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エグい!残虐!そこまでやる?『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨のゾッとする殺りくシーン5選

マグミクス / 2022年4月25日 19時20分

エグい!残虐!そこまでやる?『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨のゾッとする殺りくシーン5選

■無惨は自分が一番大切だから、どこまでも残酷で非情になれる

『鬼滅の刃』に登場する鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)は、平安時代から1000年以上も生き延びてきた「鬼の始祖」です。人を人とも思わぬ振る舞いばかりか、鬼に対してもひどい仕打ちで、けっして「仲間」扱いはしません。大正コソコソ噂話では、「人間的感性の持ち合わせがなく、共感能力が極めて低い」と言われるほどです。

 今回は、そんな非情な無惨のエグくて、残虐で、ひどすぎる殺戮シーンをご紹介します。

●偶然すれ違った浅草の3人組を殺す無惨

 普段、人間にまぎれて生活している無惨。浅草では成人男性の姿をして、妻と娘と一緒にいましたが、鼻のきく炭治郎に鬼であることを見破られてしまいます。そして、炭治郎が付けていた耳飾りに、かつて自分を追い詰めたひとりの鬼狩りを思い出し、胸がザワつくのでした。

 超絶俺様キャラな無惨にしてみれば、その時点で、かなりイラついていたのでしょう。その後、家族と別れて裏路地に入り、酔っ払いたちとぶつかって絡まれた無惨は、恐ろしい本性を現します。初めこそ紳士的に接していましたが、長髪の男の「今にも死にそうじゃねぇか」という言葉にキレて、一撃で殺害。さらにその巨漢の兄を空高く蹴り上げて殺してしまうのです。残った女性は歯の根が合わないほど怯えるところ、無惨は指を彼女のおでこに刺し、その血を大量に与え続けました。人間である彼女の体は無惨の血による「変貌の速度」に耐えきれず、細胞が壊れドロドロの肉塊となり絶叫する女性……。耳飾りをつけた炭治郎に出会ったイライラをぶつけて、罪のない人間をいとも簡単に殺す無惨の残酷さ、非情さを思い知らされます。

●朱紗丸(すさまる)を十二鬼月と騙し、あっさり始末する無惨

 浅草で炭治郎らを襲った刺客、毬を使って攻撃する鬼・朱紗丸(すさまる)と手の平に目のある鬼・矢琶羽(やはば)は、無惨直属の配下でした。そして、禰豆子と戦っていた朱紗丸は、鬼でありながら無惨に復讐を誓う珠世の「白日の魔香」にかかり、「鬼舞辻様」と無惨の名前を口にしてしまいます。

 無惨は、自分の名前や情報を漏らした鬼を許しません。朱紗丸が「鬼舞辻」という名前を口にしたことによって無惨の「呪い」が発動。口と腹から生えた巨大な腕によって、朱紗丸の体は跡形もないほどに破壊されてしまったのでした。

 本当は違うのに十二鬼月だとおだてられ、戦わされて、最後は無惨の呪いで惨殺された朱紗丸。炭治郎は、そんな無惨の冷酷きわまりない所業を見て、「鬼舞辻 あの男は自分を慕う者にすら、この仕打ち 本物の鬼だ」と怒り、朱紗丸に同情するのでした。

●下弦の弐、参、肆、陸を「パワハラ会議」で始末する無惨

 無惨は自分の血を人間に与えることで鬼を作り出し、鬼たちの頂点に君臨しています。前述の朱紗丸への所業でも分かるように、自分の配下である鬼に対しても無惨は冷酷で非情、独善的、高圧的です。自らの意志に沿わない者は許しません。

 そんな無惨のひどさが遺憾なく発揮されたのが、ファンの間で「パワハラ会議」と呼ばれる下弦の鬼たちを集めた会議です。

 那田蜘蛛山(なたぐもやま)の戦いで、下弦の伍、・累(るい)が倒されたことに腹を立てた無惨は、残りの下弦の鬼たちを集めます。そして揚げ足取りでしかないような理不尽な叱責を繰り返したり、相手の心を読んで混乱させていたぶったりしながら、その場にいた下弦の弐、参、肆、陸を無慈悲に惨殺するのでした。

 下弦の鬼たちを痛めつけている無惨は激怒しているようにも見えますが、その実、心のなかではニンマリほくそ笑んでいたかもしれません。サディスティックすぎる言葉や行動のひとつひとつに、ゾッとさせられます。

※ここから先の記事では、物語の核心に触れないよう留意していますが、まだアニメ化されていない原作マンガの内容についての記載があります。未読の方はご了承のうえお読みください。

■自分を救おうとしていた医師のことも……

●優しい養母とメイドも用済みならすぐに殺す無惨

「パワハラ会議」後の無惨は少年に擬態し、資産家の養子として登場します。養父母は聡明な少年である彼をとても気に入っており、自宅に招いた客人にも事業の跡継ぎにするつもりだと嬉しそうに語っています。

 しかし、無惨にとっては、日中の隠れ場所と太陽を克服する薬を作る場所を確保するためには、資産家の息子である方が都合が良いというだけです。養父母への愛情や感謝などは当然ありません。

 そんな無惨の冷淡さが現れたのが、「刀鍛冶の里編」での戦いののちに、彼が「待ち望んだ情報」を知った時でした。喜びと興奮が隠せない無惨は、メイドをともなってにこやかに部屋を訪れた養母の頭を「パガッ」と一瞬でつぶします。それでも興奮は冷めやらず、青年に姿を変え、叫んで逃げようとしたメイドの上半身も「グシャッ」と無慈悲につぶしました。長年の夢に近づいた無惨は、もはや不要となった隠れ家の人間たちを殺すことには、一瞬の迷いやためらいすら感じてはいなかったでしょう。

●人間時代に世話になった医師も殺していた無惨

 平安時代、病弱な人間だった無惨を鬼にしたのは、「善良な医師」でした。「二十歳になる前に死ぬ」と言われていた無惨でしたが、その医師の開発した薬によって不完全ながらも強靭な肉体を手に入れたのです。

 しかし、その医師は薬の効果が出る前に殺されています。原作マンガでは、病状が改善しないことに腹を立てた無惨が医師を殺害したと語られ、大ナタで後ろから頭をかち割られ、血の海に突っ伏す医師の姿が描かれています。無惨は鬼になる前から、冷酷で短気、情け容赦ない性格だったようです。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記

(山田晃子)

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