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目が離せない激闘、『ゲッターロボG』の最終回 神秘の力「ゲッター線」の謎は残り…

マグミクス / 2022年3月25日 6時10分

目が離せない激闘、『ゲッターロボG』の最終回 神秘の力「ゲッター線」の謎は残り…

■ハヤト不在のゲッターロボG

 47年前の今日、1975年3月25日は、アニメ『ゲッターロボG』の最終回「大決戦! 日本上空!」が放送された日です。『ゲッターロボG』の最終回は前作『ゲッターロボ』から続いた偉大な作品の最後にふさわしく、37話からの全3話で構成されたスケールの大きいストーリーが繰り広げられました。

 世界の大都市ニューヨーク、モスクワ、パリ、ロンドンなどを襲った6体のメカロボットは合体し、合体百鬼ロボットとなり、ゲッターロボGを苦しめました。苦戦の末にシャインスパークで撃破に成功したと思いきや、合体百鬼ロボットは光弾の直撃寸前に分離しており健在だったのです。

 東京に姿を現した合体百鬼ロボットの迎撃に向かったゲッターチームでしたが、あまりにも巨大な相手に再度の苦闘を余儀なくされます。追い詰められたゲッターGは起死回生のシャインスパークを放とうとしましたが、合体百鬼ロボットはすかさずメカ甲角鬼とメカ闇虫鬼の2体を分離し、甲角鬼をゲッターGの足止めに残して、闇虫鬼を早乙女研究所の襲撃に向かわせたのです。

 かろうじて甲角鬼を倒したものの、ゲッターGはエネルギー切れを起こして不時着、補給のために出撃した早乙女ミチルのレディコマンドが危機に陥ったのを見たハヤトはコクピットを飛び出し、ミチルとパイロットを交代し、メカ闇虫鬼に乗り込んで内部からの破壊に成功したものの、そのまま行方知れずとなってしまいました。ここまでが、最終回直前の状況です。

 ハヤトを失い、悲しみにくれるリョウ、ベンケイ、そしてミチルでしたが、巨大百鬼ロボットはいまだ健在の状況でした。早乙女研究所も半壊していましたが、早乙女博士は打ちひしがれる3人に、最後まで戦おうと決意を語ります。

 東京を火の海にされた日本政府もついに重い腰を上げ、百鬼帝国に対し決戦を挑むために国防軍を展開します。ライガー号にはハヤトの代わりにミチルが乗り込んだゲッターGも作戦に呼応して出撃し、ついに最後の戦いの火ぶたは切って落とされたのです。

■生きていたハヤト。しかし……

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 一方そのころ、ハヤトは百鬼帝国の囚われの身となっていました。メカ闇虫鬼の崩壊に巻き込まれたハヤトは、瓦礫の下敷きになり気を失ったところをヒドラー元帥により引きずり出され、人質として拘束されていたのです。

 ハヤトをどのように扱うかとほくそえむブライ大帝とヒドラー元帥でしたが、戦いは巨大百鬼ロボット有利に展開していたため、いったん保留となりました。このわずかな緩みが、後に決定的な状況を作り上げたのです。

 国防軍は陸・海・空の3方向から巨大百鬼ロボットを攻撃し、ひるませることに成功しました。しかしロボットは3体に分離し、それぞれが圧倒的な攻撃力で国防軍を粉砕してしまいます。

 そこに到着したゲッターGは、ハヤトの仇を討とうと懇願するミチルの願いにより、ゲッターライガーに変形、苦戦の末にドリルミサイルでメカロボット1体の破壊に成功します。その後もミチルはライガーを上手く使いこなして残る2体を翻弄し、メカロボットが合体を試みた隙をついてゲッタードラゴンに変形、シャインスパークを使用し巨大百鬼ロボットの撃破に成功したのです。

 全てのメカロボットを失ったブライ大帝は、最後の手段として拠点である科学要塞島の重力制御装置を起動し、自ら操縦して出撃します。

 圧倒的な防御力を持つ科学要塞島の前には、ゲッタービームも歯が立ちません。周囲への損害を抑えるために海上へと誘導し戦いを挑みますが、形勢不利は変わりませんでした。そこで早乙女博士はなんとか外殻を破壊して、そこからシャインスパークを叩きこむしかないと通信を送りますが、運よくハヤトにも連絡が通じ、逆転勝利へ向けて状況が動き始めます。

 なお、このときハヤトは、通信が来た瞬間に「通信だ!」と叫んで拘束具を引きちぎっています。負傷していてもこの強さ、流石はゲッターチームの一員……というよりも、このとき既にゲッター線の影響が出ていたのかもしれません。

 そしてハヤトは内部から科学要塞島の外殻を破壊し、風穴を開けます。この穴を開けたのがハヤトとは知らないゲッターGは、チャンスとばかりにシャインスパークを叩き込み、科学要塞島を撃破、百鬼帝国の野望を打ち砕きました。

 辛く、長い戦いは終わりました。ハヤトの命と引き換えにして……のはずでした。

 海上を舞うゲッタードラゴンに向けた、波間に漂うガレキの上から、誰かが手を振っています。至近距離からシャインスパークを受け、爆発に巻き込まれ、海上に叩きつけられたはずのハヤトは、なんと生還したのです! やはりゲッター線の影響なのでしょうか。

 いずれにせよ、ゲッターチームの戦いは一旦の終わりを告げました。しかし百鬼帝国との戦いは、ゲッター線をめぐって連綿と続く戦いの序章に過ぎなかったのです。

(早川清一朗)

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