)

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