1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

『タイムボカン 王道復古』BS12で放映 歴代「三悪」が大集合のギャグバトル!

マグミクス / 2022年4月3日 8時10分

『タイムボカン 王道復古』BS12で放映 歴代「三悪」が大集合のギャグバトル!

■タツノコプロの人気キャラが続々登場

「や~っておしまい!」
「アラホラサッサ~」

 ドロンジョ(CV:小原乃梨子)、ボヤッキー(CV:八奈見乗児)、トンズラー(CV:たてかべ和也)といえば、タツノコプロ制作のTVアニメ『ヤッターマン』の「三悪」としておなじみです。楽しげに悪事を働く「三悪」に、子供の頃に夢中になっていたファンは多いのではないでしょうか。

 そんな「三悪」たちが主人公となって大活躍するのが、オリジナルビデオアニメ『タイムボカン 王道復古』です。タツノコプロ創立30周年を記念して、1992年から1993年にかけて全2巻がリリースされました。

 2022年4月3日(日)の夜9時25分~、4月10日(日)の夜9時25分~に、『タイムボカン 王道復古』Vol.1&Vol.2が2週にわたって、BS12でオンエアされます。「タイムボカン」シリーズのみならず、タツノコプロの人気キャラが続々と登場する『タイムボカン 王道復古』の見どころを紹介します。

■主役の座をかけて闘う歴代「三悪」たち

 製作:九里一平、メインキャラクター:天野喜孝、メインメカ:大河原邦男、監修:笹川ひろし……。2022年で創立50周年を迎えたタツノコプロですが、その歴史を築いてきたレジェンドクリエイターたちの名前が、『タイムボカン 王道復古』にはずらりとクレジットされています。まさに、スタッフ&キャストのオールスター作品だと言えるでしょう。

 4月3日に放送されるVol.1「チキチキウゴウゴ・ホゲホゲマシーン猛レース」には、1975年にフジテレビ系で放送が始まった『タイムボカン』からシリーズ最終作となった1983年の『イタダキマン』まで、シリーズ全7作の「三悪」たちが総出演。Vol.2の主役の座をかけて、妨害し放題の壮絶メカレースを繰り広げます。

 ところが、シリーズ第2作『ヤッターマン』に登場したドロンボー一味だけは、ボヤッキーの姿がありません。ドロンジョとトンズラーのふたりだけでレースに挑みます。実はボヤッキーはTV放映終了後に結婚し、国分寺でそば屋を開いていたのです。奥さんとの幸せな家庭を守ろうとするボヤッキーですが、レースの開始と同時に心のなかは激しく揺れ動くのでした。

 小原さん、八奈見さん、たてかべさんは、それぞれ歴代「三悪」を演じ、全編出ずっぱりです。また、「タイムボカン」シリーズの大ファンという「ザ・クロマニヨンズ」の甲本ヒロトさんが写真と声でカメオ出演しているなど、著名なクリエイターたちが特別参加しているのも本作の特徴です。一瞬も目が離せない、お祭り感たっぷりな内容となっています。

■『ガッチャマン』らが登場するセルフパロディ

アニメの「三悪」声優も出演していた、実写映画『ヤッターマン』DVD(バップ)

 4月10日放送のVol.2「タツノッコン王国で同窓会だコロン」は、さらにド派手な展開です。Vol.1のレースに優勝したチームは、タツノッコン王国にある「トグロストン」を見つけることを、ドクロベエならぬトグロベエ(CV:滝口順平)から命じられます。

 タツノッコン王国で待っていたのは、タツノコプロの第1作『宇宙エース』に、世界的な大ヒット作となった『マッハGoGoGo』、さらには『科学忍者隊ガッチャマン』『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』』『宇宙の騎士テッカマン』まで! タツノコプロの人気キャラ総出演に、往年のファンは胸に熱いものがこみ上げてくるのではないでしょうか。

 人気キャラと伝説のスタッフ陣を贅沢に使いながら、物語は「タイムボカン」シリーズのフォーマットに従った「お約束」の展開となっています。今回、BS12は夜9時25分からの放送にしています。「ポロリ」などのお色気サービスがあることを配慮してのことだと思われます。BS12の編成担当者、ナイス判断です。

■アドリブから生まれた「スカポンタン!」

 歴代「三悪」を8年間にわたって演じてきた小原さん、八奈見さん、たてかべさんの掛け合いの面白さが、「タイムボカン」シリーズの欠かせない魅力でした。3人はとても仲が良く、アドリブで次々とギャグを膨らませていったそうです。3人の掛け合いシーンは、シリーズ途中からは脚本が白紙状態だったことも知られています。

 そんな3人のアドリブから生まれたボヤッキーの「ポチッとな」や、ドロンジョの「スカポンタン!」は、『ヤッターマン』の世界だけでなく一般社会にも浸透し、今でもついつい口にしてしまいがちです。

 ちなみにドロンジョのモデルとなったのは、1950年代〜60年代に映画界で人気を博したミレーヌ・ドモンジョだそうです。実写映画『ヤッターマン』(2009年)でドロンジョを演じた深田恭子さんと同様に、セクシーかつチャーミングな美人女優です。フランス映画『黙って抱いて』(1958年)や『悲しみよこんにちは』(1958年)などで憎めない悪い女を演じています。

 美人で、セクシーなのに、妙に人間くさい一面も持っている。そんなギャップのある女性に、キュンとしてしまう人は多いのではないでしょうか。子供の頃、「タイムボカン」シリーズにどっぷりハマっていた影響があるのかもしれません。

(長野辰次)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください