新作スマホゲーム『エヌ・イノセンス』を先行プレイ コンボ攻撃の爽快感がヤミツキに!
マグミクス / 2022年4月19日 18時20分
■神話をモチーフにしたロードムービー風ストーリー
2022年4月20日(水)にアソビモから配信開始予定のスマートフォン用アクションRPG『N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)』を先行プレイさせてもらう機会に恵まれましたので、プレイレポートをお届けします。
物語の舞台は、地球とは異なる異空間「スキーム」。そこに迷い込んでしまった主人公(名前はプレイヤーが設定)は、ネイと名乗る少女に突然命を狙われ、ネイと似た雰囲気を持つ少女・ニアに窮地を救われます。
ニアによれば、主人公はスキームが内包する無数の世界で運命に介入し、改変する力を持つといいます。ニアはその力に希望を見出して主人公を「変革者(アルター)」と呼び、ネイは主人公を「情報異常体(アノマリー)」と呼んで危険視しています。
筆者はネイの「それぞれの世界で生きる者の運命を、別の世界の者が勝手に変えていいはずがない」という言い分にも理があると感じ、骨太なストーリーが楽しめそうだ……と感じました(命を狙われるのはたまったものではありませんが)。
スキームに存在するさまざまな世界は、実在する神話がモチーフとなっており、メインクエスト(ストーリー)は主人公とニアたちが章ごとに異なる世界を訪れるロードムービー風の構成になっています。
メインクエスト第1章は北欧神話がモチーフ (C)Asobimo, Inc.
第1章のモチーフは北欧神話で、竜殺しの英雄ジークフリートやアース神族の主神オーディン、その子である雷神トールとロキ、ワーグナーの歌劇『ニーベルングの指輪』で知られる9人のヴァルキュリアなどが登場。独自の解釈による物語が展開します。続く第2章で訪れる世界は日本神話がモチーフとなっており、今後もさまざまな神話を題材としたストーリーが楽しめそうです。
また、各世界では「エネミー」と呼ばれる存在が跋扈(ばっこ)する異変が発生しています。主人公は戦う力を持たない代わりに上述したような神や英雄に類する存在を召喚する力を得ており、召喚された「アバター」たちがニアとともにエネミーとの戦いを担います。
ニアやアバターの強化手段はレベルの上昇、スキルの強化、能力を上昇させる「神装」の装着など、さまざまなアプローチが用意されています。強化周りはオーソドックスにまとまっており、プレイするうちに自然と覚えられるでしょう。
■30ヒット、40ヒットのコンボもお手のもの!
複数のキャラをスイッチ(交代)させながらつなげるコンボの楽しさが大きな魅力 (C)Asobimo, Inc.
本作のバトルの最大の魅力は、画面を連続でタップするだけで格闘ゲームのようなコンボ(連続攻撃)を決められる爽快感です。操作するアバターが少し敵から離れていても、タップするだけで自動的に間合いを詰めて攻撃を開始してくれます。
攻撃を繰り返して敵の「BP」ゲージが最大までたまった状態でさらに攻撃を当てると、敵が「バースト」して大きく吹き飛びます。ここが、さらなるコンボを決めるチャンス! 敵がバーストしたときに画面左下のアバターアイコンをタップすれば、操作キャラを交代しつつコンボを継続する「コンボスイッチ」が発生します。
その後もさらにタップし続け、コンボとスイッチを併用すれば複数のアバターによる20ヒット、30ヒットという、華麗なコンボを簡単に決められます。バーストした敵が空中に浮きあがったときも、コンボスイッチを行えば後続のアバターが敵の高さに合わせて出てきてくれるので、格闘ゲームにありがちな「特定の攻撃をキャンセルしてジャンプし……」というような難しい操作は一切ありません。
また、アバターは画面左下のアイコンを上にスライドすると発動する「神威(しんい)」と、画面を長押しして放すと発動する「ユニーク・アーツ」をそれぞれ持っています。神威とユニーク・アーツの効果はアバターによって異なり、それがバトルにさらなるアクセントを生み出してくれます。
今回プレイした範囲では、ゲーム開始時に必ず加入するニアと、レア度が星1で入手しやすいアメノタヂカラオのユニーク・アーツが特に使いやすいと感じました。ニアのユニーク・アーツ「ベラドンナ」は、画面を長押しすると武器を体の前で回転させて敵から受けるダメージを半減するガード状態に移行。指を離すと攻撃するので、基本操作にガードがない本作では攻撃の起点や切り返し手段として重宝します。
アメノタヂカラオのユニーク・アーツ「破邪顕正・厄苦祓い(はじゃけんせい・やくばらい)」は、初期実装アバターのなかでは唯一のつかみ攻撃(投げ技)です。敵は序盤からでもこちらの攻撃をそれなりにガードしてきますが、つかみ攻撃であれば防がれることなくダメージを与えられます。また、アメノタヂカラオはコンボでもパワフルな動きが多く、格闘ゲームで特に使いこなすのが難しい「投げキャラ」をシンプルな操作で楽しめるのも、大きな魅力だと感じました。
パーティ編成時に画面右端のサポートキャラをドラッグして左の3人の誰かと入れ替えれば、バトルで操作可能になる (C)Asobimo, Inc.
さらに特筆すべきなのが、バトルに挑む際に他のプレイヤーのアバターを借りられるサポート機能です。これ自体はスマートフォンゲームでよく見られる一般的な機能ですが、本作はバトル開始前のパーティ編成画面でレンタルしたアバターをメインパーティに組み込めば、それらを直接操作できます。
格闘ゲームさながらのコンボを簡単に決められる爽快感がウリのアクションゲームであるだけに、未所持のアバターを気軽に操作できる楽しさは、RPG調のバトルが展開するゲームより大きいと感じました。アバターごとに手触りが大きく異なるので、能力を強化するための訓練用クエストなども常に新鮮な気持ちで楽しめました。
※アソビモによるスマートフォン用3D格闘アクションRPG『N-INNOCENCE-(エヌ・イノセンス)』は2022年4月20日よりiOS/Android両対応で配信開始予定です。
(蚩尤)
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