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なんだかんだで生き残るマンガキャラ4選 悪運だけなら最強?共通点は愛され力

マグミクス / 2022年4月3日 6時10分

なんだかんだで生き残るマンガキャラ4選 悪運だけなら最強?共通点は愛され力

■人がバンバン死んでも生き残る印象的なキャラたち

 バトルマンガで、戦闘のさなかに主要人物が命を落とす展開は、強く読者の記憶に残り続けます。そんななか個性を発揮するのが、なんど絶体絶命のピンチを迎えようとも、生き残り続けている「しぶといキャラ」たちです。神(作者)に愛されているのか、はたまた死に場所が与えられていないのか、大いなる伏線なのか、今回は容赦なく人が死んでいく作品で不思議と生き残っているキャラたちを紹介します。

●世代をまたいで生き残ってきたレジェンド!『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースター

『ジョジョの奇妙な冒険』(著:荒木飛呂彦)のジョセフ・ジョースターは、3部にわたって登場し、毎回ギリギリのところで生き残りました。第2部では主人公、第3部では主要キャラの一員、第4部では足腰の弱った老人としてそれぞれ印象的な活躍を見せています。「ジョースター家の男は短命」という法則を覆し「青年期」から「老境」まで描かれた珍しいキャラクターであり、大河ドラマとしての『ジョジョ』を象徴する人物です。

 第4部で過去の不倫が明らかになり、ショックを受けたファンも多いようですが、身体こそ老いても知略と勇気は変わらず、身を挺して「透明の赤ちゃん(後の静・ジョースター)」の命を救いました。飛行機に乗れば基本墜落という運の悪さを持ちながらも、身体に毒の指輪を埋め込まれても、火山口からぶっ飛ばされても、DIOに血を吸われても、毎回悪運と知恵で生き残っています。荒木先生の談によると、ジョセフは2011年設定の6部でも、90代を迎えながらまだまだご存命のようです。

●歴史の猛者たちのなかで生存!『キングダム』の尾平

 歴史大作マンガ『キングダム』(著:原泰久)もまた、主要キャラクターでも容赦のなく死んでいくマンガです。物語に貢献してくれた百戦錬磨の武将でも、戦いのなかで命を落とし、強者感満載で登場したキャラが短時間で退場することも珍しくありません。

 そんな『キングダム』のなかで、強さは並以下の飛信隊の最古参のひとり・尾平(びへい)は激戦のなかでずっと生き残っています。貧弱な体格に出っ歯でお調子者の彼は、信に対する信頼だけは隊随一。ともに信を守り、戦死した尾到の遺志も引き継ぎ戦う人気キャラです。

 血で血を洗う戦場でもムードメーカーとして愛されており、彼がピンチのときは武芸に秀でた達人たちが助けにきてくれます。みんなが死んでほしくないキャラだから、ずっと生き残れているのかもしれません。

※ここから先の記事にはアニメ化が控える『チェンソーマン』のネタバレが含まれます。未読の方はご了承のうえお読みください。

■弱くても生き残るムードメーカーたち

●それでも彼女は生き残る…!『チェーンソーマン』の東山コベニちゃん

 令和の人気問題作『チェーンソーマン』(著:藤本タツキ)では、キャラクターの生死の行方は熱心な読者でもなかなか予想がつかなかったことでしょう。「驚きの連続」だった同作ですが、なかでも特異4課の新米デビルハンター・東山コベニちゃんの活躍ぶりには良い意味で裏切られました。

 不幸な人生を歩んできて常に何かに怯えているような様子の彼女ですが、その身体能力は公安随一。恐怖のあまり気が動顛してしまうこともしばしばありましたが、愛車が大破しようが、なんど殺されかけようが、第1部においてはなんだかんだ「生存」しています。それも、ほぼ無傷で。終盤で見せた「ダンス」シーンも印象的です。

 彼女の運の強さは何か意味があるのか、それとも単なる「コベニちゃんらしさ」なのかは目下のところ不明です。22年初夏に連載開始が発表された2部でどのような活躍を見せるか、今から楽しみです。

●こいつもまた「不死身」なのか? 『ゴールデンカムイ』の白石

『ゴールデンカムイ』(著:野田サトル)に登場するキャラは「不死身の杉元」の異名を持つ主人公・杉元佐一を始め、狂気を人皮で包んだような人物ばかりです。みんな戦闘でも精神力、身体能力で化け物じみています。

 一方、脱獄王・白石由竹は身体能力こそ秀でているものの、戦闘能力はさほど……というか公式ファンブックでも最低ランク扱いされています。そんな白石は、持ち前の「愛され力」で危機を脱してきた面もありますが、それ以上に彼を助けたのは自身の「逃亡スキル」でしょう。「勝つ」より「生き残る」ことに重きをおくのが、白石という男なのです。用意周到に体に仕込んだサバイバルグッズも、何度も本人や杉元たちを救っています。現在佳境を迎えている同作、愛されキャラの白石にはぜひ最後まで生き残ってほしいものです。

 今回取り上げた4名に共通するのは、「ムードメーカー」であるという点です。そのキャラが死んでしまうと、作品全体が陰鬱になってしまうキャラと言えますね。決して物語上の都合だけでなく、前述の尾平のように周囲が「死んでほしくない」と思わせるキャラであれば、当然ながら作中において助けられる必然性が増します。つまり、私たち読者も、登場人物も、みんなが生きて欲しいと思っているから、彼らは生き残っているのかもしれません。

(片野)

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