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理想の職場? 『ウルトラマンタロウ』の防衛チーム「ZAT」は超ホワイトだった

マグミクス / 2022年3月27日 9時30分

理想の職場? 『ウルトラマンタロウ』の防衛チーム「ZAT」は超ホワイトだった

■ 職場とは上司! 任務が過酷でも最高の就職先「ZAT」

「ああもう、こんな職場うんざり。ZAT(ザット)に入りたい、ZAT」

 仕事が嫌になったとき、誰もが一度はこのようなことを感じたことがあると思います。サービス残業、上司のパワハラ、そんなストレスにまみれた労働環境では無理からぬこと。

 もちろん、「ふざけるな」「決めつけるな」「そもそもザットとは何だ」と感じる人もいるでしょう。そんな人のために改めて説明しますと……ZATとは『ウルトラマンタロウ』に登場する防衛チームのこと。信じられないくらい奇抜な隊員服と、これまた信じられないくらいゴキゲンなデザインのメカニックでも有名です(デザインを担当したのは鬼才・鈴木儀雄氏)。

 しかしゴキゲンなのはメカだけではありません。何よりもそこで働く隊員のみなさん、そして醸し出される雰囲気が最高にゴキゲンなのです。今回は、いかにZATが職場として優れているのか……労働環境が何かと問題視される昨今において、改めて見ていきたいと思います。

●上司が基本的にゴキゲン!それでいて頼り甲斐の塊!

 職場の雰囲気は上司の機嫌によりますが、その点においてZATは実に素晴らしいです。寝不足でイラついて電話を置く音がうるさい……そんな上司はいません。

 まず、名古屋章さん演じる朝比奈隊長がなんともとぼけた雰囲気で父性抜群。昨日カレーを食べたかどうかで采配を決定したり、怪獣にくしゃみをさせるために大量のコショウを買いつけたりと、地球が危機に瀕してもユーモアを忘れない男なのです。もっといえば、現場の指揮はほとんど荒垣副隊長に任せたうえで、その責任は自分で負うという姿勢も、部下からすれば頼りがいの塊です。

 同じく頼りがいの権化といえるのが、その荒垣副隊長の存在です。演じたのは『あばれはっちゃく』のお父さん役でも知られる東野英心さん。新垣副隊長もまた対怪獣戦における指揮能力は抜群。それでいて、第7話「天国と地獄 島が動いた!」では、パトロール中に見慣れぬ岩礁(実は怪獣ガンザ)の上で小休止と称して釣りをしたり、焚き火をしたりと、いつだって息抜きを忘れぬホワイトな一面をのぞかせます。

 また戦闘中における隊員たちへの「脱出!」命令も多く、部下の命を何よりも優先してくれるのです。そして時にサングラス、時に口ひげを生やし、そして急にやめるという、なんとも人間くさいチャーミングさもあわせ持っています。

ジャケットで、「ZAT」の隊員たちをメインに描く、『ウルトラマンタロウ』DVD13巻(DIGITAL ULTRA PROJECT)

●新人の意見を積極的に採用! 休みも融通が利く風通しの良さ

 さて、こうしたゴキゲンな上司がいるのですから、当然職場内の風通しも抜群です。例えば主人公の東光太郎はZAT入隊当時、まだボクサー志望の青年でした。入隊後も引き続きジムに通っていたのですが、それを咎められるどころか第10話「牙の十字架は怪獣の墓場だ!」では、ZAT隊員が試合に応援しにかけつけてくれます。

 休暇に関する考え方もだいぶおおらかです。13話「怪獣の虫歯が痛い!」では突如、母親が訪ねてきた南原隊員のために任務中に特別休暇を与えるなど、プライベートへの配慮も忘れません。

 また良い意見であれば、誰のものであろうと積極的に採用してくれるのもZATの良いところ。三枚目ポジションの南原隊員の意見であろうと、新入隊員である東の意見であろうと、まずは採用してみる「トライアンドエラー」の精神がZATを支えているのです。

 他にも、基本的に国民から信頼されている点、そして意外と重要なところですが制服の上からスカーフを巻いていようと怒られることはない点……などなど、細かいところまで挙げていけばキリがないのがZATの魅力であり、書けば書くほど心が現実から……「脱出!」

(片野)

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