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『ゴールデンカムイ』の変態だけどどこか可愛いキャラ6選 軍人も犯罪者もクセ強すぎ

マグミクス / 2022年4月12日 17時10分

『ゴールデンカムイ』の変態だけどどこか可愛いキャラ6選 軍人も犯罪者もクセ強すぎ

■鶴見中尉が好きすぎてラクガキを刺青に

 明治時代の北海道を舞台に、隠されたアイヌの金塊を巡るバトルを描いた人気マンガ『ゴールデンカムイ』(著:野田サトル)が、「週刊ヤングジャンプ」2022年4月28日発売号にて最終回を迎えると発表されました。また、7日から28日まで、Webサイト「となりのヤングジャンプ」、アプリ「ヤンジャン!」にて全話無料配信も行われています。

 そんな『ゴールデンカムイ』の人気の要因のひとつには、クセが強すぎて記憶に残るさまざまな「変態」たちの存在があります。今回は、軍人から犯罪者まで、とんでもない行動を取りながらも、なんだかかわいらしさもあった6人を紹介します。

●刺青の囚人のひとりで、殺されたがりの殺人鬼・辺見和雄

 アイヌの金塊の隠し場所を示す地図の刺青が彫られた、網走刑務所の24人の囚人のひとり・辺見和雄。礼儀正しく柔和な見た目をした彼は、全国で100人以上を殺害したと言われている殺人鬼で、その動機は常軌を逸しています。幼少期にイノシシに食い殺された弟の目が光を徐々に失っていく光景を思い出すと殺人衝動が湧いてしまう……という辺見は、自分も弟のように誰かに殺されたいと願っていました。

 そして、辺見は主人公の「不死身の杉元」と出会い、杉元の「人殺しのニオイ」と優しさに惚れこんで、「この人に殺されたい」と願うようになるのです。自分が目当ての刺青囚人だとバラそうか迷ったり、粕玉を包丁で切る杉元を見て自分の首が切られるのを想像してたかぶってしまったりする場面は、ド変態ながらも目がキラキラしていてかわいく思えてしまいます。

 杉元が追手を瞬時に殺すのを見て、「あ……きれい」とうっとりするシーンは、ヒロイン感すらありました。最終的に自身の想像をはるかに上回る、すごい死に方をする場面も大きな見どころです。

●有能すぎる変態・帝国陸軍第七師団の宇佐美時重上等兵

日露戦争の激戦をくぐり抜けた猛者集団、帝国陸軍第七師団の上等兵・宇佐美時重も相当な変態です。新潟生まれで第七師団を率いる鶴見中尉とは同郷の彼は、子供の頃から鶴見に心酔しています。幼少期のエピソードも強烈です。

 例えば、鶴見が罰として宇佐美のトレードマークの頬のほくろにラクガキをして棒人間の形にすると、なんと彼はそのラクガキを刺青にしてしまうのでした。しかしただの忠犬キャラではなく、鶴見の人心掌握のための策には気づいており、その上で惚れ込んでいる点もどうかしています。その曇りのない瞳が不気味ながらも、純真さもたたえている「怖かわいい」キャラです。

 武力、知力に優れながら変態な宇佐美の最大の見せ場は、札幌で起きた「連続娼婦殺害事件」の捜査です。変態ゆえに変態の気持ちがわかる彼は犯行現場に残された精子を嗅ぎながら冴えた推理を見せ、その後遭遇した犯人と異常すぎるバトルを繰り広げました。

●純真な異常者の剥製職人・江渡貝弥作

 こちらも鶴見中尉にベタ惚れで、彼の計画に協力したのが、表向きは夕張で剥製(はくせい)職人をしている江渡貝弥作(えどがい・やさく)です。ぱっと見はイケメンの好青年ですが、自宅では実の母を含む複数の人間の剥製と暮らしていて、脳内で会話もしている異常者。人間の死体を剥製や手袋などの道具に加工する確かな技術を鶴見に褒められ、自分を受け入れてくれる彼のために「偽の刺青人皮」を作ることになります。

 彼が作った「え? そんなところに顔が? 手足が?」と思ってしまう「人間が原材料の衣服」の「ファッションショー」は、原作でもアニメでも屈指の狂気あふれるエピソードとなりました。江渡貝という名前や住んでいる家、飾られた剥製、母との歪んだ関係性はアメリカを代表する実在の殺人鬼エド・ゲインや、そのゲインを題材にした名作映画『サイコ』がモデルと思われますが、異常さに美青年の純真なかわいらしさも加わっており、唯一無二の強烈な印象を残しています。鶴見中尉の呼び方にちなんで、ファンからも「江渡貝くぅぅん」と呼ばれる愛されキャラです。

■本懐を遂げた支遁先生

●双子の片割れの復讐に燃える変態・二階堂浩平一等卒

 宇佐美ほどの異常者ではないものの、ビジュアルの変態度は上回っているのが第七師団の二階堂です。もともとは双子の片割れ・洋平と行動をともにしていましたが、杉元に洋平を殺され、復讐の鬼となります。戦闘の過程、拷問で両耳を失い、切られた耳たぶを洋平に見立てて話しかけるなど、だんだんと異常な行動が目立つようになりました。また、戦いを繰り返すたびに欠損部位が増え、有坂中将に銃が仕込まれた義足やお箸が出てくる義手をつけてもらうなど、どんどん人間離れしていきます。

「江渡貝くぅぅん」と出会ってからは、人皮で作ったヘッドギアを着用し、口元につけられた右耳に話しかけるようになりました。真っ黒な瞳とゴツイ顔の作りをしていますが、喋り方や行動が幼児のようになっており、奇怪な行動のなかに不思議なかわいさもある男です。

●自称「動物博士」の変態紳士・姉畑支遁先生

 髪型は個性的ですが、インテリ風で比較的普通の見た目をしている姉畑支遁(あねはた・しとん)は、出番は短いもののマンガ史に残るであろう超ド変態行為を行っています。

 刺青囚人のひとりで、自称「動物学者」の彼は、たしかに豊富な知識を持っており、自然を愛する気持ちにも、偽りはありません。しかし、支遁先生の真の目的は愛する動植物たちと、「ウコチャヌプコロ(プとロは小文字表記)」することでした。そして、行為後に賢者モードになると、「こんなことッ あってはいけないッ!」と、「ウコチャヌプコロ」した動物を惨殺、木もズタズタにしてしまうのです。

 そんな支遁先生は「醜い自分とこの世界が一つになる」ことを夢見て、ヒグマとの「ウコチャヌプコロ」を目指し、凄まじい執念を発揮。大けがを負いながらも、ついに目的を達成します。杉元はそれをみて「やりやがった!」と絶叫、クールな尾形もドン引きしていました。その後、本懐を遂げた状態のまま死亡し、強烈な印象を残しています。決して許されないことをした男ですが、彼のキラキラした目や小さい体で必死に頑張る姿はなぜか嫌いになれない輝きを放っています。

●純真な戦闘狂でいい人・岩息舞治

 こちらも24人の刺青囚人のひとり、岩息舞治(がんそく・まいはる)は筋骨隆々の体を持ちながらも、少女マンガみたいなつぶらな瞳に丸メガネ姿をしており、内面もピュアです。杉元たちが樺太に渡った際に出会い、賭けスチェンカ(集団で殴り合う競技)で本当にうれしそうに殴り合いをしています。

 暴力を最も素晴らしいコミュニケーションと思っていて、殴られると興奮するという点は確かに変態ですが、錯乱した杉元が凶器を使おうとするとドン引きするなど、ある程度常識人でもありました。アシリパ(リは小文字)がさらわれたことで、自分を責めている杉元を慰める優しさも持ち合わせています。ちなみに公式ファンブックによると、岩息がメガネを外しながら「はあッ☆」とほほ笑む場面は、作者の野田先生が一番気に入っているギャグシーンとのことです。

(マグミクス編集部)

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