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新ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』原作の再現度に「リアル」「気持ち悪さが増してた」

マグミクス / 2022年4月16日 15時10分

新ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』原作の再現度に「リアル」「気持ち悪さが増してた」

■原作再現度の高さにファンからも驚きの声!

 マンガアプリ「サイコミ」で連載中のマンガ(著:をのひなお)を実写化したドラマ、『明日、私は誰かのカノジョ』(通称:明日カノ)。2022年4月12日(火)より放送開始され、SNSには「原作の再現度が高すぎる」と驚きの声が多く見られました。

『明日カノ』はさまざまな悩みやコンプレックスを抱える女性キャラクターたちの生き方や心情がときに生々しく描かれ、そのリアルさが人気の理由のひとつにもなっています。今回の記事では、そんな『明日カノ』の実写化に対するファンの声や主なストーリーを紹介します。

●衣装からメイクまで、原作に寄せた出演者たち

『明日カノ』の実写ドラマ化が発表された際、SNSでは喜びの声とともに、「キャストでガッカリしたくない」「再現できるの?」といった反応も少なくありませんでした。しかし、キャストが原作キャラクターの雰囲気をもとに衣装やメイクにこだわったビジュアルが解禁されると、「原作そのまま!」「思ってたよりいい」と不安が払拭されたファンのツイートも多く見られました。

 また、衣装やメイク以外でもキャラクターに寄せたキャストも。美を追求するあまり整形を繰り返すキャラクター「彩」を演じる宇垣美里さんは「内面はもちろんですが、見た目も原作ファンの皆さんの期待を裏切らないよう鋭意研究中です」というコメントにもある通り、髪をバッサリ切っています。

そんな2次元のキャラクターにビジュアルを寄せるキャスト陣、制作スタッフの「本気度」に、実写化に不安を感じていた原作ファンも納得したといえるでしょう。

●主要キャラも勢ぞろいした、『明日カノ』第1話

『明日カノ』の物語は、5人の主要キャラクターが章ごとに主人公となって進んでいきます。ドラマ第1話にわずかな時間でありながらも全員がそれぞれ登場するという演出も、原作ファンにはうれしいサプライズでした。

 ドラマ第1話は、大学に通いながら、「レンタル彼女」としてお金を稼ぐ「雪(演:吉川愛)」が主人公です。

 雪は壮絶な幼少期に負った傷跡を隠しながら、依頼相手が望む「彼女」を演じていました。ある日、雪はレンタル彼女の仕事をきっかけに知り合った新卒の会社員・壮太(演:楽駆)と偽物の恋人を演じながらも交流を深めていくこととなります。やがて雪は壮太から「この仕事をして他の男に会うのが耐えられない」と告げられますが、誰にも頼れない環境にいる自分と、恵まれた環境で育った壮太との間に埋められない溝があることを再認識するのでした。

「壮太の気持ち悪さが原作より倍増してた」「小物類の描写が細かい」「絵と違って動きがあるとよりリアル」といった感想ツイートからも、『明日カノ』の世界観を崩さずにそのまま実写へと落とし込んだ作品だと視聴者に十分に伝わっていることがうかがえます。

■共感する女性続出! リアルすぎるキャラクター造形

ドラマ第2話の主役は、孤独を紛らわすために男と関係を持つリナ 著:をのひなお『明日、私は誰かのカノジョ』第2巻(小学館)

●人気の高いエピソード「ホスト編」の実写化にも期待が寄せられている

『明日カノ』は章が変わることで、物語の雰囲気もがらりと変わります。なかでも特に人気の高い「ホスト編」は、見た目に劣等感を抱える「萌(演:箭内夢菜)」が、ホストクラブに貢ぐ「ゆあ(演:齊藤なぎさ)」との出会いによって大きな転機を迎えるエピソードです。

 作者であるをのひなお先生は執筆にあたり取材を行っており、作中でのリアルな描写に共感する読者も続出。「ホスト編」の舞台となるホストクラブは実在する場所があるほか、ゆあのキャラクター造形もホストクラブに通いつめる女性の特徴をとらえているといわれています。

 女性を中心にファンを獲得し続ける『明日カノ』。再現度の高い実写ドラマをきっかけに原作マンガを読んでみてはいかがでしょうか。

(田中泉)

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