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今から『プリキュア』を追うならまず見てほしい 熱心なファンが選んだシリーズ3作

マグミクス / 2022年4月17日 8時40分

今から『プリキュア』を追うならまず見てほしい 熱心なファンが選んだシリーズ3作

■間もなく『デリシャスパーティ プリキュア』が放送再開!

「アニメで長期シリーズとなっている作品は、人気なのはわかるけどどこから入ったらいいかわからない」……そんな人も多いのではないでしょうか? 今回は最新作『デリシャスパーティ プリキュア』の放送が4月17日に再開する「プリキュア」シリーズをどういう順に観るべきか、有識者に聞いてみました。

 答えてくれたのは、すべての「プリキュア」シリーズ作品を丹念に見続けている40代のとある男性(以下、「Aさん」)。「『女の子が変身して戦う』という『プリキュア』の基本的な話は、作品に触れていなくても多くの人がご存知でしょう。しかし、それだけでなく多面的な魅力があるのが、『プリキュア』です。今回はそのなかから、ある一面を知るための作品を選びました」と語る彼は、「定番ながらエモい『敵と仲よくなる』という展開(「光落ち」とも言う)を軸に、シリーズの変遷を把握する」という基準で、3作品を紹介してくれました。

●1作目『ふたりはプリキュア Splash☆Star』(2006~2007年放送)

『ふたりはプリキュア Splash☆Star』ビジュアル (C)ABC・東映アニメーション

 シリーズ第3作となる『ふたりはプリキュア Splash☆Star』は、日向咲と美翔舞というふたりの女子中学生が主人公。ふたりはプリキュアに変身し、全世界を司る世界樹とそれを支える7つの泉を取り戻すため、アクダイカーンが支配する滅びの国・ダークフォールという勢力と戦います。

 本作にはアクダイカーンによって生み出された、満と薫という敵キャラクターが登場します。このふたりは中盤で改心し、一度は封印されるものの終盤に復活して、悩みながらも咲や舞と協力しダークフォールに立ち向かいました。

 Aさん「満と薫は味方にはなりますが、プリキュアには変身しないんですよ。そのため『フレッシュプリキュア!』以前の『光落ち』はこういうものだった、というのを把握するために観ておきたい作品です。そもそもバディものとしての『プリキュア』の最終作だし、今も続く振りつけのあるエンディングの走りでもありますし、観ておく価値は十分あります」

●2作目『フレッシュプリキュア!』(2009~2010年放送)

『フレッシュプリキュア!』ビジュアル (C)ABC・東映アニメーション

 中学2年生の桃園ラブが幼なじみの美希や祈里と一緒にプリキュアに変身し、全世界の支配と統制を目論む管理国家・ラビリンスの面々と戦う『フレッシュプリキュア!』。本作ではラビリンスの幹部であるイースが、ラブとの交流や激闘を経て改心します。ラビリンスの謀略によって一度は寿命が尽きてしまうものの、キュアパッションとして転生し、敵幹部から初のプリキュアが誕生しました。

 Aさん「『フレッシュプリキュア!』はプロデューサーが変わったためか、いろんな新しいことに挑戦した作品です。キャラクターの等身が上がったり、妙に生々しい話があったり、エンディングにCGを取り入れたり……そのなかでも敵の幹部が仲間になるのかどうかという中盤の展開は一番刺激的で、あの毎週の盛り上がりようは決して忘れられません」

■珠玉の3作品の後に見るべき「プリキュア」シリーズは?

●3作目『キラキラ☆プリキュアアラモード』(2017~2018年放送)

『キラキラ☆プリキュアアラモード』ビジュアル (C)ABC-A・東映アニメーション

 スイーツが大好きな中学生の宇佐美いちかが、伝説のパティシエ・プリキュアに変身して「キラキラル」というエネルギーが宿るスイーツを守るために戦う『キラキラ☆プリキュアアラモード』。シリーズの代名詞である肉弾戦を封印するというチャレンジをした同作では、闇の存在であるノワールのしもべ・ビブリーという少女が、これまでノワールに騙されていたことを知った末にプリキュアたちと和解します。

 Aさん「『フレッシュプリキュア!』以降もプリキュアたちはいろんな敵と仲良くなってきましたが、ビブリーは改心したり善人になったりするわけでもなく、仲間になるんです(笑)特に変身したりすることもなく、少し感じの悪い女の子のままみんなが集まってる店で働くことになる。多様性の受容……とまで言うと言い過ぎかもしれませんが、ここまで来たかという感慨がありました。あと『プリアラ』は今のところプリキュアが歴代最多で、最終的には7人で戦うんです。そのエスカレートぶりも面白い作品でした」

●その後に観るべき作品は…?

 最後に、Aさんにこの3作品を観たあとに観るべき作品について聞いてみました。

 Aさん「今回紹介したのはあくまで『プリキュア』シリーズの魅力の一端を知るための並びであって、3作品も観れば自分がどういう点に惹かれるかわかってくるでしょう。だからその琴線に触れそうな作品を探すため、その後は自由に、気になった作品を観てもらえればいいと思います。そもそも、大体どの作品を観ても楽しいですし(笑)映画もあって、今回紹介した3作品が単独で出ているものを始め、面白いものも多いですよ。ただ個人的には現行シリーズの『デリシャスパーティ プリキュア』は追ってほしいですね。コロナの影響で毎年春に公開されていた映画が22年からなくなりましたが、その分、そこに盛り込まれることの多かった主人公たちと異世界から来た者の絆の深まりを本編でじっくり描かれそうだと予感しています。そうした作品ごとの変化をリアルタイムで感じることも、長く続く『プリキュア』を観ることの醍醐味でしょうから」

 

(はるのおと)

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