1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

『キングダム』のかませ犬になった個性豊かな武将3選 髪型の割にあっさり負けた哀しき男も

マグミクス / 2022年4月11日 19時10分

『キングダム』のかませ犬になった個性豊かな武将3選 髪型の割にあっさり負けた哀しき男も

■キャラ濃すぎなのにあっさりと負けてしまった武将たち

 古代中国を舞台にした歴史バトルマンガ『キングダム』には、物語を盛り上げるために、「かませ犬」として登場した武将が多数存在します。今回は負け役になった、個性豊かな武将たちを紹介します。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

※キャラや固有名詞の常用外漢字の部分はカタカナ表記にさせていただきます。

●王騎に瞬殺された「破壊の渉孟」

 まず紹介したいのは、趙国将軍・渉孟(しょうもう)です。馬陽の戦いで登場した渉孟は、「破壊の渉孟」と呼ばれるほどの武に秀でた猛将です。しかし、その勇ましさとは裏腹に、頭頂部だけ残した髪を三つ編みにした髪形、太りすぎて首に埋まったあごという個性的な見た目をしています。渉孟は、この個性的な見た目から、鱗坊(りんぼう)ら秦軍の武将から「豚」と呼ばれ挑発されています。

 王騎軍の軍長から「強さは底が知れない」と言われるほどの戦いを見せた渉孟は、山中に誘い込んだ王騎を迎え撃ちます。しかし、いざ王騎の前に立った渉孟は、その迫力に圧倒され、矛を振るうこともできずに倒されました。

 王騎に打ち取られる寸前に彼が発した「あ」という短い声からは、自分が「かませ犬」だったことに気付いたかのような、何とも言えない哀しみを感じました。

●偽りの大将軍? 救国の英雄・劇辛

 続いては、燕の英雄・劇辛(げきしん)です。かつて、金目当てで祖国・趙から燕に移った俗物ですが、そのまま趙に残っていれば三大天になれたとも言われる才人です。「劇辛」と言う名前によく似合う、眉毛、目尻、口角が吊り上がった燃えるような容姿をしています。

 燕と趙の戦いで登場した劇辛は、ホウ煖(けん)と一騎討ちを行います。これまで「武神を名乗る求道者」を何人も倒してきたという劇辛は、自信満々で武神を名乗るホウ煖と打ち合いました。しかし、劇辛はホウ煖が片手で振り下ろす矛を押し返せず、そのまま斬られてしまうのです。

 燕では英雄と呼ばれている劇辛ですが、ホウ煖からは「偽物」と断じられていました。金のために祖国を捨てた彼には、ホウ煖が求める「想いを背負って戦う大将軍の力」が宿っていなかったことが分かります。死ぬ直前まで自分が「本物」だと思い込んでいた劇辛には、哀れみを感じました。

■独特すぎる髪形が忘れられない!大国・楚の将軍!

●常軌を逸した髪形 大国楚の将軍・臨武君

 秦を滅ぼすために結成された他国連合・合従軍に、汗明(かんめい)率いる楚軍の将軍として参戦した臨武君(りんぶくん)。彼の最大の特徴は「髪形」です。毛髪のない頭頂部、角のようにピンと立った横髪、首筋まで伸びた後ろ髪という髪形は、秦軍の武将から「常軌を逸した髪形」と言われるほど独創的です。

 臨武君の武力は突出しており、秦に侵入した際には足止めに来た騰(とう)軍の第五軍長を一撃で葬っています。そして、楚軍の第一陣を務めた函谷関攻防戦では、騰軍の第一軍長を圧倒し大将の騰を引っ張り出しました。

 騰との戦いのなかで力の差を感じた臨武君は、苦し紛れに「時代が同じなら王騎を打っていた」と叫びます。しかし、王騎の元副官である騰から、冷静に「お前にそんな器はない」と言われ、討ち取られました。

 臨武君は、渉孟や劇辛ほどあっさりとは負けてはいません。しかし、相手を侮らず、淡々と勝負を決めた騰との器の大きさの違いが強調された戦いでした。

 すぐに退場してしまったとしても、見た目や負け方が特徴的なキャラクターは印象に残ります。今後も『キングダム』を物語を盛り上げてくれる、個性的な「かませ犬」の登場に期待します。

(SU_BU)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください