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まるでギャルゲー? 『Zガンダム』の「思わせぶりヒロイン」3選

マグミクス / 2022年4月29日 15時10分

まるでギャルゲー? 『Zガンダム』の「思わせぶりヒロイン」3選

■幼なじみ、頼りになるお姉さん、さらに年上の妹も!?

 物語に欠かせないヒロインの存在。『機動戦士Zガンダム』では、カミーユに好意を抱く女性が多数登場します。彼女たちとカミーユのやり取りは、さながら「ギャルゲー」のよう。本稿では、同アニメのヒロインのなかでもカミーユと距離が近かった女性を紹介します。

●正ヒロインとの呼び声も高い? カミーユの幼なじみファ・ユイリィ

 ファ・ユィリィは第1話「黒いガンダム」から登場するカミーユの幼なじみ。カミーユの知り合いという理由から軍に追われ、彼と同じ「エゥーゴ」に所属することになります。

 共同生活を送ることになったカミーユとファは急接近。カミーユがファの部屋を訪れ、不可抗力で着替えをのぞいてしまうというギャルゲー顔負けのイベントも発生します。着替えをのぞかれたファは、カミーユに平手打ち。この他にもふたりは、まさにお約束というようなやり取りを繰り広げていきました。

 何かとカミーユを気にかけてきたファですが、カミーユが他の女性にうつつを抜かすため、TVシリーズでは報われず……。話の結末が大きく変わった劇場版『機動戦士Zガンダム A New Translation』にて、ようやくカミーユと結ばれました。この背景を踏まえると、ファは『機動戦士Zガンダム』の正ヒロインといえるかもしれません。

■カミーユは年上がお好き?

包容力抜群? 物憂げな表情を見せるエマ・シーン。画像は『機動戦士Zガンダム Define』第5巻(著:北爪宏幸、原案:矢立肇、富野由悠季/KADOKAWA)

●厳しくも優しいエマ・シーン! マンガ版では思春期殺しの禁じ手も…

 ファが幼なじみポジションなら、エマ・シーンはお姉さんポジション。包容力にあふれる女性ですが、軍人家庭で育ったため規則に厳しく「エゥーゴ」の規則を破ったカミーユに平手打ちをするなど厳しい一面もありました。

 作中では、カミーユがエマに母性を求める一幕も。両親を亡くしたカミーユがエマに話を聞いてもらおうと彼女の部屋を訪れます。しかしエマは軍の世界で生きねばならないカミーユのことを思い、あえて「慰めてもらいたいだけならば無駄よ。あなたと私は恋人でもなんでもないんだから」と拒絶。しかしその後もカミーユと交流を深めていき、最後は戦いのなかで心が折れそうになっている彼を鼓舞します。まさに、頼れるお姉さんといった存在でしょう。

 マンガ版『機動戦士Zガンダム Define』では、カミーユにかなり思わせぶりな態度を取っているのも魅力のひとつ。エマの胸に顔を埋めるカミーユに「硬くなっているわよ」とささやき、彼の下半身に手を伸ばすというギャルゲーのヒロインも驚愕な行動を取っていました。

●歳上なのに妹? カミーユを慕うロザミア・バダム

 ロザミア・バダムはカミーユの妹であるという記憶を植え付けられたカミーユよりも年上の女性。ギャルゲーには欠かせない妹ポジションです。見た目からしてカミーユよりも年上なのですが、彼を兄と慕い自身のことを「ロザミィ」と呼ばせます。

 カミーユを兄と思っているためか、そのスキンシップはかなり濃密。カミーユもまんざらではない表情を浮かべていました。しかし、ロザミアは敵対する組織に所属する人間。最後はカミーユではなく、偽りの記憶のなかにある、存在しない兄を求めて散っていきました。

 今回取り上げたヒロインの他にも、『機動戦士Zガンダム』には魅力的な女性が多数登場します。かなりの割合で命を落としてしまうため、その点は人を選ぶかもしれませんが……。「鬱展開なギャルゲー」が好きな人は、ヒロインに注目することでひと味違った楽しみ方ができるかもしれません。

(ハララ書房)

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