1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

普通の名字で逆に目立つキャラ4選 一人だけ村田、加藤…それでもみんな魅力的!

マグミクス / 2022年3月28日 11時50分

普通の名字で逆に目立つキャラ4選 一人だけ村田、加藤…それでもみんな魅力的!

■名前は無個性でもしっかり活躍!「普通名字」キャラの魅力

 マンガやアニメのキャラはそのデザインと同じくらいネーミング、なかでも「名字」は重要です。たとえば令和を代表する少年マンガ『鬼滅の刃』(著:吾峠 呼世晴)の主人公はご存知、竈門炭治郎。炭治郎という名前もさることながら、竈門(かまど)という姓が古風な作品の世界観とマッチしています。こんな風に、マンガの世界観というものは、個性的な名字によって彩られていることもあるのです。

 一方、周囲は変わった名字ばかりなのに突如として一般的な、ありていに言えば「平凡」な名字のキャラクターが投入されることもあります。この記事ではそんな現実世界では普通のはずが、他の名字が濃すぎてむしろ目立つ名前のキャラたちを紹介します。

※この記事では、日本の名字の約99%を網羅している「名字由来net」に掲載の全国名字ランキングを、キャラの名字の横に( )で記載しています。ランク不明の名字は「圏外」と記載しています。

●普通ゆえに目立つ脇キャラ……『鬼滅の刃』の村田さん

 前述の竈門(8万8984位)もそうですが、善逸の「我妻(あがつま:1028位)、伊之助の「嘴平(はしびら:圏外)」など、『鬼滅』の主要キャラたちはみんなちょっと変わった名字のキャラだらけです。煉獄さん(れんごく:圏外)なんてその最たるものでしょう。柱のなかではまだ比較的普通に思える、義勇の名字、「冨岡」ですら1822位です。

 さて、そんな個性豊かな鬼殺隊の名簿のなかでむしろ目を引くのが、一般隊士・村田さん(80位)の存在。煉獄、竈門、我妻、村田……この親しみやすさ。これは、画数の差だけではないはずです。実際、村田さんは『鬼滅』の世界における良心として、十分すぎる活躍を見せてくれました。ちなみに後処理部隊「隠」の後藤さん(35位)も、炭治郎たちを心配してくれる良心的存在です。

●ここにきて日本最多名字を?……『名探偵コナン』の佐藤美和子警部補

『名探偵コナン』(著:青山剛昌)のキャラクターは基本的に、元ネタありきのネーミングであることは有名です。主人公・コナンの名字・江戸川(2万6985位)は、とっさに「江戸川乱歩」から拝借したもの。毛利小五郎も名字の毛利(611位)は「アルセーヌ・ルパン」の生みの親、モーリス・ルブランからもじっています。また阿笠博士(圏外)の名字は推理作家アガサ・クリスティ、目暮警部(圏外)は推理作家ジョルジュ・シムノンの作品に登場するジュール・メグレ警視が元ネタです。

 さて、そうなってくると際立ってくるのが、全国1位の名字である佐藤美和子警部補の存在です。確かに同僚には高木刑事(68位)や千葉刑事(91位)などの普通の名字キャラがいますが、彼らの名前は担当声優から後々になってつけられたもの。一方、佐藤刑事に関しては、作者の青山先生の知人からつけられたなんて説がある程度です。特に元ネタなく、日本で最も多いとされる名字を与えられた彼女ですが、作中においては数々の派手なアクションシーンを担い活躍している点は、興味深いところでもあります。

■「名前表記の例」のようなキャラも

キャッチャーとしてプレーする山田太郎が表紙の『ドカベン』13巻(秋田書店)

●異名は「デンジャラス・ライオン」だけど……「刃牙」シリーズの加藤清澄

 範馬(はんま:圏外)、愚地(おろち:圏外)、鎬(しのぎ:圏外)など、名字だけ並べても物々しい熱気を感じてしまうのが、板垣恵介先生の「刃牙」シリーズの登場人物たち。名字からして、相容れぬ覇気を身にまとった男たちが集っています。比較的普通寄りの花山(4110位)、渋川(2917位)、本部(4727位)も案外順位低めですが、そのなかでも普通名字キャラで印象的な活躍を見せる男もいます。

 例えば、「神心会のデンジャラス・ライオン」こと加藤清澄。加藤(10位)です。範馬、愚地、鎬などに並んで突然「友達にいるレベル」の名字が入り込んでくると、逆に存在感があります。実際、彼は死刑囚・ドリアン相手に、想像をはるかに超えた死闘を繰り広げてくれました。強さはトップクラスではありませんが、彼が重傷を負わされた後の神心会の面々が見せた執念の復讐劇を見る限りでも、かなりの人望の持ち主です。

●日本で最も有名な普通名字キャラ……『ドカベン』の山田太郎

 名字どころか日本で最もおよそ主役らしからぬ名前を作者から授かったと言えるのは、『ドカベン』(著:水島新司)の主人公・山田太郎(12位)でしょう。まるで「名前欄の記入例」のような、非の打ちどころのない平凡ぶり。この名を主人公に据えて日本の野球マンガの金字塔を築き上げてしまったのですから、水島先生の筆力は本当に恐ろしい限りです。

 岩鬼(2万9016位)、殿馬(とのま:圏外)、不知火(しらぬい:圏外)など周囲の名字は個性的ゆえ、むしろ唯一無二性が際立つ日本マンガ史に燦然と輝く「普通名字キャラ」なのです。なお、『ドカベン』には実在の野球選手も数多く登場しますが……それでもやはり「山田太郎」がもっともシンプルな名前だったかもしれません。

 フィクションの世界において、キャラの名前はまったくの自由です。超個性的な名前のキャラがいる一方で、「普通名字」のキャラたちもアクセントとして際立ちます。皆さんは他に、どんな「普通名字」キャラを思い浮かべるでしょうか?

※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

※当記事の執筆にあたり、「名字由来net」(https://myoji-yurai.net/)を参照しています。

(片野)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください