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本当のラスボスはオカンと猫? ファミコン世代のゲーマーあるある4選

マグミクス / 2022年3月27日 6時10分

本当のラスボスはオカンと猫? ファミコン世代のゲーマーあるある4選

■時代と共に変化したのは、ゲームの中身だけじゃない!

 日本の家庭にコンピュータゲームの一大ブームを巻き起こした「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)。1983年に登場した本機は、当時圧倒的な人気を獲得しました。

 ファミコンの成功がきっかけのひとつになり、ゲームは時代とともに大きく発展していきます。最新ゲームソフトと比べれば、ファミコンソフトからの進化ぶりは一目瞭然です。

 ですが、変化したのはゲームの中身だけではありません。ゲームとユーザーを取り巻く環境やプレイスタイル、それにまつわる出来事なども、今と昔では全く異なります。そこで今回は、当時の「あるある」から4つをお届けします。

●ゲームなのに、エンディングがない!?

 イマドキのゲームは、クリアすれば結末を描くエンディングが流れてゲームが終了します。あらゆるゲームに当てはまるわけではありませんが、今やエンディングのないゲームの方が珍しいほどです。

 しかし、ファミコン時代、特にその黎明期は、エンディングのないゲームが当たり前のように存在しました。例えば、マリオの名を冠した初のファミコンソフト『マリオブラザーズ』、アーケードに引き続き家庭用向けでもヒット作になった『ゼビウス』……こうした有名作にも、いわゆるエンディングがありません。展開に区切りがつく場合もありますが、ゲーム自体がそこで終わることはなく、ステージがループしてプレイはさらに続きます。

 当時のアーケードゲームはミスするまで遊べるものが多く、そうしたゲームの移植作がファミコン初期に多かったため、黎明期はエンディングのないゲームが数多く存在したのです。しかし、次第にエンディングのあるファミコンソフトが増加するなど、同ハード内でも時代の変革を覗かせました。

●TVを消しても、ファミコンの電源は落とさない!

 親に見つかると怒られること必至ですが、ファミコンの電源を切らないユーザーが少なからずいました。理由はシンプルで、「このプレイの続きを、明日遊ぶため」です。

 ファミコンソフトのなかには、本体の電源を切ると継続してプレイできないものもありました。そのため続きを遊ぶには、電源を入れたままにするしかありません。親に気付かれると容赦なく電源を落とされるので、TVはしっかりと消し、ファミコンを見えにくい場所に移動させる……それは、昭和時代の密かなミッションでした。

 後にバッテリーバックアップによるセーブデータ保存が可能となり、ファミコンつけっぱなし問題は解決した……かと思いきや、ゲームカセットの抜き差しや電源ON/OFF時に、セーブデータが消える事故が発生することも。そのためファミコン後期になっても、「電源入れっぱなし」を続けたユーザーも一部にいました。

■ゲームプレイに立ちはだかる、「物理的な脅威」とは?

「ぼうけんのしょ」(セーブデータ)が消えた絶望を味わった方も多いはず。画像はファミコン版『ドラゴンクエストIV』(スクウェア・エニックス)

●ゲーム進行上最大の敵は猫! そして母親!

 手強い敵や難解なステージが、ゲーム進行の行く手を阻みます。が、当時最大の敵として語られていたのは、なんと「飼い猫」。可愛らしい猫たちが、ゲームプレイを何度も阻みました。

 その可愛さでプレイが手につかず……といった精神面の話ではなく、ファミコン本体にあるリセットボタンを猫が押してしまう、いわゆる「猫リセット」と呼ばれる現象です。Nintendo SwitchやPlayStation 5/4などは、猫がちょっと触ったくらいでは影響を受けませんが、ファミコンのリセットボタンはわずかな力にも反応するほど押しやすく、猫が通りがかりに足で踏む悲劇がしばしば起こりました。

 また、母親の掃除機がファミコン本体に接触したり、コードをからめ取られたりするなどの衝撃で、ゲームがフリーズする事態も多発。ゲーム進行に立ちはだかる物理的な脅威という意味では、どちらも通じるものがあります。今とは違ってTVは一家に1台しかない家も多く、リビングでプレイするしかなかったので、こうした事故が発生しやすかったのです。

●隠されたファミコンを求め、家中を探索

 面白いゲームについ没頭するのは、いつの時代も変わりません。そして「勉強もせずにゲームばっかり」と怒った当時の親たちは、元凶であるファミコンを隠すという制裁を下しました。

「反省して勉強をすれば返す」と親は約束しますが、その約束を果たせるのなら、そもそもゲームをやりすぎたりしません。そんなファミコン少年たちは、宿題に取りかかるのではなく、隠されたファミコンの探索に乗り出します。

 今のハードと比べれば小型ですが、ファミコンもそれなりのサイズ。となると、隠せる場所は絞りやすく、推理する余地がありました。ゲームで数々の宝物を見つけた経験が、リアルに役立った(かもしれない)瞬間です。

 しかし、なかには手強い親もおり、本体ではなく「アダプターだけを隠す」猛者が現れます。アダプターがなければファミコンはただの箱。そして本体と違い、アダプターだけなら隠し場所が一気に広がります。宝物探しは、次第に難易度を増していく……こうした攻防も、今振り返るとひとつのゲームのようでした。

(臥待)

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