30周年『星のカービィ』忘れられないトラウマ3選 ファンシー世界が恐怖に包まれる!
マグミクス / 2022年4月27日 6時10分
■かわいさだけじゃない! ユーザーにトラウマを植え付けた『星のカービィ』
任天堂が誇る「ピンク色の食いしん坊」こと「星のカービィ」(以下、カービィ)シリーズは、2022年4月27日で記念すべき30回目の誕生日を迎えました。
同シリーズはゲームボーイ用のアクションゲームとして産声を上げると、ハードの垣根を越えながら2022年までに計35作品(スピンオフ含む)を展開。そのファンシーな世界観やゲーム初心者でも楽しめる遊びやすさで支持を集め、二次元コンテンツ(アニメ・マンガ)のメディアミックス作品のみならず、コラボカフェをはじめとする専門店も誕生しました。
ゲームキャラクター屈指の愛くるしさで女性ユーザーからの人気も高い「カービィ」ですが、一方でユーザーに衝撃を与えたトラウマシーンの多さでも知られています。今回は過去に発売された「カービィ」シリーズのうち、リアルタイム世代を驚かせたトラウマ要素を筆者の独断で3つご紹介します。
●「裏の顔」が怖すぎる敵キャラクター
「カービィ」シリーズは一般的なアクションゲーム作品と同様、ステージ攻略を阻むように多種多様な敵キャラクターが登場します。鉄球からトゲが生えた「ゴルドー」、公式で「ザコ中のザコ」と称された二足歩行の生き物「ワドルディ」など、いずれも個性豊かに描かれているのが特徴です。
そのなかでも初見プレイのユーザーを特に驚かせたのが、こちらの行動次第で態度がガラッと変わる「豹変キャラクター」です。笑顔の裏に狂気をはらんでいる……といった具合に、一部の敵キャラクターはカービィが近づく(攻撃する)と顔色を変え、執拗に追跡しながらカービィの命を狙ってきます。
大口から鋭い牙をのぞかせて襲い来る「スカーフィ」や、目をつり上げてカービィの周囲を飛び交う「トゥーフェイス」はその代表格。こうした豹変キャラクターは第一作目から継続的に登場しており、「カービィ」シリーズを代表する演出として強い存在感を放っています。
●カービィの世界を恐怖で包み込んだ「ゼロ」
カービィはシリーズ作品を通して実にさまざまな悪役と対決していますが、スーパーファミコン用ソフト『星のカービィ3』のラスボス「ゼロ」はとりわけ異質。それでいて、表現しようのない不気味さをかもし出していました。
カービィたちが住まう惑星「ポップスター」を乗っ取るべく、ゼロは「ダークマター」と呼ばれる手下を従えて悪事の限りを尽くします。その見た目は真っ白な球体に赤い目玉という奇妙なもので、裂けた身体から赤い物体を発射してカービィを攻撃。またラスボスとあって耐久力も高く、100発近い攻撃を叩き込んでも倒れない耐久力を備えていました。
通常状態でも不気味なゼロですが、特筆すべきは第2形態への移行シーン。カービィがある程度ダメージを与えると、眼球のような胴体に異常が発生。中央部が放射状に裂けていき、真っ赤な目玉が勢いよく飛び出します。シリーズ全タイトルを含めても、ゼロは5本の指に入る衝撃的なボスと言えるでしょう。
●データがとにかく消えやすい『スーパーデラックス』
「カービィ」シリーズが抱えるトラウマは何も敵キャラやラスボスだけに留まりません。ゲーム内容から外へ目を向けると、「セーブデータの消えやすさ」も立派なトラウマシーンに数えることができます。
問題となったタイトルは、1995年リリースのスーパーファミコン用ソフト『星のカービィ スーパーデラックス』(以下、スーパーデラックス)。同作は大小異なる多数のゲームからなっており、プレイヤーの攻略に応じてセーブデータに進行度(パーセント表記)が記載されるシステムを採用していました。
しかし、スーパーファミコンのカセットが接触不良を起こすと、問答無用でユーザーのセーブデータは消失。カセットを故意に抜き差しせずとも、「ハード本体に足をぶつける」、「調整目的でハードの置き場所を少しずらす」といった場合でもデータが消えることがあり、ロード画面で現れる「0%・0%・0%」という表示に多くのユーザーが涙をのむことになりました。
とは言え『スーパーデラックス』はオムニバス形式ということもあってか、各ゲームのボリュームも比較的短く、手順を踏めば周回プレイがしやすかったのも事実でした。時間をかけた努力の結晶が消え去っていくのは確かに悲惨ですが、「データは消えたけど最初からもう一度遊べる」、「タイムアタック感覚でイチからチャレンジできる」とポジティブにとらえたユーザーも意外と多かったのではないでしょうか。
(龍田優貴)
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